"世界の石油はあと30年でなくなるから代替エネルギー産業に投資すべきだ"、などという投資話は、50年以上前から良く出現してきました。
この例のように、あまりに長期的な将来予想に基づいて投資をすると往々にして失敗する事が多いものです。

失敗のパターン・理由は、以下の2つが多いと思われます。

(1)予想は30年先であり、それが実現するには30年(早めにやって来るとして10年?)待たなければならないですが、それまでには景気や政策、税制などで株価は想像以上に乱高下します。多くの場合、思いの外下落した時に、(しかも、たった6ヶ月しか経過してないのに)、自信が無くなって買値以下で売ってしまいます。

(2)30年先の予想が、詳細な調査ではなく、ひょんな事からの思いつきや、新聞・雑誌・TVからの影響・ひらめき・思い込み・勘違いに過ぎず、別の機会に違った意見を聞いたり、見たりして、自信が無くなって、変な時(たいていは安い時)に売ってしまいます。

まあ、劇的な事はそんなに起こらないですから、、、、