「あまりにも過去の事は、現在には当てはまらない、役に立たない」と考える人もいるだろう。

21世紀の3カ月リターンを、日本・香港・アメリカで計算(現地通貨ベース)してみよう。
まずは日経平均だ。

21世紀の3市場の株価推移は下記のような状態だ

21世紀日中米_20110507

2000年1月1日=100
2010年12月31日、日経平均:50、アメリカSP500:98、香港ハンセン指数:153

日経平均は、半値になった

毎年の動きはどうだったのか?
前年末=100とした毎年の動きは下のようになる。

11年間で
上がった年 : 5回
下がった年 : 5回
ほとんど横バイ : 1回(2010年、それでも▼3%)

修正版21世紀の日経平均_20010507_1

グラフで見る限り、上昇と下落は拮抗しているが、11年間で日経平均が半値になっているのは・・・
(1)最初の3年間、2000年、2001年、2002年と、3年連続の下落でスタートした
(2)▼50%の後に、+50%上がっても、元の値段には戻らない
という算数の世界の厳しい現実
( 12000円=>▼50%:6000円=>+50%:9000円 )
、、、という事が原因だ

データを掲載しておこう
修正版21世紀の日経平均_20010507_2

上の11年間のグラフを見るとグチャグチャだ。
それでも単純に、3カ月リターンを計算して、単純平均すると、、、、

目も当てられない悲惨なグラフが完成する。
こんな市場に投資するのは悲しく感じる
21世紀の日経平均_20110507_2

念のためにデータを掲載します
21世紀の日経平均_20110507_3

< 過去記事 > 
(1)あなたは何月に株を買う? (1) 日本、香港、アメリカの3カ月リターン
(2)あなたは何月に株を買う? (2) 日本、香港、アメリカの12カ月リターン