今週のアメリカは、住宅リセッションの深刻化とエネルギー価格の高騰にノック・アウトされた。
1週間で▼3%という下げ幅は大きいと思う。


アメリカの景気は、秋〜来年にかけて回復するという期待が縮小して、「減税効果がなくなれば心もとない状況に戻ってしまう」という心配が市場を支配した。
その結果、長期金利(右図)は上がらなくなってしまった。


モンサント(MON)は相当戻って、短期の達成感もでていた。

グーグル(GOOG)は、やはり「ヤフー買収断念 検索エンジンモデルの終焉」で書いたことがジワジワ効いてきているように思う。


マイクロソフトの下げは、相場全体の下げの影響が大きいとは思うが、ゲイツ後の迷走を示唆しているような気がしてならない。


短期マーケットは、落ち着いてきた。

気にすべきは、金融危機ではなく、景気だという認識が広がっていると思う。