説明会資料(=パワーポイントで造った紙芝居)には記載されず、決算短信(=証券取引所に提出する資料)の後ろの方にちょこっと小さな字で「*+*+から+*+に会計ルールを変更しました」と書いてある時がある。

これも十中八九、逃げ出すサインだ。

個人投資家は気付かない事が多い。
説明会資料に書かない場合が多いからだ。
でも、翌日の株価は大きく下がる
何故だろうと調べると、会計ルールの変更だ、、、というパターンになる。

何故、会計ルールの変更が、ダメ・サインか?

過去の事例を見れば、足元の業績不振を隠すための会計操作として、ルール変更が利用される事が多い。非合法では無いから、法律に違反していないので、当局からはオトガメ無し。

(1)費用として計上すべきモノを資産計上する。
収入−費用=利益、だから、費用が消えるので、利益が膨れ上がる
資産が増えるので、PBRが下がる=割安に表示される。

(2)未確定な契約を売り上げに計上する。
  収入−費用=利益、だから、収入が増えるので、利益が膨れ上がる

(3)将来の複数年にわたって分割計上する収入を、今期に計上する
   収入−費用=利益、だから、収入が増えるので、利益が膨れ上がる

上記3個は、常套手段として苦しい時の打ち出の小槌として使われる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なお、過去の不正がバレたので、会計ルールを適正化する時もある。 

「良くなるので売りは無し」と思う投資家もいるかもしれない。
しかし、これもダメ
もっと隠している事があるのではないか?
そういう疑念が投資家に蔓延する。
事実、悪い続報が出る事が散見される。
バレた悪事は氷山の一角、会社の体質、DNAがレッド・カードを食らったと考えるべきだ。

今回は反省しても、また悪い癖が出るかもしれない。
会社の体質、DNAは、そう簡単には変わらない
甘い誘惑は、苦しい努力に打ち勝ってしまうものだ。 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

また、会計ルールの変更が不正でない場合もある。
単に過去の会計手法が不適切なことに気づいて是正する場合がある。

残念ながら、投資家はパブロフの犬的に不正だと感じてしまう。 
だから、株価はオイテケボリを食らってしまう。

投資家は、・・・・・
1:何故、これまで不適切を放置してきたのだろう?
2:いずれにしても今回の変更で、業績が良く見えるようになるのだろう。ならば、悪意があるのと変わらない。
・・・・・と感じてしまうモノだ。

facebookコメント