近年”四国霊場を世界遺産に”という動きがある。実は四国霊場には少々うるさい空海兵曹長である。そもそも世界遺産と簡単に言うが、四国霊場の”なに”を世界遺産にしたいのかオイラにはよくわからん。もちろん世界遺産の定義はよ〜く知っておるつもりですが。以前は「へんろ道」などといっていたが、まったくわからん。最近に(昨年の11月頃)なってようやく「へんろ文化」と変えてきたが、100歩譲ってそれならなんとなく分かる。ある意味消去法による複合遺産に属しそう。
とにかく、四国霊場について研究しているお偉いセンセー方も、オイラから言わしてみれば「現場に行きなさい。しかも1〜2回(周)ではなくせめて10回(周)くらい見てから語りなさい。」と言いたい。結構挑発的なオイラであるが、これだけは譲れない。
いろんなセンセー方や専門家の言っていることは多分間違っていないと思う。が、四国霊場はそんな単純なものではな〜い。四国霊場を語るには、いわゆる一方向からの見解ではなく四方八方からの見解や分析がぜったい必要。観光的視点、経済的視点、宗教的視点、芸術的視点、文化的視点、風俗的視点 etc・・・。いろんな視点から見ていかなければ本当の四国霊場の良し悪しは見つけることができない。かくゆうオイラもまだまだ勉強不足のため本当の四国霊場のすばらしさは語れないが、少なくともその辺のセンセー方よりはたくさん良いところや悪いところを語れると思う。
四国霊場が世界遺産になったら、それはそれですばらしいことだと思うけど、別に世界遺産じゃなくてもえ〜やん。世界遺産、セカイイサンなどとばかり言っていたら、ソレが目標になって、世界遺産になった途端「ハイ、終了〜!あとはほっといても人が来る。ウヒッ!」みたいになるのがオイラは一番最悪だと思う。
四国霊場の本当の良さは、もっと奥の深いものであり、ソレを知っている人はごくわずかだと思う。
というわけでオイラが見つけた本当の四国霊場の良さを、気が向いた時に発信していきたいのでこうご期待。