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先日二世帯住宅の両親世帯の方へ引っ越した私。一つ一つ気になるところ、改善箇所をリフォームしている真っ最中ですが、一番の不満がお風呂のシャワーの水圧でした。今まで我が家では非常時・災害時のインフラを考えて出来るだけ多くの可能性を残すように給湯器は灯油と電気の2系統を採用していました。

今まで住んでいた自分の世帯は灯油給湯器だったので水道直圧式ですから水道の水圧がそのままシャワーの水圧に反映され、シャワーの水圧は強めでとても気持ちが良いものでした。しかし、両親の世帯はエコキュートを採用していたので、その水圧は水道直圧式の灯油給湯器より約三分の一に下がってしまいます。

エコキュートを採用した際のシャワーの水圧は通常のガス・灯油給湯器や水道水とは異なり、一度減圧してからお湯を出す仕組みになっているから低いというのは半ば常識ですが、実際に直圧式と比べてしまうと三分の一の水圧は毎日のお風呂でやはりストレスを感じていました。

そこで今回は、エコキュートの水圧が物足りないと感じる方に向けて、エコキュートの水圧が弱い原因や水圧を強くしたいときの対処法を私の経験上から解説しようかと。
ただ、弱いと感じる程度には個人差があり、実際はそこまで気にするほどではないという声も多くあるのであしからず。

エコキュートはお湯を作った後、一度貯湯タンクに溜めてからお湯を使います。一方でガス・灯油給湯器は水道から流れててきた水をガス・灯油で瞬間的に沸かすことで温度に近づける仕組み(水道直圧方式)です。エコキュートの水圧がガス給湯器と比べて弱くなる大きな原因はエコキュートの構造にあります。

エコキュートは、沸かしたお湯を一旦タンク内に溜めて給湯するという仕組みのため、タンクの耐圧に見合った水圧でしかお湯を出すことが出来ません。水道水の水圧をそのまま出すということができないため、一旦エコキュートで減圧してからシャワーを出すという仕組みです。エコキュートで減圧される具体的な水圧としては水道水の約三分の一程になります。

一方ガス・灯油給湯器は水道直圧方式で給湯されているので、水道水そのままの勢いでシャワーが出てきます。ガス・灯油給湯器と比較してエコキュートの水圧に満足いかないのは、このような構造の違いによるものからになります。

要は・・・タンク式の給湯器、エコキュートを使う場合、水圧が低くなるのは上記の理由により「仕方がないこと」になります。通常の商品とは別に高圧タイプのエコキュートという商品もありますが、あまり数が出ないせいか高いです。そして、高圧タイプといっても直圧式にはやはりかなわない。

よって、自分の選択はシャワーヘッドの交換になりました。
気になったら徹底的に試してみたい、そして私的に合格点の水圧をクリアするシャワーヘッドを見つけたいと思い、今回はいくつものシャワーヘッドを実際に購入して試してみました。

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結論として、一番良かったのがLIXIL(INAX)の低水圧シャワーでした。二番目にまあまあ合格点かなと思ったのがマイクロファインバブルでおなじみのミラブルかな・・・
原因が低水圧ということですから、低水圧用シャワーを使うのが一番良いというのは間違いないです。コスト的にも優しい。

しかし、低水圧用シャワーもいろいろメーカーによって特徴があって、自分が一番良いと思ったLIXIL(INAX)の低水圧シャワーはヘッドが大きくて体にシャワーが当たる面積も大きく気持ちよさが勝った。TOTOの低水圧シャワーは水圧は上がるけどヘッドが小さく体にシャワーが当たる面積が小さくて気持ち良くない。

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もし、エコキュートでシャワーの水圧に不満を持っている人がいたら、低水圧用シャワーヘッドを試してみたらどうでしょう?なかなか良いですよ。


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