ルバーブのパイ

ルバーブ　Rhubarb という野菜をご存知ですか？



北米では春が旬の野菜で、見た目はフキのような　セロリのような細長い姿をしています。これが「タデ科」の植物。日本語では食用ダイオウ（大黄）というのだそう。

「たで食う虫も好きずき」という言葉があるように、生で食べると強い酸味とアクもあって美味しいとは言えないのですが、これが不思議なことにお砂糖を加えてジャムやパイのフィリングとして煮込むと　その独特の酸味が実に爽やかな味になるのです。

ルバーブを使った料理の代表選手といえば（というかほぼこれしか知らないけれど）
【いちごとルバーブのパイ　Strawberry Rhubarb Pie】


この味で春を感じる！という人も多いみたいです。
私も以前　大好きなベーカリーのパイを食べてその爽やかな甘酸っぱさに感動♬
自分でもつくってみてから、すっかりとこの「いちご＋ルバーブ」の味の虜になってしまいました。

ファーマーズマーケットでとっても新鮮なルバーブを見つけたので、早速パイを焼きました。


ルバーブは茎の部分を使います。赤やピンクのものが色も鮮やかで比較的甘い？繊維質が少ない？ということで好まれます。私もなるべく赤いものを選んで購入しました。




パイの具にするには、いちごと一緒にお砂糖、タピオカフラワー（とろみをつける）にからめてからパイ生地の中へ。


あとは格子状にしたパイ生地をかぶせて成形し、オーブンに入れるだけ。


１時間ほど焼いてこんな美味しそうなパイになりました。


甘酸っぱいいい香りがしています。切り分けるのは冷めてからなのですが（熱いうちにカットするとまだ果汁がかたまらずべちゃべちゃになってしまう）待ちきれません〜！

ぐっと我慢で冷めるのを待ち。。。


切り分けていただきました！
本当はほんのり暖かいぐらいのところにバニラアイスクリームを添えていただけばもうこの上ない幸せなんだけど、バニラアイスクリームが家になかったので今日はパイだけ。



それでも　おいしくて大満足です。
甘ったるさは全くなく、本当にフレッシュな甘酸っぱさに春の香りを感じます。



オーブンで焼いたルバーブはとろりと柔らかく、絶妙なトロトロ具合。

春が来て、ルバーブがマーケットに出る頃には必ず作りたくなるパイ、間違い無しです。

たくさん買ったルバーブ、パイの具に入り切らず余った分は他の果物と一緒にあっさりジャムにしました。



いちご、アプリコット、ライムの絞り汁、お砂糖はほんの少し、メイプルシロップ

ぐつぐつと煮ればできあがり。



ルバーブ自身がペクチンを豊富に含むので、いい感じのとろみになります。
ジャムというよりはプリザーブという感じのゆるくてあっさりしたジャムです。




こちらは朝ごはんのヨーグルトに入れて食べたり、先日作ったショートケーキにも味のアクセントとして加えてみたりと活用しています。

ルバーブにはちょっとお腹がゆるくなる効果もあるそうなので食べ過ぎにはきをつけて。



季節がどんどん移っていくので、次は初夏のピーチでお菓子を作ります！
YouTubeにもお菓子作りの動画をどんどん投稿しているのでぜひみてくださいませ♬

https://www.youtube.com/channel/UC-cXMsc-PkiY4FJmOz3XHUA