SNSは発展途上だ。
facebookも毎週のようにシステムに変更が加えられている。
だから、「SNSは+*+*であるべし」は誤りで、「色んなSNSがあります」が正解だと思う。

2011年のSNSの多様化は「バーチャル」に偏り過ぎていたネット社会が、実社会に近づいて行くプロセスだと思っている。

昨年から、SNSに関して貪欲に情報を収集し、参加して、SNSの発展を実感しながら投資アイディアに生かそうと感えている。
2011年9月時点で、「SNSって、こんな姿になってきた」という現状を絵に描いてみた。
( 来年は通用しない絵かも知れないが・・・ )

(1)ビジネス用途と、プライベート用途という軸がある。
(2)実名と、匿名という軸がある。
(3)情報発信目的(主として企業、ビジネス用途)、情報交換目的(コミュニケーション・ツール)、という軸がある。


SNS



SNSになって改善した事がある。
言葉の暴力を取り締まる仕組みが充実してきたことだ。

リアル世界では、暴言・暴力は非難され、追求され、罰せられ、排除される。
ネット世界では、暴言を書きこんでも逃げられる。ISPに依頼して暴言者を排除する事などほとんど不可能だ。

だから様々な問題を引き起こした。
小学生がいじめ書き込みによって自殺する事件もあった。

facebookに代表されるSNSは、そのような言葉の暴力の排除の仕組みを実装した。
しかも、自分の主宰するサークルに「Aさんを仲間に入る/入れない」の決定権が備わった。

この点は、狼藉者が何時でも勝手に乱入して炎上騒ぎが起こるブログとは完全に異なる。
(ブログは、page-viewを稼ぐために、乱入防止システムを意図的に導入しなったように思う)


入れてもらえない&排除される・・・この程度は、
実社会よりも厳しい

例えば、facebookで、誰かをブロックすると、ブロックされた相手は、
(1)入れない
(2)連絡もできない、意見も言えない、何も伝えられない
という状態になる。
 
 一旦ブロックされると、ブロックした相手に謝罪・説明・誤解説明のメッセージも送れなくなる。
リアル社会だと「ごめんなさい」が言えるが、SNSではブロックされると「完全島流し」になる。
「ブロックした相手が何か言っている」ということは表示されるが、内容は表示されないので、「防音されたガラスの部屋で誰かがワメイテいる」感じになる。 

リアルな社会では、社会的に何らかの不満を持ったグループを対象としたガス抜きメディアが存在しており、書店にも並んでいる。
一般人の目に触れるので、「あー、こういう事も起こってるのだ。困ったことだな、かわいそうだな、嫌な事だな・・」などと、事の存在を知ることができる。
知ることが思いやりにつながり、社会の分裂を防止する。 

完全排除システムを実装したSNSでは、ブロック機能を使うことにより、嫌な事を目にしない快適な環境が出現する。
目にしないので、不満層や弱者を黙殺することができる。
黙殺は、思いやりの喪失となって、社会が分裂する。

実社会は、ある程度は、分裂している。
経済的、歴史的な身分的なレベルによる階層社会とも言える。 

ネット社会は、SNSの出現により、急速に実社会に接近している。
それは、ネット社会が階層社会化している事を意味する。 

あなたの住むネット世界と、私の住むネット世界は違うのです。
これがマジョリティになりつつある。 

誰に聞いたか忘れたが・・・
ガキ大将がパーティに乱入して、仲間内のパーティを台無しにする。ガキ大将は、注目されたい、認知されたい、自分はダメかもしれないけど、のけ者にされたくない、仲間に入れてほしいと思っている。しかし、一般人は異質な彼を受け入れない。その極端な帰結が、引きこもりや無差別殺人になる。

ネット社会が階層化、、しかもブロック機能を使うことにより、嫌な事を目にしない快適な環境を伴った階層化が進んだ場合・・・・不満層・弱者を極端に黙殺し、社会が分裂し、、、、そして、どこかで爆発が起こる。
爆発は、リアルな暴力(秋葉原の無差別殺人)だ。


別の側面もある。
ソーシャル・ゲームの隆盛は、「道徳心が不要、暴言を吐いてもネットの中で仕事や生活に影響しない」というバーチャル世界特有の非現実性に支えられている。
(参考:Social Gameが流行るのは「道徳心が捨てられる」から
 
しかし、中には、非現実社会の性癖を、リアル社会に持ち込む「精神の未発達な幼稚」な人間もいる。
彼らの増殖が何を引き起こすか?
まだ判定不能だ。

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目次 : Web2.0第二フェイズ:Google VS Facebook
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