こんばんは。高知県大川村の和田将之です。4月8日から始まったさくら祭りは、15日の芝ざくら祭りをもって無事に終了を迎えました。イベント期間中の集客は1527人、桜が開花してからのお客さんは1902人を記録。8日間あったとは言え、毎年1500人を集客する村最大のイベントの謝肉祭の数字を越えました。もちろん数が全てではありませんが、個人が始めた取り組みにこれほどの方が賛同して下さったことは大きな意義があると思います。
今年が5回目のさくら祭りですが、実行委員会を組織して臨んだ初めての祭りでした。今年の1月から「大川村さくら祭り実行委員会」が立ち上がりました。昨年まで準備・運営のほとんどを担っていたのは主催者の川上さんご夫婦です。半月ほど前から有志のボランティアスタッフが手伝いに入りますが、今後の継続のためには主体的に関わるメンバーを増やす必要がありました。
さらに、昨年の5月に全国的なメディアが大川村議会の存続を危ぶむニュースを報道。「過疎高齢化」の面ばかりを強調する一部報道に違和感を覚える一方で、村の発展のためにはこれまで以上に将来を見据えた努力を続けなければと感じました。川上さんご夫婦が大川村を元気にするために始めたさくら祭り。これまではスタッフの一員として運営に携わることで満足していましたが、この祭りや地域にもっと貢献できることがあるのではと考えるようになりました。
そして、今年の1月―。「実行委員会を立ち上げ、力を合わせてさくら祭りをもっと良いイベントにしよう!」という呼びかけに、15名の仲間が賛同してくれました。村に来て数ヶ月の協力隊員、Uターンの地元の若者、県外の自然学校の職員…。情報発信が得意だったり、絵やデザインに長けていたり、多様で多才なメンバーが集いました。週に1度の定例会や週末を中心に準備を進め、4月8日のさくら祭りの当日を迎えたのでした。
8日、15日は地域住民や近隣地域からの応援、県内外の大学生のサポートもあり、大盛況のイベントになりました。お越しいただいた皆さん、ご協力くださった方々には本当に感謝です。お客さんからいただいた「花がとても綺麗ですね」「また来たいです」などのお言葉は、とても励みになりました。初めての実行委員会での運営は手探りで、反省点も数多くあります。近日中に実施予定の定例会で振り返りを行い、来年はより良いイベントになるように話し合う予定です。
さくら祭り実行委員会を通じて、地域に主体的に関わる姿勢が一層強くなりました。そして、地域を共に盛り上げていく仲間との絆が深まったのも大きな収穫です。村内外の皆さんと力を合わせて、これからも大川村さくら祭りを楽しく前向きに続けていきます!これからもよろしくお願いします!!