81
86
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、生活不安が続いていますが、その「殺菌」「除菌」
方法について記載したいと思います。

因みに、下記情報は、防衛省HPに掲載されている「新型コロナウィルスから皆さんの安全を守るために」のURLです。ダイヤモンドプリンセス号で業務を行った自衛隊員に感染症者が出なかった事から、その方達が共有した内容がまとめられています。
https://www.mod.go.jp/js/Activity/Gallery/images/Disaster_relief/2020covid_19/2020covid_19_guidance1.pdf

日本では、平成10年に、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(以下感染症法)が制定されています。感染症法の対象疾病は、「1類~5類感染症」「新型インフルエンザ等感染症」「指定感染症」などがあり、「新型コロナウィルス感染症」は、2020128日の閣議決定で「指定感染症(現在は2類相当?)」に指定されました。

現在では、新型コロナ肺炎ウィルスを封じ込めるため、あらゆる手段が講じられていますが、このような菌を存在させない「滅菌」、無菌性を達成する「消毒と滅菌法」について簡単に説明します。


まず、「消毒法・滅菌法」の分類については「科学的方法」「物理的方法」があります。
科学的方法は「液体」「気体」。物理的方法は「熱」「照射」「紫外線」「濾過」があります(9~10ページ参照)。

「消毒薬の殺菌力」については「濃度(高くなれば殺菌効果も高くなる)」「温度(消毒薬の作用は一種の化学反応であり、温度が高くなれば殺菌力は強くなる。一般的には20
以上で使用する)」「接触時間(微生物と接触して瞬間的に殺菌できる消毒薬はない。そこで、充分、余裕を持って消毒時間を設定する事が大切。一定の接触時間が必要になる)」により規定され、3つの基本的な要素となっています。

【感染経路について】
「空気感染」とは、病原微生物を含む直径5µm(5マイクロメートル=0.001ミリメートル)以下の飛沫核が長時間空中を浮遊して、空気の流れにより離れた場所まで飛散して感染を起こすことをいう
新型コロナウィルスは、「空気感染」と「マイクロ飛沫感染」。
2020年7月8日、WHOは、「閉鎖された、人が多く、換気が悪い公の室内では、「空気感染」がおきる可能性は完全に否定できない。」と説明している。
「飛沫感染」は、直径5µmより大きい飛沫粒子で、おおむね1mの範囲で感染するものをいう。
「接触感染」に対する消毒薬の役割は大きい。保菌者が接触した物品や病原体を含む排泄物、嘔吐などが付着している環境の消毒は、手袋を着用。目に見える汚れを紙タオル等で拭き、「両性界面活性剤」「第四級アンモニウム塩」もしくは「アルコール」による「清拭消毒」を行う。

このような消毒薬は、生体毒性を軽減させるために、0.2%希釈した「両性界面活性剤」もしくは0.2%希釈した「第4級アンモニウム塩(ベンザルコニウム塩化物)」が安全。
嘔吐などは、布などで除去し、ビニール袋に入れて廃棄。その上から布や不織布ガーゼで覆って、直接水をかけるように物体及びその周辺に消毒薬を撒く(×スプレー散布ではない)。消毒薬をしみこませた不織布ガーゼで拭き取る方法も推奨される。

「ウイルス」が対象となる場合は、殺菌効力が「中水準」である「次亜塩素酸ナトリウム」「ポビドンヨード」「アルコール」を使用して、「清拭消毒」を行う。「次亜塩素酸ナトリウム」を使う場合、(0.1%)1000ppmの使用濃度が適用となる。


※※消毒薬の使用上の注意※※

両性界面活性剤「使用濃度0.2%」「消毒対象は細菌」
第4級アンモニウム塩(ベンザルコニウム塩化物)「使用濃度0.2%」「消毒対象は細菌」
濃度間違いをしないようにする。
ガーゼ(含浸綿球)は細菌汚染を受けやすいので注意する。

※①②の区分は「低水準消毒薬」

「次亜塩素酸ナトリウム」
「使用濃度」0.01%(100ppm)に希釈した場合「食の関連器財」「呼吸器関連器材」に使える。
「使用濃度」0.1%(1000ppm)に希釈した場合
芽胞、ウィルス、細菌が消毒対象」
金属腐食性を示す事や、塩素ガスが人間の粘膜を刺激するので注意が必要。

「アルコール消毒用エタノール」「速乾性擦式アルコール製剤」「原液」で使用出来、「細菌、ウィルス」に有効。
引火性に注意。粘膜や損傷皮膚には禁忌。

「ポビヨンヨード」の消毒対象は「人間の創部、粘膜」
新生児や大人の大量使用をさける事。

※③④⑤の区分は「中水準消毒薬」

新型コロナウイルスの消毒
除菌方法について
(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html

 

【微生物の消毒薬抵抗性の強さ】
微生物の消毒薬抵抗性が強い順に並べると、最も抵抗を示すのは「細菌芽胞」。「細菌芽胞」を殺滅すれば、全微生物を殺滅する事になり、消毒よりむしろ「滅菌」になる。
次に抵抗性を示すのは、「結核菌」や「ウィルス」があげられる。しかし、「結核菌」は外膜がろう質で覆われていて消毒薬が効きにくい。一方「ウィルス」の消毒性抵抗性はウィルス間で差が大きく、もっとも抵抗性が強いのは、「ノロウィルス」や「A型肝炎ウィルス」。次に「アデノウイルス」などである。「ヘルペスウィルス」や「インフルエンザウィルス」などは消毒薬抵抗性が低く、より消毒薬に感受性を示すものとして、「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)」などの一般細菌。カンジダ等の酵母様真菌などがあげられる。

 
参考まで

【ノロウィルス消毒の仕方】
洋式トイレの便座・ドアノブ・水道の蛇口アルコールで2度拭き清掃
嘔吐ティッシュペーパーなどで汚れを除去。0.1%(1000ppm)の次亜塩素酸ナトリウムや原液のアルコールで2度拭きする。
便器便器ウォッシャー(901分間などの蒸気)。洗浄後に「次亜塩素酸ナトリウム」は0.01%(100ppm)に希釈した水の中に30分浸漬。
テーブル「次亜塩素酸ナトリウム」0.01%(100ppmORアルコールで清拭。
リネン熱水洗濯(8010分間)
「次亜塩素酸ナトリウム」は0.1%(1000ppm)に希釈した水の中に30分浸漬。
食器熱水(80度・10秒)
手指「速乾性擦式アルコール製剤」

※ブログ村に参加中です。
 応援のほど、
 ポチッとお願いします
 

旅行・観光ランキング

ゲストハウスランキング

コテージ・貸別荘ランキング
にほんブログ村 旅行ブログ 沖縄旅行へにほんブログ村
にほんブログ村 マリンスポーツブログへにほんブログ村