松尾 和子さんの写真
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2月1日、、ふるさとの家であった「子どもの居場所のいま~『さとにきたらええやん』うら
ばなし」で、こどもの里 荘保共子さんのお話しを聞きにいきました。
いつも、チラチラと垣間見るだけで、まとまったお話しを聞いたのはたぶん初めて。

一番印象にのこったことは。
ひとしきりお話しされたあと、「みなさん、自立てどういうことやと思いますか?」と聞かれ、私も含めて満員の聴衆は「う~ん??」
荘保さん、「それはね、人に『助けて』と言えることです」と。
「ひとに迷惑かけへん、とか、一人でなんでもでける、とかとちゃうんです」と。...
これを聞いた時、「ああ、そういう考えの方なのか~」と心がフワっとなる思いでした。

「人に迷惑かけるな!」この考え方でどれだけ金縛り状態になっているか、日々思う。そのくせ、いちばんの迷惑の元みたいなことにはなんにも言わないこの社会!ぶつぶつ・・・(脱線)
「助けて」はほんま言いにくい。(言うけど・・・・大人の話とちゃうか💦)

たくさんのこと、たとえば虐待、貧困のことも話してくださいました、資料もたくさんいただきました。みんなつながっている話です。
そして、子どもの持っている「力」と荘保さんの在りようを話してくださいました。

荘保さんは、前日放送されたNHKの「こどもの里がやっている『こども夜まわり』のミニドキュメント」について話されました。「アナウンサーが、『夜回りの時、安全のために大人がついていきます』と言った」と怒ってはりました。「私がそんなこと言いましたかと抗議したんです。そんなこと言ったら、この辺は危ないとこなんですよ~と言いふらしてるようなもんじゃないですか。違います。なんで大人が一緒に行くのかと言えば、大人に子どもたちがどんなふうに“おっちゃん”らに声かけるか、どんな話してるか、見てほしいからです。大人はあんなふうには声かけれません!・・・・」こどもたちへの想いが溢れていました。

資料でいただいた、「釜ヶ崎のススメ」(洛北出版)の中の荘保さんの文章に、こどもたちと荘保さんの在りようが滲み出ています。引用します。

「この子たちがいるから日本は大丈夫」-荘保共子
一般的に「西成・釜ヶ崎」は恐い所らしい。しかし私は釜ヶ崎に来て40年。恐いと思ったことがない。ただ、西成警察を除いて。それどころか、こんな人間らしい街、こんな暖かい街は他地域には無いと思っている。そんな街に生きる子どもたちはと言えば、実に子どもらしい。実に澄んだ目をしている。その目の輝きに圧倒された。この子たちがいれば日本はまだ大丈夫と思った。

出会った子どもたちには、凄い「力」があった。感じる力、個性の力、人と繋がろうとする力、降りかかってきた問題を解決しようとする力、外からの抑圧を跳ね返してしまう力(レジリアンシー)、傷つけられた自分を慰め、癒す力、親を慕う力など。これが「子どものもつ力」、「生きる力」。
 この子たちの生活・生き様にはハングリーさがある。言い換えれば「心を使って」生きている。親がなんでもしてくれて「あなたは勉強だけしていればいいよ」ではなく、例えば、今晩の明日のご飯はどうしようとか、遠足のお弁当はどうしようとか、親を助けるためにどうやって金を作ろうとか、親や兄弟のために行きたい学校も我慢しようとか、親の病気を治し家族がまた一つ屋根の下に住むには何をすればいいのだとか、今晩も子どもらだけで寝るのかなとか、とにかく心を使い、動かして生きている。それが、子どもが持つ力を発揮させる原動力になっているのではないかと思う。ここには「家庭」はないけど「家族」がしっかりある。

 この釜の子どもたち中心に「子ども夜まわり」なるものを、1986年度から毎冬行っている。「火の用心」の夜まわりではない。道端で、ビルの軒下で野宿する人たちを訪問する夜まわりだ。道端で冷たくなっている人と出遭った。年間釜ヶ崎に500人もの行路死者がいるという。「一人の人も死なないで一緒に暖かい春を迎えたい」を合言葉に野宿せざるを得ない人の命を守るのが目的だ。行政代執行と称して野宿者を排除する大人。「勉強しなかったらあーなるよ」と言う学校の先生。「目を合わしたらダメよ」と言う親。「怠けもの、世の中の役立たず。死んでまえ」と野宿者を襲撃する同世代の子。野宿者に対する偏見と差別に、子どもらの力で抗する。夜まわりなんかしなくていい社会にしたいと、毛布・おにぎり・ポットの準備から学習会、夜まわりと、毎回8時間を超す活動をやってこなす。その力たるや「凄い!」の一言だ。子どもの権利の一つ「集会する権利を行使している」

 この夜まわり活動で、私たち大人が想像もしなかった「子どもの力」に出会った。野宿者への関わり方である。路上で寝ている人を見つけると、なんのためらいも無く「こんばんは。体大丈夫ですか?」と駆け寄り声をかける。「ありがとう。大丈夫やで。あんたらこそ風邪ひきなや」とおじさんたち。大人には到底できない業である。自分の関わり方を恥じた。
 子どもたちのこの自然な無垢な「人と繋がろうとする力」は、野宿者からの最高の褒め言葉「ありがとう」をいっぱい浴びて、傷ついた子どもたちの心にふつふつと他者へのいたわり・心配の心が息吹き、それが自分自身への愛しさと自信を息吹かせる。一方野宿者と言えば、寂しく怯えながらいる寝床に子どもらの訪問を受け、「これで明日もまた頑張れるわ」と生きる気力を取り戻す。子どもらの訪問を飴玉を用意して待っていたり、中にはこどもの里までわざわざぬいぐるみを持ってきたり、子どもらが勧めてくれたから相談に来たという人もいる。夜まわりでの子どもと野宿者との出会いは、お互いがエンパワメントされあう関係を生み出した。

 もう一点、読者に伝えたいすばらしい「子どもの力」がある。それは、親たちに生きる力を取り戻させる大きな力だ。言い換えれば「親を慕い、思う力」である。2002年2月放送のNHKスペシャル「こども 輝けいのち 第一集 父ちゃん母ちゃん生きるんや」を見ていただければ、その「力」に直に触れていただけることが出来る。

 生まれ落ちたこの地で与えられた・背負わされた人生を、自分のできるだけの「力」を振り絞って必死に生きるこのすばらしき子どもたち。時には、その重荷に耐えかねて、投げやりになったり、もがき苦しんだり、人にあたる事もある。でもそれも、生きるため。自分を守るため。生きたいため。傍らにいる私は生き方を常に問われている。そして、生き直しをさせてもらっている。この子たちの傍らにいて、いっしょに生きられていることを誇りに思う。「ありがとう」。
 この子たちがいるから日本は大丈夫。
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いっぱいの資料をいただいて、ぼつぼつと読んでいるところです。

荘保さん、反貧困ネットワークの皆さんに感謝です


            (ま)

今年初投稿 遅まきすぎるけど、今年もよろしくお願いします。

2月上旬撒くびら、おもて&うら

2017年2月上旬配布ビラ(おもて)001

                                                2017年2月上旬配布ビラ(うら)002
フクロウ年賀状


おかとんアラ還ほっとか連は、アラ還というのが憚られるようになって参りましたので、
2017年より、
「おかとん原発いらん宣言2011ほっとか連」に改名いたします。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

原発ー戦争ー死刑に反対し、世界市民として登場すべく精進して参りたいと思います。

(昨年、7月以降のことは、ボツボツと振り返りながらアップしていきたいと思っています~)

松尾
2017年2月上旬配布ビラ(うら)002

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