大川村の下剋上! ~元・日本一人口が少ない村の日々~

 離島を除いて日本一人口の少ない自治体・大川村で暮らす住民のブログです。大川村を盛り上げるための「下克上」を目指しています!日々の暮らし・農業・地域おこし活動などを取り上げます。  ご意見やご質問などございましたら、下記のFacebookページまでお気軽にお問合せください。よろしくお願いします(^▽^)  https://www.facebook.com/profile.php?id=100004246801307

芝桜

大川村さくら祭りが閉幕!! ~初の実行委員会で挑んだ400人の村の熱い8日間~

 こんばんは。高知県大川村の和田将之です。48日から始まったさくら祭りは、15日の芝ざくら祭りをもって無事に終了を迎えました。イベント期間中の集客は1527人、桜が開花してからのお客さんは1902人を記録。8日間あったとは言え、毎年1500人を集客する村最大のイベントの謝肉祭の数字を越えました。もちろん数が全てではありませんが、個人が始めた取り組みにこれほどの方が賛同して下さったことは大きな意義があると思います。


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 今年が5回目のさくら祭りですが、実行委員会を組織して臨んだ初めての祭りでした。今年の1月から「大川村さくら祭り実行委員会」が立ち上がりました。昨年まで準備・運営のほとんどを担っていたのは主催者の川上さんご夫婦です。半月ほど前から有志のボランティアスタッフが手伝いに入りますが、今後の継続のためには主体的に関わるメンバーを増やす必要がありました。


 さらに、昨年の5月に全国的なメディアが大川村議会の存続を危ぶむニュースを報道。「過疎高齢化」の面ばかりを強調する一部報道に違和感を覚える一方で、村の発展のためにはこれまで以上に将来を見据えた努力を続けなければと感じました。川上さんご夫婦が大川村を元気にするために始めたさくら祭り。これまではスタッフの一員として運営に携わることで満足していましたが、この祭りや地域にもっと貢献できることがあるのではと考えるようになりました。


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 そして、今年の1月―。「実行委員会を立ち上げ、力を合わせてさくら祭りをもっと良いイベントにしよう!」という呼びかけに、15名の仲間が賛同してくれました。村に来て数ヶ月の協力隊員、Uターンの地元の若者、県外の自然学校の職員…。情報発信が得意だったり、絵やデザインに長けていたり、多様で多才なメンバーが集いました。週に1度の定例会や週末を中心に準備を進め、48日のさくら祭りの当日を迎えたのでした。


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 8日、15日は地域住民や近隣地域からの応援、県内外の大学生のサポートもあり、大盛況のイベントになりました。お越しいただいた皆さん、ご協力くださった方々には本当に感謝です。お客さんからいただいた「花がとても綺麗ですね」「また来たいです」などのお言葉は、とても励みになりました。初めての実行委員会での運営は手探りで、反省点も数多くあります。近日中に実施予定の定例会で振り返りを行い、来年はより良いイベントになるように話し合う予定です。


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 さくら祭り実行委員会を通じて、地域に主体的に関わる姿勢が一層強くなりました。そして、地域を共に盛り上げていく仲間との絆が深まったのも大きな収穫です。村内外の皆さんと力を合わせて、これからも大川村さくら祭りを楽しく前向きに続けていきます!これからもよろしくお願いします!!



過去最多の来客で大賑わい!第5回大川村さくら祭り!!

 こんばんは。高知県大川村の和田将之です。昨日、48日に第5回大川村さくら祭りが盛大に行われました。前日準備の際は0度近くまで冷え込み、季節はずれの雪がチラつく悪天候でした。しかし、当日は気温が低かったものの晴天に恵まれ、絶好のお花見日和となりました。私はスタッフとして活動していたのであまり写真が撮れませんでしたが、数枚をご紹介させていただきます。


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 朝からたくさんのお客さんに来ていただき、集客数は過去最多を大きく上回る650人超に!クラウドファンディングで古民家の改修を行ったことで注目を集め、多くのメディアに取り上げてもらったことが大きな宣伝となりました。さくら祭りを通じて大川村に関心を持ち、足を運んでくれる方が増えたことはとても嬉しいことです。


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 イベントの中では改修が進む東屋の落成式や餅まき、地元のバンド演奏もありました。出店では、村特産のはちきん地鶏を使ったタンドリーチキンや手作りこんにゃく・豆腐の田楽、隣町のアメゴ飯などを販売。さらに、徳島ラーメンやクレープ、お好み焼きなどのお店も並びました。年々、出店のレパートリーも増えてきています。


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 運営はさくら祭り実行委員会と全国から集まった有志のボランティアスタッフが協力して実施しました。中には第1回から毎回来ていただいている方もいます。出身や年齢も様々なメンバーがさくら祭りを通じてチームとなり、絆を深めることができました。毎年新しい仲間が増えていくのも、さくら祭りの醍醐味の1つです。


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 過去最高の600名を越える集客は喜ばしいことですが、駐車場が足りないという課題が改めて浮き彫りになりました。どのような運営体制が良いのか、実行委員会やスタッフで考えていくことが必要です。来ていただいたお客さんのため、より良いイベントを目指して改善を進めていきます。


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 イベント初日は終わりましたが、大川村さくら祭りはまだ始まったばかりです。来週の日曜日、415日には第一回の芝ざくら祭りが行われます。桜は散りつつありますが、芝ざくらの見頃はこれからです。15日にも出店、演奏が行われますので、ぜひ大川村にお越し下さい!!

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大川村初のクラウドファンディングがスタート! ~さくら祭りに向けて古民家の改修!~

 こんばんは。高知県大川村の和田将之です。1月も半分が過ぎましたが、大川村は大寒波に見舞われています。先週の半ばから週末にかけて最低気温は氷点下を下回り、外のトイレの水道が凍結。土曜日には吹雪き、数センチの積雪も記録しました。厳しい寒さに、本格的な冬の訪れを感じます。


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 そんな中、大川村でとてもホットなプロジェクトがスタートしました!今年4月の大川村さくら祭りに向けて古民家を改修し、花見台を建設しようという企画です。その資金の一部をクラウドファンディングで募っています!ちなみに、大川村でクラウドファンディングを行うのは今回が初めてです。


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 さくら祭りは、大川村井野川に住んでいる川上さんご夫婦が自宅の裏山で2014年から始めました。「日本一人口の少ない大川村を盛り上げたい」との想いから、自宅の裏山を整備して桜の苗木を植樹。10年以上の年月をかけて、ご夫婦でコツコツと準備を続けてきました。年々お客さんが増え、昨年は村の人口400人を大きく上回る600人以上が来場しています。


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 観光客の増加は喜ばしいことですが、人が溢れて会場が手狭になるという課題が発生しました。その解決策として、会場内の古民家を改修して花見台を建て、お客さんがゆっくりと過ごせるスペース作りを目指しています。ただし、家の改築には多くの資金が必要です。そのためクラウドファンディングを行い、資金の一部を補いたいと考えています。


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 クラウドファンディングとは、アイディアやプロジェクトに対してインターネットを通じた資金集めをする手法です。返礼品のない寄付型という方法もありますが、今回は出資した方には返礼品が送られます。金額によって内容は変わりますが、大川村の特産の黒牛やはちきん地鶏、こだわりの地元の野菜やお米、田舎暮らし体験イベントへの招待券などなど…。様々な地元の産品を取り揃えています!


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 今や、さくら祭りは大川村の主要なイベントの一つです。私も、村に移住した年から関わらせてもらっています。祭りの準備や運営に加え、第3回さくら祭りでは私たち夫婦のサプライズ結婚式もしていただきました。たくさんの素敵な思い出や出会いの生まれる大川村さくら祭り。今年から実行委員会も発足しました。イベントのさらなる発展のため、是非とも東屋の改修を成功させたいと思います!


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インターネットが使えれば、クラウドファンディングに協力することが可能です。もちろんスマホでもできます!以下のURLからサイトに入ってください。

https://camp-fire.jp/projects/view/56857


昨年、村議会の報道で大川に対して暗いイメージを持たれた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、楽しい地域づくりを目指す前向きな取り組みもたくさんあります!400人の村民で力を合わせ、四国の山奥から明るいニュースをお届けします!川上さんのさくら祭りに是非ご協力ください!

【4月9日開催!】大川村さくら祭り ~移住者夫婦が始めた手作りイベント!~

 こんばんは。高知県大川村の和田将之です。ここ数日、大川村では冬に戻ったような寒さが続いています。雨もパラパラと降り、山の上には積雪も。東京や福岡では桜の開花宣言も行われたようですが、大川村に春が訪れるのはもう少し先のようです。


 さて、今回のテーマは49日に行われる「大川村さくら祭り」について。今年で4回目を迎えるさくら祭りは、移住者の川上さんご夫婦が主催しています。個人宅の裏山に400人を超えるお客さんが集まるビックリなイベントです。近隣の地域からも出店があり、美味しい料理や地元特産品の販売も行われます。


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 私もこれまで2回、参加させてもらいました。年々来客は増え、イベントの内容や会場の整備もグレードアップ。四国内はもちろん、関東や九州から来るお客さんもいます。日本一人口の少ない村が賑わう、一大イベントです。


 2014年から続くさくら祭りですが、その10年前から構想がありました。2004年に移住してきた川上さんご夫婦。大川村は妻の千代子さんの故郷で、親が体調を崩したことがUターンのきっかけだったといいます。その当時の大川村の人口は500人余り。過疎高齢化に加え、早明浦豪雨と呼ばれる大災害が発生。村の存続への不安が高まり、活気が失われていた時期でした。


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 「大川村を元気にしたい!人が集まる、楽しい地域を作りたい!」―。そう決意した川上さんご夫婦は、裏山の手入れを始めました。スギやヒノキなどの植林を伐採し、代わりに桜を植樹。切った木は製材し、手作りのログハウスを設置しました。桜の名所を自宅に作り、多くの人を集めたいと考えたからです。その後、道を整備や芝桜・菜の花などの手植えを行い、少しずつ準備を続けていきました。そのような地道な努力を積み重ね、イベントの開催を実現したのです。


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 私は第1回目のさくら祭りが終わった数日後に、緑のふるさと協力隊として大川村に赴任しました。知り合いもなく、地域に馴染めるか不安でいっぱいだった私を親身になって面倒を見てくれたのは川上さんご夫婦でした。熱心なサポートのおかげで活動は順調に進み、地域に定住する基礎を作ることが出来ました。移住者の大先輩であり、両親のような存在です。昨年のさくら祭りでは、私たち夫婦のサプライズ結婚式も企画してくれました。


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 今年の準備も進んでいます。夜間に桜をライトアップする提灯を作るワークショップを開いたり、看板作りを行ったりしています。本番まであと2週間。今週末も準備の手伝いに行く予定です。


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 大川村を元気にしようと始めた川上さんご夫婦の取り組み。地元の若者や移住者たちにも、その想いは広がっています。村外からも緑のふるさと協力隊の同期の佐竹くんが、所属している楽団を連れて演奏をしに来てくれます。今年も多くの出店が並ぶ予定ですので、食べ物もお楽しみに!みんなで力を合わせて、今年も良いイベントを作っていきたいです。毎年参加されている方も、まだ参加したことのない方も、ぜひさくら祭りにお越し下さい!お待ちしています(*^_^*)

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