
香取市からの要請を受け、佐原の町に賑わいを取り戻し、祭り文化の継承を絶やさないことを目的に、東関戸区の山車が2年7か月ぶりに特別曳き廻しが行われます。朝7時に集合した当古若が粛々と準備を進めます。

今回の曳き廻しは参加する人全員が登録制で事前に問診、検温をすませ、参加証を付けて感染防止対策を万全にして行われます。出発30分前、準備が終わりまもなく発進です。
2年7か月ぶりに聞いた出発の砂切り、馬鹿囃子は響いたなぁ・・・拍子木が入り、山車がググっと動き始めたときにはブルッときました。好きなんだなぁ、やっぱり。
東関戸区 大楠公、発進です。
いつも通りのコースでまずは町内廻り。

初日に必ず通る我が家の前で見る大楠公、綺麗でした。

午後一は佐原の観光中心地、小野川沿いへ。向こう岸の当社、桶市ハウジングで17年前に重伝建の文化庁の補助金を受けて新築第1号になったライムグリーンの板壁の家をバックに写真を一枚。いろいろ苦労した家だったなぁ感慨深し。

今日の山車曳き廻しは東関戸区の1台だけということもあり、山車廻りの人が多い!観光客も市内の人も歩くのが大変なくらい小野川沿いの道は人で埋め尽くされています。ちょうど小野川の真ん中付近で休憩、出踊りです。

昼間の部が終わり、山車も夜支度へ。提灯に灯りがつきました。夜の出発は当初の予定では小野川沿いの当役長宅でしたが、直前に不幸があり急遽変更で蘇州飯店さん駐車場へ。この場所は夏祭りの本川岸区の山車が入る場所、通常ならあり得ないレアな場面になりました。

夕暮れ時、提灯に灯りがともった山車がゆっくりと動き出します。
夜はさらに人が出て、ビラもかかり踊りがたくさん。いつもなら1時間もかからない道のりが1時間半もかかりました。小野川の最後の登り坂を景気の良い下座、どんつくで一気に上がります。
観光客の方には知っている人も少しいたようですが、山車が通るときにビラといって寄付金を頂くと、その人の前に山車が止まり、若連、女の子たちが踊りを踊ってくれます。そして踊りが終わった後に当役という役員が2名お礼に参上します。踊りの長さはその金額に比例しますが・・・これが佐原の祭り文化。
祭りは終盤へ。山車が町内へもどり家々の前を通ります。夜の最後の休憩は我が家の前。角を出てくる山車をベランダから撮っていたようで。住吉通りからうちの前へ、いつもは最終日だけここでお座敷小唄の下座がかかります。好きなんですよね、お座敷小唄。

夜8時半、最後の休憩を終えて山車は薬師堂へ向かいます。
薬師堂に曳き込んで、恒例の大踊り。
今回の特別曳き廻しを終えて若連から卒業して当役に上がる頭が二人。

ギャラリーが道路まであふれている・・・

今年の10月は秋祭りが出来れば良いなぁと。

自分は今日は古役として最後の参加でした。本来はすでに評議員になっているのですが、今日は特別最後に古役での参加ということで、緑色の印物をして娘と最後のツーショット。

佐原は祭り文化は大事だなぁと、改めて実感しました。
次の大楠公発進は10月の予定。

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