大川村の下剋上! ~日本一小さな村からの挑戦状~

離島を除いて日本一人口の少ない自治体・大川村で暮らす住民のブログです。大川村を盛り上げるための「下克上」を目指しています!日々の暮らし・農業・地域おこしのための活動などを取り上げます。

 こんばんは。高知県大川村の和田将之です。冷え込む日が増えてきた大川では先日、雪がチラチラと舞いました。今年は暖冬と言われていますが、ようやく本格的な寒さの到来です。タイヤもスタッドレスに変え、道路の凍結に備えています。昨冬の大川村は数十年に一度の寒さに見舞われましたが、今年は寒さ対策を万全にして冬を乗り越えたいです!


 私は寒いのが得意ではありませんが、野菜には冬を好むものもあります。大根、白菜、キャベツなどは今が旬の野菜です。我が家の畑でもスクスクと育っています。


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冬は雑草の成長が遅くなるため、草引きや草刈はほとんど必要がありません。夏場は雑草があっという間に伸びて、除草作業に一苦労です。特に他の仕事と農業を掛け持ちしていると、畑に行けない日も多々あります。数日ぶりに見に行くと雑草だらけだった…ということも稀ではありません。寒い季節は除草のプレッシャーから開放される時期でもあります。



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とは言え、日の出が遅く日暮れが早いので農作業に充てる時間も減ります。休みの日や出勤前など、すき間時間を有効利用することが必要です。野菜を作り始めて4年目になりますが、始めた頃よりも時間の使い方が上手になりました。育てる品種や量も多くなり、生産量も増えています。


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先日植えた小麦や玉ねぎも順調です。小麦は種を蒔いてから10日ほどで芽が出ました。玉ねぎも地面に定着し、青々とした葉が伸びています。前回は厳しい寒さで収穫量が少なかったため、今年は例年よりも多い1000苗以上を植えました。


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野菜が育つと獣害の心配も出てきます。大根はサルの大好物です。この前、まだ小さい大根が引き抜かれ、23口ほどかじられていました。網や柵をしていない箇所でしたので、対策を急がねばなりません。


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今のところ、ホームセンター等で販売しているサル除けネットが手軽で効果があります。重要なポイントは、しなりやすい細い竹を支柱に使うこと。しっかりした支柱だと、そこを足場に侵入されてしまうのです。農業歴60年以上の妻のおばあちゃんから教えてもらいました。ベテランの方の経験や知恵はとても勉強になります。


山間部での農業は難しさもありますが、収穫の喜びは殊更大きいものです。味も収量もレベルアップを目指し、これからもチャレンジを続けていきます!!


 こんばんは。高知県大川村の和田将之です。12月に入り、2018年も残り1ヶ月となりました。今年も新しいことにチャレンジした充実の一年でした。来年に向けて良いスタートを切れるよう、平成30年最後の日々も一生懸命頑張ります!


 年末年始はお餅が出回る時期ですが、少し早めのお餅つきを行いました!使用したのは、地元の子供たちや地域の皆さんと育てた大川村産のお米です。「地元のお米で餅つきが出来たら」と考え、昨年からうるち米ともち米の2種類を育てています。今年は稲穂が良く実り、米作りを始めた2年前とは雲泥の差と言えるほどの出来栄えでした。


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 餅つきと合わせて、「籾すり」「精米」の作業も行いました。米の周りについている殻を剥がし、糠(ぬか)や胚乳(はいにゅう)を取り除くことです。普段、私たちが食べている白米はこの行程を経ているのですが、実体験する機会はほとんどありません。子供たちが食について学ぶ貴重な場になると思い、一緒に作業をしてもらいました。


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 今回のイベント会場は和田家でした。精米機がある作業小屋、餅つきが出来る加工場があります。参加者は山村留学生や地元の子ども、協力隊メンバーなど20名ほどでしたが、全員が一度に体験できるほどのスペースはありません。そこでチームを2組に分け、「籾すり・精米」と「餅つき」を前半・後半の2回行い、全員が参加できるように工夫しました。



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 餅つきチームは妻とおばあちゃんにお任せし、私は籾すり・精米を担当しました。かつて稲作をしていた地域の方から譲り受けた精米機を使います。ところどころ錆び付いている古い機械ですが、まだまだ現役です。子供たちは滅多にみることがない精米に興味津々で、代わる代わるに作業に加わっていました。


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 餅つきは見に行けませんでしたが、妻から聞いた話では盛り上がっていたようです。イベントが終わった後にお餅を食べさせてもらいましたが、米の旨みと強い粘りが感じられるとても美味しい仕上がりでした。子供たちも喜んでくれたようで何よりです。


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 米作り3年目、農作業の流れが少しずつ板についてきています。慣れが生まれることで、子供たちや地域の方と一緒に取り組める活動が増えてきました。昨年までは11つの作業に必死で、日程を調整したり周囲と段取りをしたりという気持ちの余裕がほとんどありませんでした。これまでの失敗や反省が生かされ、今年は田植えや稲刈り以外にも関わってもらう機会が増えました。地道で一歩ずつですが、米作りを通じた地域の輪をこれからも広げていきます。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました!!

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 こんばんは。高知県大川村の和田将之です。皆さん、いつも本ブログを読んで下さりありがとうございます。今回はイベントや研修が重なり、ブログの更新が遅くなってしまいました。寒さが厳しくなってきましたが、先週から崩していた体調は回復傾向です。体調管理に努めながら、忙しい時期を乗り越えていきます!

 

 先日、小麦の種まきをしました。この小麦は妻の祖母が50年以上前から育て続けてきたもので、「農林37号」という品種だそうです。戦後の食料難の時代、山間部で米作りに不向きな大川村では代用する穀物が必要でした。そんな中、麺類やパンにも使えて村の気候でも育つ農林37号の生産が始まりました。その後、暮らしが豊かになりお米を買える時代になっても、手作り味噌に使用するためにコツコツ作り続けてきたのです。


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 小麦を蒔く前に発芽をさせる作業があります。芽が少し出た状態にすることで、土の中での成長を促進させるのです。殻付きのままの小麦をぬるま湯に一晩浸け、透明なビニール袋に入れて日光に当てます。すると12日ほどで発芽。その後、畑に撒いていきます。


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 畑ではあらかじめ堆肥や菜種油などの肥料を混ぜ込み、土作りをしておきました。数センチの溝を4050センチ間隔で掘り、そこに小麦をパラパラと撒きます。その上にふんわりと土を被せて完了です。収穫は来年の6月半ば頃になります。


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 私が小麦を作り始めてからは自家製ピザに使ったり、イベントで販売するお菓子に使ったりしていました。最近では村のえきのシェフが作った「400人クッキー」にも使用されています。


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 以前、農林37号について農林水産省に問い合わせたところ、他の地域で作っているケースを聞いたことがないとのことでした。古い品種ということもあり、資料やデータもほとんど残されてないそうです。大川村の農家が守り続けてきた、希少な小麦・農林37号。生育技術をおばあちゃんから学び、後世に伝えていきたいものです。


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