「殺菌」「滅菌」「除菌」「抗菌」の違いって何?「殺菌」「滅菌」「除菌」「抗菌」の違いも知らずに、「強力殺菌と99%除菌。どっち買う?」だの、「抗菌されてるから殺菌しなくて良いんだよね。」だの。「何となくわかったふりをする日本人のなんと多い事か(怒)!!」と始まります(笑)。
この番組の内容について、簡単にまとめてみました。チコちゃん(5さい)曰く、「殺菌」「滅菌」「除菌」「抗菌」とは、以下の通りです。
①殺菌とは、「菌を殺すこと」。
消毒は病原菌などの有害な微生物を殺す事。
※「殺菌・消毒」の表示は、医薬品、医療機器、医薬部外品だけに使える。
【アルコールについて】
アルコールは殺菌でき、アルコールは細菌の中に入り込んで殺す。細菌より小さなアルコール分子が細菌の細胞膜に入り、その膜を壊して中身を溶け出させたり、アルコールの蒸発と伴に、細菌の熱や水分を奪って殺してしまう。ウィルスも「エンベロープ」という膜を壊すことで活動出来なくさせている。※ノロウィルスはアルコールが効かない※
※細菌は1つの細胞からなる「単細胞生物」。そのため、「細胞の死」は「細菌の死」。人間は多くの細胞で出来ている「多細胞生物」。いくつかの細胞が死んでも新たな細胞が生まれる生物。
②滅菌とは、「ほぼ全ての微生物、菌を完全に殺すこと」。
高熱や特殊なガスで無菌状態にする。医療器具など。安全、清潔に使える。
①と②は「細菌を殺す」事で清潔を保つ。
③除菌とは、「菌を取り除いてその活動を抑えること」。
菌は残っている事がある(除菌ウェットティッシュを使用する場合、拭き残し箇所など)。こまめな除菌が必要。
④抗菌とは、「菌の増殖を防ぐこと。菌が増えないようにしている」。
※抗菌とは、学術的には、殺菌、除菌など「菌に対する全ての効果」を抗菌という。一般的には、抗菌加工された製品などに使われる。抗菌加工製品には、細菌の増殖をおさえる成分が入っていて、銀イオン抗菌加工製品などは、細菌のタンパク質が金属イオンと結びついて活動を抑える。増殖を防いでも菌はいるので、使用後はしっかり洗って清潔を保つことが大切。
③と④は増殖をおさえて清潔に保つ効果がある。
「殺菌」「滅菌」「除菌」「抗菌」表示は、様々な法律や規約によって定められています。
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