2012年04月21日

乱舞

心のプレートで
憎悪や悲愴やらが
小刻みに激震する様を
すべて見ていた
すべて受け入れてくれた
君は小刻みな眼差し
君は命ごと
うけとめた

okey_okei at 07:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年04月20日

一寸の光に辿り着くまで
何度でも糸を紡ごう
その隙間にも
大発見が幾度も埋もれている

苦しみを貫き通した
己の誇り

okey_okei at 08:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年08月17日

合縁奇縁

言葉ならいつくも並べられる
理論ならいくつも述べられる
背景ならいくつも模られる
空間ならいくつも積み上げられる

誰かを想うことは
確かでありつつ
不確かなもの
契りを交わしたところで
次の瞬間
泡沫夢幻の恋
契りに縛られ
儚く痛む

季節なら自然に過ぎ去ってゆく
景色なら自然に移ろってゆく
群衆なら自然に選択してゆく
縁があるものなら
言葉の契りを超えて
自然に愛し合ってゆく



okey_okei at 16:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年08月16日

苦悩の翼

骨の髄まで
真剣に向き合った
脈打つ感情は
苦悩も歓喜も
味わい深く
噛み砕くことが出来る

思いだすことが
苦悩から快感へと
シフトしても
沁み渡った苦悩の涙は
脈打つ優しさへと
誰かに伝わるのかもしれない

そのとき初めて
苦悩は真の意味を持ち
羽ばたかせ
解き放つことができるのかもしれない

okey_okei at 09:37|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年08月12日

透き通った膜でも
覆い被さった泥でも
薄い粘膜は見破られることを
痛いほど知っているのに
なぜ繕うことを必死で
創り上げていくのか
心理の歴史は底果かない

言葉は手段で
表情は陽炎
言魂は幻想で
空気は泡沫

人間が心という手段を
受け持った以上、
まやかしを否めない 

その感覚を見失えば
手段は意図も絶やさす
滅びてしまうことも
種が全て知っている

okey_okei at 02:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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