10月 7日(火)P M6:30開演 
作/井上ひさし 演出/栗山民也
出演/松岡依都美、久保酎吉、村井良大、粟野史浩、他

昭和15年の浅草。小さなレコード店に、四人の家族と、無類の音楽好きの
間借り人ふたりが暮らしていた。しかし、大事件が起こる。陸軍に入隊してい
た長男が脱走したのだ。すぐさま追手がかかって、憲兵伍長「蝮の権藤」がオ
デオン堂に乗り込んできた。さらに長女みさをが、葉書の束から選んだ、愛国
主義者の傷痍軍人源次郎が家族に加わる。源次郎にはジャズ風の音楽が許しがたい。
こうしてオデオン堂にときならぬ大嵐が吹き荒れることに……。

きらめく星座

7月10日(木)P M:30開演

作/三浦綾子 脚本/杉浦久幸 演出/鵜山仁
出演/佐々木愛、藤原章寛、姫地実加、萩原佳央里、市川千紘、深沢樹、他

 1933年2月20日。小説家小林多喜二が特高警察によって虐殺された。拷問跡

の残る遺体に、多喜二の母セキは寄り添い、ずっと頬をなでさすっていた。貧しさの

中、学校へも通えず、13歳で結婚。秋田から小樽へ移住し、懸命に働き六人の子を

育てたセキ。そんな母の姿を見ながら、小林多喜二は小説を書いた。貧しく虐げられ

た人たちのことを思い、書き続けた。

 晩年、セキは息子多喜二を語る機会を得る。母さんを人力車に乗せて、小樽の通り
を走らせてやりたいと願った、多喜二青年の夢と愛の軌道―。

母道―。


5月20日(火)P M6:30開演

作/横山拓也 演出/眞鍋卓嗣

出演/岩崎加根子、塩山誠司、清水直子、安藤みどり、志村史人、他

蒲田美夜子は、中学時代に宮沢賢治の童話『猫の事務所』の舞台化の配役が

 きっかけで不登校になった。50歳になる今も実家の自室に引き籠っている。
  彼
女を世話している母も高齢になり、体調も芳しくない。姪の梓はアルバイ
  トをし
ながら劇団に所属し、演劇を通じて伯母の美夜子とは交流がある。梓
  は学校公演
の仕事で、かつて伯母が関わった『猫の事務所』を上演すること
  になった。

「8050問題」に向き合う社会派ヒューマンドラマ。

猫獅子になる

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