「男はつらいよ フーテンの寅」でおなじみの山田洋次さんが脚本を担当されました。山田さんの言葉を「先進座」HPから転載させていただきます。

 「僕は高校時代、山口県の田舎にいました。戦後のあの時代は山口県にも前進座の巡回公演があって、シエークスビアの『ベニスの商人』をやるんだ、うわー、観たいなー"と思ったけど、観られなかった。前進座は当時すごい人気があって、切符が手に入らなかったんです。その後、前進座が独立プロダクションとして映画『箱根風雲録』(監督・山本薩夫)を製作した時、僕は大学の映画サークルにいて、この映画を支援するために各大学の映画サークルを動員して大勢でエキストラにかけつけたものです。
 僕は、本当に笑える楽しい喜劇を前進座が創造してくれるといいなあと思います。今、日本人は笑いたいんだけど、気持ちよく笑わせることほど難しいことはない。それは、笑わせる方が、観客と同じような生きる辛さを共有していないといけないからです。そして、前進座にはその資格があると思うんです。」
 2011年4月放送 NHK教育テレビ「芸能百花繚乱~前進座八十年の軌跡~」インタビューより
 
 今回初めて、前進座と一緒に舞台を創ることになりました。落語の「らくだ」と「井戸の茶碗」をもとに、ある裏長屋で起こる騒動のお話です。五年前にお話しさせていただいたことが、このような形で実現でき、長年の前進座との想い出に新しいへージが追加されることに、わくわくしています。どうぞ、ご見物の時には、舞台の俳優さんと同じ空間で、笑いや喜びを共有して、にぎやかに大声で笑いながらお楽しみください。(山田洋次)
        山田洋次さんを囲んで
                 

江戸時代の人々と住まい

 

江戸に暮らす庶民である江戸っ子の性格は「江戸っ子気質」。意地っ張りで、喧嘩っ早くて、正義感が強く、宵越しの銭は持たないことをよしとしています。

彼らが住む裏長屋は、九尺二間(土間、台所も含めて六畳の広さ)、生活スペースはほぼ四畳半、壁は薄くプライバシーはほとんどありませんでした

「武士は食わねど高楊枝」という言葉があります。武士は貧しくて食事ができない時でも、楊枝を使って食べたかのように見せるということです。

この芝居に登場する浪人は、裏長屋に住んでも武士の体面を重んじています。
          うらながや


三十数年前、前進座養成所で学ばれたことのある会員のYさん(花水木サークル)がいろいろお話をして下さいました。

 まず、前進座の歴史を学びました。「旧来の歌舞伎への批判」「新劇の上演」をかかげ、封建的な身分制度に縛られない歌舞伎を設立しました。

前進座で活躍された役者さんについては声色も交えて紹介、楽しい裏話も伺えて、例会への期待がますます高まりました。

                  裏長屋騒動記 学習会 画像
                     

会員さんは例会ニュースも参照してください。

  

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