2012年04月21日
乱舞
心のプレートで
憎悪や悲愴やらが
小刻みに激震する様を
すべて見ていた
すべて受け入れてくれた
君は小刻みな眼差し
君は命ごと
うけとめた
憎悪や悲愴やらが
小刻みに激震する様を
すべて見ていた
すべて受け入れてくれた
君は小刻みな眼差し
君は命ごと
うけとめた
2012年04月20日
針
一寸の光に辿り着くまで
何度でも糸を紡ごう
その隙間にも
大発見が幾度も埋もれている
苦しみを貫き通した
己の誇り
何度でも糸を紡ごう
その隙間にも
大発見が幾度も埋もれている
苦しみを貫き通した
己の誇り
2011年08月17日
合縁奇縁
言葉ならいつくも並べられる
理論ならいくつも述べられる
背景ならいくつも模られる
空間ならいくつも積み上げられる
誰かを想うことは
確かでありつつ
不確かなもの
契りを交わしたところで
次の瞬間
泡沫夢幻の恋
契りに縛られ
儚く痛む
季節なら自然に過ぎ去ってゆく
景色なら自然に移ろってゆく
群衆なら自然に選択してゆく
縁があるものなら
言葉の契りを超えて
自然に愛し合ってゆく
理論ならいくつも述べられる
背景ならいくつも模られる
空間ならいくつも積み上げられる
誰かを想うことは
確かでありつつ
不確かなもの
契りを交わしたところで
次の瞬間
泡沫夢幻の恋
契りに縛られ
儚く痛む
季節なら自然に過ぎ去ってゆく
景色なら自然に移ろってゆく
群衆なら自然に選択してゆく
縁があるものなら
言葉の契りを超えて
自然に愛し合ってゆく
2011年08月16日
苦悩の翼
骨の髄まで
真剣に向き合った
脈打つ感情は
苦悩も歓喜も
味わい深く
噛み砕くことが出来る
思いだすことが
苦悩から快感へと
シフトしても
沁み渡った苦悩の涙は
脈打つ優しさへと
誰かに伝わるのかもしれない
そのとき初めて
苦悩は真の意味を持ち
羽ばたかせ
解き放つことができるのかもしれない
真剣に向き合った
脈打つ感情は
苦悩も歓喜も
味わい深く
噛み砕くことが出来る
思いだすことが
苦悩から快感へと
シフトしても
沁み渡った苦悩の涙は
脈打つ優しさへと
誰かに伝わるのかもしれない
そのとき初めて
苦悩は真の意味を持ち
羽ばたかせ
解き放つことができるのかもしれない
2011年08月12日
種
透き通った膜でも
覆い被さった泥でも
薄い粘膜は見破られることを
痛いほど知っているのに
なぜ繕うことを必死で
創り上げていくのか
心理の歴史は底果かない
言葉は手段で
表情は陽炎
言魂は幻想で
空気は泡沫
人間が心という手段を
受け持った以上、
まやかしを否めない
その感覚を見失えば
手段は意図も絶やさす
滅びてしまうことも
種が全て知っている
覆い被さった泥でも
薄い粘膜は見破られることを
痛いほど知っているのに
なぜ繕うことを必死で
創り上げていくのか
心理の歴史は底果かない
言葉は手段で
表情は陽炎
言魂は幻想で
空気は泡沫
人間が心という手段を
受け持った以上、
まやかしを否めない
その感覚を見失えば
手段は意図も絶やさす
滅びてしまうことも
種が全て知っている