2018年11月20日

小さな甲虫たちとか

*各写真はクリックで拡大表示されます。

クニガミシュスランを見た後は、夜の森へと入ってきました。
もう繁殖期は終わっているのですが、ナミエガエルの大型個体が出ました。渓流周辺で繁殖するカエル達の中でも特に水辺が好きなカエルです。そのため、周年いろんなサイズのカエルを渓流沿いで見かけます。主に水生動物などを食べるようで、オオキナワミナミサワガニを呑み込むナミエガエルを見かけた事があります。
1811Aナミエガエル
この夜は季節の変わり目という事もあるのか、やや不発。その代わりと言っては何ですが、普段はなかなか気がつかない小さな虫たちが相手してくれました。
葉上に止まっていたオビカワウンカ。大きさが1cm弱の昆虫です。羽が茶系の色でまとまっていて格好いいですね。
1811Aオビカワウンカ
朽木にいたアマミヨツボシゴミムシダマシ、かな??。夜になると朽木の表面に出て来て活動しています。これも1cm弱の小さな昆虫です。
1811Aアマミヨツボシゴミムシダマシ
さらに小さく、4mm程度しかない甲虫がいました。どなたか種名が分かる人いたらご教示下さい。
1811Aキノコムシ?A
しばらく見ていると、1匹が別の個体を追いかけ始めました。
1811Aキノコムシ?B
そして交尾。
1811Aキノコムシ?C
離れた後もあとを追っていたので、上手く交尾できなかったのかもしれません。
1811Aキノコムシ?D
別の朽木には、担子菌類が生えた場所に集まっているヤンバルヤマナメクジがいました。大きな個体から小さな個体まで、集まってお食事中でした。
1811AヤンバルヤマナメクジA
ナメクジと聴いただけで気持ち悪いと思う方もいるかもしれませんが、正面から接近して撮るとつぶらな瞳がなかなか可愛いのです
1811AヤンバルヤマナメクジB
こちらはムラサキツヤニジゴミムシダマシかな?羽に少し紫を帯びた光沢がある小さな甲虫です。
1811Aムラサキツヤニジゴミムシダマシ
シダの葉に付いた鳥のフンに、チャバネゴキブリ類の幼虫がいました。いろんな生き物が、いろいんな繋がりをしているようです。
1811Aチャバネゴキブリ科
この夜はリュウキュウサワマツムシが盛んに鳴いていました。雄は夜になると渓流沿いのシダに葉上などに止まり、羽を立てて擦り合わせ、綺麗な音を奏でるのです。
1811Aリュウキュウサワマツムシ
鳴き声をiPhone 8で録音してみましたので、ぜひお聞き下さい。澄んだとても美しい鳴き声です。

さて沢から出て、深夜の林道でケナガネズミを探してみました。林道を横切るアカマタが数個体いました。
1811Aアカマタ
この後ヤマシギがいたのですが、夜間は滅多に車が通らない林道でたまたま車が通りかかり逃げられてしまいました。そしてケナガネズミとリュウキュウオオコノハズクが同時に出たのですが、そのタイミングで何故かまたまた別な車が通過。慌ててしまい、かなりイマイチな写真しか撮れませんでした。日頃の行いが良く無いのか、運が悪いようです。
1811Aケナガネズミ
1811Aリュウキュウオオコノハズク

さて次の朝の事はまた次の記事で。

おきなわカエル商会


1枚目から3枚目 Nikon D750 + TAMRON SP 90mm F/2.8 Di (Model F017)
4枚目から15枚目、17枚目、18枚目 Nikon D750 + TAMRON SP 90mm F/2.8 Di (Model F017) ストロボ使用
16枚目 Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR クローズアップレンズNo.4使用

First photograph is Idesia polycarpa. It's common plant.
Second and Third photographs are Hibiscus makinoi.
4th to 6th photographs are Codonacanthus pauciflorus.
7th to 9th photographs are Lindernia ciliata.
10th to 13th photographs are Lasianthus fordii var.fordii.
14th to 18th photographs are Goodyera sonoharae. It is an endangered Orchid. 
  Ministry of the Environment RED LIST;Endangered (EN)
  Okinawa Red Data Book;Endangered (EN)


okinawakaeru at 18:00|PermalinkComments(0) カエル | 昆虫類・カタツムリなど

2018年11月19日

ヤエヤマハラブチガエル、イジュの写真を追加

ブログ告知izyu-16おきなわカエル商会の先週の更新で、カエル達の写真・鳴き声にヤエヤマハラブチガエルの写真1枚を追加しました。石垣島と西表島に固有のカエルです。その他、沖縄の動物・植物達の植物にイジュの写真5枚を追加しました。
Web site 「おきなわカエル商会」は下記のリンクよりジャンプできます。ぜひご覧下さい。
沖縄の自然に関する情報なら おきなわカエル商会 
トップページのWhat's New ! で、追加ページを確認できます。
One photograph of  Yaeyama harpist frog ( Nidiana okinavana ) was added.
Five photographs of Schima wallichii subsp. noronhae were added.



okinawakaeru at 08:00|PermalinkComments(0) サイトの新着情報・更新履歴 | カエル

2018年11月17日

晩秋の森で咲くクニガミシュスラン

*各写真はクリックで拡大表示されます。

まだまだ昼間は暖かい沖縄ですが、それでも秋が深まり、ぼちぼち冬の気配も感じられるようになりました。林道沿いではイイギリの実が沢山実っています。こんなに目に付く実ですが、何故か野鳥達には人気が無いようで、いつまでも実が木に残っています。不思議な存在です。
1811Aイイギリ
また林道沿いではサキシマフヨウの花が盛りを迎えていました。白っぽい色もあれば、中央の赤が濃い花、全体にピンク色が鮮やかな花があったり、色の変異が多いようです。
サキシマフヨウは九州の属島や琉球列島に分布しています。秋に花を咲かせます。花は大きく見ごたえがあります。林縁など明るい場所で見られます。林道脇などで普通に花を見ることができます。木は高さ5mくらいになります。
1811AサキシマフヨウA
1811AサキシマフヨウB
森の中に入ると、林床のあちこちでアリモリソウが咲いていました。
1811AアリモリソウA
先日の記事でも書いたのですが、下向きの小さな花を咲かせます。地面に這いつくばって下から覗くと中央に濃い紫色の部分があります。
1811AアリモリソウB
1811AアリモリソウC
山道の少し湿った場所でスズメノトウガラシモドキが咲いていました。
スズメノトウガラシモドキは湿った場所などに生育する1年生草本です。沖縄本島以南に分布しています。
1811AスズメノトウガラシモドキA
1811AスズメノトウガラシモドキB
花の幅が1cm程度の小さな花です。同じ属のスズメノトウガラシ Lidernia antipoda という植物に似ていることから、モドキの和名が付いたようです。
1811AスズメノトウガラシモドキC
林内のあちこちでリュウキュウルリミノキの花も咲いていました。
1811AリュウキュウルリミノキB
下は過去に撮影した画像です。12月頃になると、沢山の瑠璃色の実を付けるのです。
ryukyururiminoki-1
花は白っぽいのですが、蕾の先端は紫色を帯びていました。
1811AリュウキュウルリミノキA
既に実も付けていましたが、まだ熟して折らず緑色でした。実の隣には蕾も付いていましたが、やはり蕾は紫色を帯びていました。
1811AリュウキュウルリミノキC
さてこの日の一番の目的は、クニガミシュスランの開花を確認する事でした。幸い一株だけ花を咲かせていました。
1811AクニガミシュスランA
クニガミシュスランは、沖縄本島やんばると徳之島にのみ分布するようです。やんばるの森で、森林内の林床に生育していました。高さ15cmほど、花弁や唇弁が5mm程度の大きさでした。やんばるの自然性が高い森で見つけました
シュスランのシュスは、”繻子”の事のようです。繻子(しゅす)とは、絹などを繻子織りにした織物です。葉に光沢がある事から、光沢がある繻子とイメージを重ねたようです。
1811AクニガミシュスランB
ちょっと残念だったのは、人通りも多い山道沿いに生えているためか、葉が小さくてあまり生育状態が良くない株だった事です。
1811AクニガミシュスランC
1811AクニガミシュスランE
生育状態の良い株が蕾を付けていたので、まだ今季は他の株でも花を楽しめそうです。
1811AクニガミシュスランD
森の中で小さな花を見つけると、ついついこんなポーズになってしまいます。肘やら膝小僧がいつも泥だらけになるのです。
1811A撮影
そして夢中で寝転んで花を撮っていたら、すぐ近くまでホントウアカヒゲの雄が寄ってきました。90mmのマクロレンズでも撮れるぐらい、2mぐらいの距離まで寄ってきてくれましたよ。
1811Aホントウアカヒゲ
おきなわカエル商会


1枚目から3枚目、18枚目 Nikon D750 + TAMRON SP 90mm F/2.8 Di (Model F017)
4枚目から15枚目、17枚目、18枚目 Nikon D750 + TAMRON SP 90mm F/2.8 Di (Model F017) ストロボ使用
16枚目 Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR クローズアップレンズNo.4使用
17枚目 iPhone 8
First photograph is Idesia polycarpa. It's common plant.
Second and Third photographs are Hibiscus makinoi.
4th to 6th photographs are Codonacanthus pauciflorus.
7th to 9th photographs are Lindernia ciliata.
10th to 13th photographs are Lasianthus fordii var.fordii.
14th to 18th photographs are Goodyera sonoharae. It is an endangered Orchid. 
  Ministry of the Environment RED LIST;Endangered (EN)
  Okinawa Red Data Book;Endangered (EN)
19th photograph is me.
20th photograph is Ryukyu Robin ( Luscinia komadori namiyei ).
It is a endemic subspecies in Yanbaru, and endangered resident bird.
  Ministry of the Environment RED LIST;Endangered (EN)
  Okinawa Red Data Book;Endangered (EN)
  Natural monuments of Japan


okinawakaeru at 14:32|PermalinkComments(0) 花・植物 | ヤンバル

2018年11月13日

オキナワテイショウソウの動画を追加

ブログ告知オキナワテイショウソウおきなわカエル商会の先週の更新で、沖縄の動物・植物達の動画にオキナワテイショウソウの動画を追加しました。秋から冬の初めごろに開花する可愛らしい花です。ぜひご覧下さい。
Web site 「おきなわカエル商会」は下記のリンクよりジャンプできます。ぜひご覧下さい。
沖縄の自然に関する情報なら おきなわカエル商会 
トップページのWhat's New ! で、追加ページを確認できます。
One video of Ainsliaea macroclinidioides var. okinawensis was added.


okinawakaeru at 23:26|PermalinkComments(0) サイトの新着情報・更新履歴 | 花・植物