昨日の続きです。

米国債券の発行が減少することは避けなければならない!
財政黒字を国債の償却に使ってはならない!
 
とグリーンスパンが叫んだのは、
国債が減ると、地球上からお金が減るからです。

正確には、お金と同じ働きをするものが減るからです。

1:を掘りだして、 得た紙幣(資金)で商品を買う。
2:紙幣を印刷して、その紙幣(資金)で商品を買う。
3:国債を発行して、得た紙幣(資金)で商品を買う。
4:銀行ローンで、得た紙幣(資金)で商品を買う。
5:ツケで商品を買う。
この5個は、商品を買う事が出来る「お金グループです。

細かい部分は捨象してズパリ言うと、・・・・
上記1、2、3、4、5のどれが減少しても、金融引き締めになって、景気が悪化します。
お金が減る=金融引き締めですから

年間の稼ぎを、国が税金としてピンハネし、国家支出に使います。
残りを、企業家計で分けあって、企業支出と家計消費に当てているのが、現代の経済です。

そして、現代のほぼ全部の国が、下図下段のように、
国家支出の財源の全てを税金で賄わず、国債発行で調達しています。

その結果、家計と企業は、意図せざる過剰消費&過剰支出をしていることになります。
この過剰部分で、資本主義国家は経済成長を謳歌してきました。

税金と国債

この状態が、常態化している時に、税金で国債を買い入れ償却すると、
(1)国債の減少=世の中のお金グループが減少・・・・金融引き締め効果で景気が悪化する
(2)国家全体の負債が減少(=レバレッジが低下)・・・・・ディ・レバレッジ効果で景気が悪化する
(3)家計と企業の 過剰消費&過剰支出 が縮小・・・・過剰の縮小効果で景気が悪化する
という、経済的には景気抑制効果が生じるのです。

なお、 5:のツケは、正確に書くと 、商品を買う時に、代金相当額のお金を融資してもらい、即商品と引き換えにお金を払う。。。。という行為をしていることになります。 

また、国債を発行しなければ、その金額が全て家計消費と企業支出になるから。。。という事は間違いです。
使われずに未稼働資産化する部分があります。

さらには、政府支出は、お金があるから無駄に支出している割合が相当多く存在します。
税金部分が多くなると、政府支出の無駄な割合が減少します。国債発行によって得た資金は乱暴に支出される政府の態度を助長しています。国債発行が減ると、緊縮経済の色彩が強まります。
緊縮=反浮かれ・・・・景気悪化要因です。


<参考>下記は、関連する過去記事です。
ちょっと真面目に、為替を考えてみる (5) 再開の前振り タヌキの木の葉 
ちょっと真面目に、為替を考えてみる (6) 為替レートは単なる交換比率、ではお金って?? 
償還されない国債は存在しない
目次 : ちょっと真面目に、為替を考えてみる

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もうチョイ、続きます、多分