工作機械の大手優良企業、オークマの受注データを頂戴した。
工作機械は、製造業の能力の先行指標だ。
工作機械を沢山購入する企業、国、地域は、モノづくり大国に向かう。
昭和40年代、ホンダはキャッシュフローに余裕ができると「海外の優秀な工作機械を購入した」と日本産業史に書いてあった。
日本の工作機械産業は、昭和40年代に産業としてTake-Offした。
最初は模倣、それを工夫して改良、その後日本の製造業とともに発展して世界一の地位に到達した。
しかし、円高を機に、日本の製造業は海外に工場を増やした。
アジアの製造業も大きく飛躍している。
その結果が、オークマの受注実績に如実に反映している。
2006年〜2007年の内外需のバランスと、2010年以降のバランスは明らかに別世界になっている。
花木社長も、海外が70%になると言っていた。
製造業のcapacityが、日本が+30%、海外が+70%というペースでマザー・マシーンを購入していく。
海外の増加の中心はアジアだ。
今年の貿易収支の赤字は、3.11要因の短期的な現象だと証券会社は声をそろえて合唱している。
オークマのデータを見ていると、モノの生産に関する限り、海外の生産高>日本の生産高というトレンドが強まると推定される。
貿易収支は変動幅が大きいので2012年に黒字になるかもしれない。
しかし、根本的な生産工場の能力が、海外>日本というトレンドが継続するなら、赤字傾向が強まるのではないだろうか?
かつて、貿易収支が赤字化して、1年程度経過したら、為替が下落すると教えられた。
2012年の3月以降の円が安くなる可能性は高まりつつあると感じている。
コメントは、こちらへ
工作機械は、製造業の能力の先行指標だ。
工作機械を沢山購入する企業、国、地域は、モノづくり大国に向かう。
昭和40年代、ホンダはキャッシュフローに余裕ができると「海外の優秀な工作機械を購入した」と日本産業史に書いてあった。
日本の工作機械産業は、昭和40年代に産業としてTake-Offした。
最初は模倣、それを工夫して改良、その後日本の製造業とともに発展して世界一の地位に到達した。
しかし、円高を機に、日本の製造業は海外に工場を増やした。
アジアの製造業も大きく飛躍している。
その結果が、オークマの受注実績に如実に反映している。
2006年〜2007年の内外需のバランスと、2010年以降のバランスは明らかに別世界になっている。
花木社長も、海外が70%になると言っていた。
製造業のcapacityが、日本が+30%、海外が+70%というペースでマザー・マシーンを購入していく。
海外の増加の中心はアジアだ。
今年の貿易収支の赤字は、3.11要因の短期的な現象だと証券会社は声をそろえて合唱している。
オークマのデータを見ていると、モノの生産に関する限り、海外の生産高>日本の生産高というトレンドが強まると推定される。
貿易収支は変動幅が大きいので2012年に黒字になるかもしれない。
しかし、根本的な生産工場の能力が、海外>日本というトレンドが継続するなら、赤字傾向が強まるのではないだろうか?
かつて、貿易収支が赤字化して、1年程度経過したら、為替が下落すると教えられた。
2012年の3月以降の円が安くなる可能性は高まりつつあると感じている。
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