あらー、「その9」まできちゃったわ。

英語の存在のほとんどない生活から3回の駐在生活や子育てを経て「どうやって英語が仕事になったか」について長々と書いています。

今回は、2009年の秋〜2010年6月の帰国までの期間のこと。



2007年からマンハッタンのプリスクールにて始めた「ボランティア」→→ が「パート/アルバイト」になり、→→ 「クラスルームアシスタント」になったいきさつはこれまでに書いた通り。
その6
その7
その8

そして、2009年新年度には「4歳児クラスのアシスタント」をやってみないかというオファーがありました。

4歳児のクラス担当は2名のCo-Teacher制。太陽のように明るい笑顔のMeredithメレディス先生がメインティーチャーです。そのサポートとして私に入って欲しいというのです。ヒエェ、私にできるのか??💦というのが素直な感想。

1年間一緒にお仕事してきたメーガン先生とフェルナンド先生に相談したところ、「大丈夫!絶対すごくいい先生になるから自信持って!!超適任だよ!」と励まされ

「でも私、児童教育の資格とかないんですけどいいでしょうか」という問いには「書類上はアシスタントだから大丈夫。これから学んでいけばいいのよ。」と言われました。確かにプリスクールに勤務している先生の中には、プリスクールで勤務しながら通信や夜間で大学や専門学校の児童教育の学位取得を目指している方も少なからずいらっしゃいました。

そしてメレディス先生に熱烈歓迎されたのが一番の決めて。
「アシスタントじゃなくてCo-Teacherのつもりで一緒にチームでがんばりましょう😄」と言われ「よーし、がんばる!」となりました。
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(処遇上はアシスタントなのでお給料の差はありますが、これは児童教育関連の資格/学歴無しなので納得済み。むしろそんな私を信頼してくださること、貴重な経験の機会をくださったことに感謝です。)


そうして4歳児クラスでのお仕事が始まりました。
今までは単なる「お手伝い」でしたが、ここではクラススケジュールのプランニングから、保護者とのやりとり、生徒一人ひとりのevaluation(評価)まで多岐にわたるお仕事。そのどれもがとてもやりがいがありました
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1年を通じてクラスでいくつかの大きなテーマを掲げて、各種のアクティビティにつなげていきます。

まず最初のテーマは「Bread」パン
マンハッタンは人種のるつぼ とよく言われますが、様々な国籍の移民の文化が混在しています。また、伝統のものもあれば最先端のものもあり。パンもその例にもれません。
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(https://www.finedininglovers.com/article/breads-around-world-illustrated-guide)

ユダヤのベーグルやChallar Bread、フレンチブレッド、東欧のペイストリー、インドのナン、メキシコのタコス、中国のまんじゅう、そして日本のパンなど ありとあらゆる種類のパンが街にあふれています。
「パン」という題材を通じてクッキングをしてみたり、イースト菌のことを見て触って学んだり、パンがテーマの絵本を読んだり、いろいろな国の食文化を体験したり。私の先導で日系のパン屋さんにミニ遠足で行ったりもしました。メロンパンは大人気でした!

工作が得意な私は、段ボールを使って大きな「オーブン」を組み立てました。小道具のエプロンやシェフハットを身につけて、子供達はパン屋さんごっこに夢中です。
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2つ目のテーマは「海の生き物」
くじらやいるか から 深海の生物まで ビデオを見たり、工作で魚を作ったり、様々な視点からこのテーマに取り組みました。折良く「Océans」という海の生き物を題材としたドキュメンタリー映画も公開され、子供達も興味津々。保護者参観日には「Rainbow Fish にじいろのさかな」という絵本をもとに、劇を披露することとなりその練習もがんばりました。英語が苦手で教室ではとても大人しく口数の少ないNoraちゃんが、発表の時には勇気を振り絞ってちゃんとセリフを言えた時にはメレディス先生も一緒に嬉しくて感動、ジーンときました〜😭💕。


3つ目のテーマは「宇宙飛行士」
これも絵本や工作やビデオなど様々な側面からテーマに取り組みました。段ボールで作ったrocket ship宇宙船は子供達に大人気!卵ケースやボトルキャップなど身近な材料で飾り付けも楽しみました。

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(中に入っているのはたまたま遊びに来たうちの小2の息子)

安全なプラスチックナイフを使ってできるおやつタイムのクッキングということで、バナナと苺を切って並べたロケットに缶からホイップクリームをブシュゥ〜〜っと出してBlast Off! (ロケット発射!)なんてこともやりました。子供達には大ウケ。
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そして年間最後のテーマは「Buildings in NYC」
エンパイアステートビル、ニューヨーク公立図書館、クライスラービル、などの建物をテーマに工作したり絵本を読んだり。年度末の保護者参観日に発表するとあって、力が入ります!(そして大好評でした。)

ニューヨークのミッドタウンにある大きな図書館 New York Public Libraryは、入り口に Patience & Fortitude(忍耐 & 不屈)という2頭のライオン像があることで有名です。
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マスクライオン
(今はライオンたちもマスクをしています)

「図書館のライオン」という絵本を読んでライオン像を見に遠足にいき、館内のChildrens' Library 児童図書館で読み聞かせタイム。
Library Lion
ひとつひとつのテーマを軸に様々なアクティビティを考えて楽しんで、充実の1年間でした。

プリスクールでのお仕事は、事務仕事や準備片付けなどやることは限りなくあって大変でもありましたが、全力投球で頑張りました。
家事もうちの子供達の子育ても学校との関わりも手抜きせずパワー全開で頑張った一年。
、、、そして、この学年度が終わると同時に「日本へ帰国」となりました。



4年間やれるだけのことはやった、と思えたニューヨーク生活。
日本に帰れば子供達は帰国子女としての苦労も始まります。私もまた住むところから、生活のリズム作りからお友達作り、もちろん仕事も すべていちからやり直し

でもきっとこの経験を生かした何かができるに違いないと、不安の中にも希望の持てる帰国でした。
小学生二人を連れて帰国した後、どう英語のお仕事が花開いていったかはまた次回。。