2023年09月10日
少し暑さが和らいだやんばるの森で
*各写真はクリックで拡大表示されます。
9月になりました。さすがに暑さもピークを超えた感じです。
気のせいか空も少し秋っぽさを感じられる青でした。

森に入るとオオジョロウグモが巣を張っていました。

近づくとリュウキュウアブラゼミが捕らえられていました。

近づいてアップで見るとオオジョロウグモのメスの腹部付近にオオジョロウグモのオスがいました。クモのオスは、メスの巣に居候しているものが多いのです。捕らえられたリュウキュウアブラゼミの背中にはアカイソウロウグモのメスらしくクモもいました。名の通り、他のクモの巣に居候しておこぼれにあずかるクモです。

春からチェックしていたヤクシマヒメアリドオリランの株がまとまって生えている場所がありました。リュウキュウイノシシに荒らされたりしたのですが、幸い蕾をつけている株が数株ありました。9月末ぐらいには咲きそうです。

もうひとつ、これも前から追っていたシマシュスランも花芽が出ていました。こちらも秋に咲きそうです。

オキナワムヨウランモドキも蕾が付いていましたが、今年出ている株はこれだけでした。今年は条件が合わなかったようです。

オナガエビネの立派な株がありました。

今年の花はもう終わったかもと思っていたのですが、まだ蕾が出始めたばかりでした。

渓流の源流をうろついているとホウントウアカヒゲが様子を見に寄ってきました。

この個体は胸が黒いのでオスです。メスは黒い部分がありません。

歩き回っていると開花中のオナガエビネがありました。

もう数日早い方がより綺麗な開花状況だったかもしれません。

オナガエビネは琉球列島や台湾などに分布するようです。

花の高さが50cmほどにもなる大型のランです。山地の森林に生育しています。園芸目的の採取もあったようです。

赤い矢印の部分は花の「拒」という部分です。ここが長いので”オナガ”の和名が付いたようです。

いったん森から出て陽が沈むのを待ちました。

日が暮れたら夜の部のスタートです。木の幹で大きなヤンバルマイマイが活動中でした。殻の径が3.5cm程度になる大型のカタツムリです。

尾根の山道を歩いていると大きなホルストガエルがいました。繁殖期もそろそろ終わりです。繁殖に集まっていた個体の分散が始まっているのかもしれません。

細いスダジイの根元にクワガタが付いていました。

国内希少野生動植物種に指定され、採集が禁止されているオキナワマルバネクワガタのオスでした。

やんばると久米島の固有種です。昔は国道に出てくる事もあり、わりと普通に見かける昆虫でした。近年は見かける機会が減ったように思います。

1枚目〜6枚目、12枚目〜14枚目、17枚目 NIkon Z8+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
9月になりました。さすがに暑さもピークを超えた感じです。
気のせいか空も少し秋っぽさを感じられる青でした。

森に入るとオオジョロウグモが巣を張っていました。

近づくとリュウキュウアブラゼミが捕らえられていました。

近づいてアップで見るとオオジョロウグモのメスの腹部付近にオオジョロウグモのオスがいました。クモのオスは、メスの巣に居候しているものが多いのです。捕らえられたリュウキュウアブラゼミの背中にはアカイソウロウグモのメスらしくクモもいました。名の通り、他のクモの巣に居候しておこぼれにあずかるクモです。

春からチェックしていたヤクシマヒメアリドオリランの株がまとまって生えている場所がありました。リュウキュウイノシシに荒らされたりしたのですが、幸い蕾をつけている株が数株ありました。9月末ぐらいには咲きそうです。

もうひとつ、これも前から追っていたシマシュスランも花芽が出ていました。こちらも秋に咲きそうです。

オキナワムヨウランモドキも蕾が付いていましたが、今年出ている株はこれだけでした。今年は条件が合わなかったようです。

オナガエビネの立派な株がありました。

今年の花はもう終わったかもと思っていたのですが、まだ蕾が出始めたばかりでした。

渓流の源流をうろついているとホウントウアカヒゲが様子を見に寄ってきました。

この個体は胸が黒いのでオスです。メスは黒い部分がありません。

歩き回っていると開花中のオナガエビネがありました。

もう数日早い方がより綺麗な開花状況だったかもしれません。

オナガエビネは琉球列島や台湾などに分布するようです。

花の高さが50cmほどにもなる大型のランです。山地の森林に生育しています。園芸目的の採取もあったようです。

赤い矢印の部分は花の「拒」という部分です。ここが長いので”オナガ”の和名が付いたようです。

いったん森から出て陽が沈むのを待ちました。

日が暮れたら夜の部のスタートです。木の幹で大きなヤンバルマイマイが活動中でした。殻の径が3.5cm程度になる大型のカタツムリです。

尾根の山道を歩いていると大きなホルストガエルがいました。繁殖期もそろそろ終わりです。繁殖に集まっていた個体の分散が始まっているのかもしれません。

細いスダジイの根元にクワガタが付いていました。

国内希少野生動植物種に指定され、採集が禁止されているオキナワマルバネクワガタのオスでした。

やんばると久米島の固有種です。昔は国道に出てくる事もあり、わりと普通に見かける昆虫でした。近年は見かける機会が減ったように思います。

1枚目〜6枚目、12枚目〜14枚目、17枚目 NIkon Z8+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
7枚目、9枚目 iphone SE3
8枚目、10枚目、11枚目 NikoZ6 + NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
15枚目、16枚目、18枚目〜22枚目 NikoZ8+NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
2023年09月08日
ヨウラクランの花
*各写真はクリックで拡大表示されます。
ずいぶんブログの更新をさぼってました(^^ゞ
8月はまず台風6号に振り回されましたね。我が家は停電は免れたのですが、断水が1日半ほど、そして暴風警報が解除された後の大雨で雨漏り。天井のパネルが剥がれ落ちてくる騒動がありました。

そして台風が去る頃、5月末に導入したニコンZ8が2回目のリコール発表。1回目はレンズが取り付けられない現象が希に起こるという事でした。これは落ち着いたら修理に出そうと様子見していました。2回目はストラップ取り付け金具が外れる事があるという事象でリコール。これは野外でカメラを使う身としては、ストラップが外れると落下してレンズもろとも壊れる危険性があります。一刻の猶予もないと即発送。ニコンでの修理はすぐに終えたのですが、クロネコヤマトの配送停止で戻って来たのは10日後でした。

そんなこんなで、8月下旬に久しぶりのやんばるとなりました。

ご無沙汰していた間にLEDライトの取り付けを変更していました。

森に入るといきなりリュウキュウヤマガメに出会いました。

倒木の根元にいたのですが、木下に潜り込みました。

この日の目的はヨウラクランでした。7月下旬に蕾を確認していたので、もうとっくに咲き終わっているかもしれないと心配していました。
サクラツツジの根元に着生しているヨウラクランです。

幸い、ちょうど花が満開となっていました。普通は木の高いところに着生しており、なかなか花をアップで観察出来ないランです。

ヨウラクランは、宮城県以南、琉球列島、台湾などに分布、沖縄県内では、久米島、沖縄島、石垣島、西表島、魚釣島などに分布するようです。湿度が高い森林内の、樹上の高い場所に着生しています。

葉の長さは3cm程度、花茎の長さは7cm程度でした。

小さな花のひとつひとつは1mmほどしかありません。

ニコンZ8は有効画素数4571万画素あります。さすがに最近の高画素機、小さな花ひとつひとつがしっかり写っていました。

日暮れ間近にまたリュウキュウヤマガメにであいました。なかなか良いポーズを見せてくれました。

リュウキュウヤマガメはフォトジェニックな存在で、見かけるたびに撮りたくなりますね。

これはZ8のjpgから一部を切り出した画像です。頭の先にヒトスジシマカが止まっているのがくっきりと写っています。目元にはカメキララマダニがくっ付いています。

山から出て腹ごしらえ。

日が暮れてから再び森に入ったのですが、残念ながら特に撮影したものは無し。しかし、この夜はオキナワトゲネズミを2個体目撃しました。どうやら個体数も増え、生息場所も一番追いやられていた頃より広がっているようですね。
ずいぶんブログの更新をさぼってました(^^ゞ
8月はまず台風6号に振り回されましたね。我が家は停電は免れたのですが、断水が1日半ほど、そして暴風警報が解除された後の大雨で雨漏り。天井のパネルが剥がれ落ちてくる騒動がありました。

そして台風が去る頃、5月末に導入したニコンZ8が2回目のリコール発表。1回目はレンズが取り付けられない現象が希に起こるという事でした。これは落ち着いたら修理に出そうと様子見していました。2回目はストラップ取り付け金具が外れる事があるという事象でリコール。これは野外でカメラを使う身としては、ストラップが外れると落下してレンズもろとも壊れる危険性があります。一刻の猶予もないと即発送。ニコンでの修理はすぐに終えたのですが、クロネコヤマトの配送停止で戻って来たのは10日後でした。

そんなこんなで、8月下旬に久しぶりのやんばるとなりました。

ご無沙汰していた間にLEDライトの取り付けを変更していました。

森に入るといきなりリュウキュウヤマガメに出会いました。

倒木の根元にいたのですが、木下に潜り込みました。

この日の目的はヨウラクランでした。7月下旬に蕾を確認していたので、もうとっくに咲き終わっているかもしれないと心配していました。
サクラツツジの根元に着生しているヨウラクランです。

幸い、ちょうど花が満開となっていました。普通は木の高いところに着生しており、なかなか花をアップで観察出来ないランです。

ヨウラクランは、宮城県以南、琉球列島、台湾などに分布、沖縄県内では、久米島、沖縄島、石垣島、西表島、魚釣島などに分布するようです。湿度が高い森林内の、樹上の高い場所に着生しています。

葉の長さは3cm程度、花茎の長さは7cm程度でした。

小さな花のひとつひとつは1mmほどしかありません。

ニコンZ8は有効画素数4571万画素あります。さすがに最近の高画素機、小さな花ひとつひとつがしっかり写っていました。

日暮れ間近にまたリュウキュウヤマガメにであいました。なかなか良いポーズを見せてくれました。

リュウキュウヤマガメはフォトジェニックな存在で、見かけるたびに撮りたくなりますね。

これはZ8のjpgから一部を切り出した画像です。頭の先にヒトスジシマカが止まっているのがくっきりと写っています。目元にはカメキララマダニがくっ付いています。

山から出て腹ごしらえ。

日が暮れてから再び森に入ったのですが、残念ながら特に撮影したものは無し。しかし、この夜はオキナワトゲネズミを2個体目撃しました。どうやら個体数も増え、生息場所も一番追いやられていた頃より広がっているようですね。
1枚目〜4枚目、10枚目、17枚目 iphone SE3
5枚目〜8枚目、11枚目、12枚目 、14枚目〜16枚目 NIkon Z8+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
9枚目、13枚目 NikoZ8+NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
2023年07月21日
夏のやんばるの森でリュウキュウヤマガメとか
*各写真はクリックで拡大表示されます。
7月の上旬、夏のやんばるの森を歩いた時の話題です。動画にもまとめましたので下の動画もぜひご視聴お願いします。
朝から夏空が広がり、暑くなること間違い無しの天気でした。

Amazonで以前から気になっていたカメラバックが値下がりしていたので購入。ショルダータイプのカメラバックです。背負うタイプのカメラバックを使っていましたが、この方が機材をさっと取り出しやすそうでお試しです。

交換レンズ、ストロボ、LEDライト、夏なので脱水症状対策の麦茶やお昼ご飯など。Z8は入らないので手持ちです。

さて、何はともあれ前回蕾を確認したカシノキランの場所に向かいました。幹に3株着生しており、上二つに蕾が付いていました。

真ん中の株で、房状についた蕾の一つが開いていました。

カシノキランは関東以西に分布する着生ランです。木の幹などに着生しています。やんばるの森では少なくはないのですが、高い所に付いている事が多く、撮影しにくいランです。ここの株は私の背より低いところに付いており、楽に撮影出来ます。

一つだけ開花していました。黄色の赤と白が混ざったとても可愛い花です。

花の大きさは1cm程度と小さい花です。

別のポイントへ移動中渓流沿いでまだコバノミヤマノボタンの花が残っていました。

コバノミヤマノボタンはノボタン科の低木で、初夏に花を咲かせます。沖縄島北部の固有種です。

割と完走した斜面でいろいろ探していたら、何と細い樹木の根元にカシノキランが付いていました。

花の房は小さめでしたが、ちょうど満開でした。花はアリが訪れていました。アリと比べると花の小ささが分かりますね。

探していたのはこのシマシュスラン。春に確認したときより株が成長したようです。今年の秋に咲いてくれるかもしれません。けっこう長い間花を観察出来ていないので楽しみです。イノシシだけが心配だなぁ。

夕暮れが迫ってきたのでそろそろ一旦森から出ようかという時、リュウキュウヤマガメとばったり。

最初は警戒して、首を引っ込めていました。

静かに待っているとやがて首と手足を伸ばして歩き始めました。その様子が上の動画に収録されていますのでぜひご覧下さい。

一度森から出て、夜の森へ入る準備をします。

引き続き夜の部へ突入です。
まずはナミエガエル。前回の記事で卵を紹介したカエルです。このナミエガエルはやんばるの固有種です。

渓流をヒメハブが移動中でした。付近でホルストガエルが数個体鳴いていました。

ホルストガエルが鳴いていたのですが、すぐに逃げられたりでなかなか撮影出来ず。この写真は産卵行動に利用するため、オスが川砂の堆積した場所に掘った浅い窪みです。この窪みにメスを誘って産卵します。

下の個体は何とか動画も撮れました。
ホルストガエルはやんばると渡嘉敷島の固有です。ウォン!と大きな声で鳴きます。動画にはヒメハブのシーンで鳴き声が収録されています。

1枚目〜3枚目、10枚目 iphone SE3
7月の上旬、夏のやんばるの森を歩いた時の話題です。動画にもまとめましたので下の動画もぜひご視聴お願いします。
朝から夏空が広がり、暑くなること間違い無しの天気でした。

Amazonで以前から気になっていたカメラバックが値下がりしていたので購入。ショルダータイプのカメラバックです。背負うタイプのカメラバックを使っていましたが、この方が機材をさっと取り出しやすそうでお試しです。

交換レンズ、ストロボ、LEDライト、夏なので脱水症状対策の麦茶やお昼ご飯など。Z8は入らないので手持ちです。

さて、何はともあれ前回蕾を確認したカシノキランの場所に向かいました。幹に3株着生しており、上二つに蕾が付いていました。

真ん中の株で、房状についた蕾の一つが開いていました。

カシノキランは関東以西に分布する着生ランです。木の幹などに着生しています。やんばるの森では少なくはないのですが、高い所に付いている事が多く、撮影しにくいランです。ここの株は私の背より低いところに付いており、楽に撮影出来ます。

一つだけ開花していました。黄色の赤と白が混ざったとても可愛い花です。

花の大きさは1cm程度と小さい花です。

別のポイントへ移動中渓流沿いでまだコバノミヤマノボタンの花が残っていました。

コバノミヤマノボタンはノボタン科の低木で、初夏に花を咲かせます。沖縄島北部の固有種です。

割と完走した斜面でいろいろ探していたら、何と細い樹木の根元にカシノキランが付いていました。

花の房は小さめでしたが、ちょうど満開でした。花はアリが訪れていました。アリと比べると花の小ささが分かりますね。

探していたのはこのシマシュスラン。春に確認したときより株が成長したようです。今年の秋に咲いてくれるかもしれません。けっこう長い間花を観察出来ていないので楽しみです。イノシシだけが心配だなぁ。

夕暮れが迫ってきたのでそろそろ一旦森から出ようかという時、リュウキュウヤマガメとばったり。

最初は警戒して、首を引っ込めていました。

静かに待っているとやがて首と手足を伸ばして歩き始めました。その様子が上の動画に収録されていますのでぜひご覧下さい。

一度森から出て、夜の森へ入る準備をします。

引き続き夜の部へ突入です。
まずはナミエガエル。前回の記事で卵を紹介したカエルです。このナミエガエルはやんばるの固有種です。

渓流をヒメハブが移動中でした。付近でホルストガエルが数個体鳴いていました。

ホルストガエルが鳴いていたのですが、すぐに逃げられたりでなかなか撮影出来ず。この写真は産卵行動に利用するため、オスが川砂の堆積した場所に掘った浅い窪みです。この窪みにメスを誘って産卵します。

下の個体は何とか動画も撮れました。
ホルストガエルはやんばると渡嘉敷島の固有です。ウォン!と大きな声で鳴きます。動画にはヒメハブのシーンで鳴き声が収録されています。

1枚目〜3枚目、10枚目 iphone SE3
4枚目、5枚目、8枚目、9枚目、13枚目〜16枚目 NIkon Z8+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
6枚目、7枚目、11枚目、12枚目、17枚目〜20枚目 NikoZ6+NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
2023年07月02日
ナミエガエルの卵とか
*各写真はクリックで拡大表示されます。
6月の下旬、梅雨が明けたばかりのやんばるの森を歩いた時の話題です。その日の様子を動画にもまとめてあります。ぜひご覧下さい。
森に向かう前に海の様子をパチリ。一気に本格的に夏になりました。

既にコバノミヤマノボタンは盛りを過ぎていました。残念。
代わりと言っては何ですが、この3年ほど入っているエリアではまだ見つかっていなかったナギランがみつかりました。花が綺麗で盗掘が多いランです。また地上部が無くなることが多く、なかぬか探しにくいランなのです。もう花期は過ぎていますが来年が楽しみです。

渓流のすぐ脇に、たたみ二畳ほどの広さがある湿地がありました。

もしやと思い水の中を覗くと、やはり有りました。

浅い水の中にあったのはナミエガエルの卵です。
ナミエガエルは主に山地渓流の源流部付近に生息し、春から夏頃に産卵します。水底に砂泥が堆積した湿地状の場所などが繁殖地です。水深が数センチ以下の浅い水場に産卵します。

卵はゼリー層の径が1cm強です。各卵がくっつかず、ばらばらに産んであります。

小さな支川に入り、支川の最源流を覗きました。

流れが緩やかでほとんど停滞した水の中に、オキナワイボイモリの幼生がいました。前回の記事でも紹介したやつです。

シリケンイモリの幼生は真っ黒ですが、イボイモリの幼生は褐色と黒褐色のまだらになっています。

イモリはよくヤモリとごっちゃにされがちですが、ヤモリは爬虫類、イモリはカエルと同じ両生類です。

幼生時代は変えると同じく水中で過ごします。

幼生時代は水中で鰓呼吸です。カエルのオタマジャクシとしがい、頭部の外鰓(がいさい)という器官が特徴的で目をひきます。

移動中、木の幹の低い位置に着生しているカシノキランがありました。大小合わせると、3株が付いています。

蕾が出ていました。7月の下旬ぐらいに花が咲きそうで楽しみです。

いったん森から出て休憩しながら日が暮れるのを待ちました。

夜は意外とぱっとしなかったのですが、ナミエガエルの成体を数個体見かけました。ナミエガエルは、体長10〜13cm程度です。頭部が大きく、手足が太いずんぐりとした体型のカエルです。沖縄島の北部地域にのみ分布する固有種です。

6月の下旬、梅雨が明けたばかりのやんばるの森を歩いた時の話題です。その日の様子を動画にもまとめてあります。ぜひご覧下さい。
森に向かう前に海の様子をパチリ。一気に本格的に夏になりました。

既にコバノミヤマノボタンは盛りを過ぎていました。残念。
代わりと言っては何ですが、この3年ほど入っているエリアではまだ見つかっていなかったナギランがみつかりました。花が綺麗で盗掘が多いランです。また地上部が無くなることが多く、なかぬか探しにくいランなのです。もう花期は過ぎていますが来年が楽しみです。

渓流のすぐ脇に、たたみ二畳ほどの広さがある湿地がありました。

もしやと思い水の中を覗くと、やはり有りました。

浅い水の中にあったのはナミエガエルの卵です。
ナミエガエルは主に山地渓流の源流部付近に生息し、春から夏頃に産卵します。水底に砂泥が堆積した湿地状の場所などが繁殖地です。水深が数センチ以下の浅い水場に産卵します。

卵はゼリー層の径が1cm強です。各卵がくっつかず、ばらばらに産んであります。

小さな支川に入り、支川の最源流を覗きました。

流れが緩やかでほとんど停滞した水の中に、オキナワイボイモリの幼生がいました。前回の記事でも紹介したやつです。

シリケンイモリの幼生は真っ黒ですが、イボイモリの幼生は褐色と黒褐色のまだらになっています。

イモリはよくヤモリとごっちゃにされがちですが、ヤモリは爬虫類、イモリはカエルと同じ両生類です。

幼生時代は変えると同じく水中で過ごします。

幼生時代は水中で鰓呼吸です。カエルのオタマジャクシとしがい、頭部の外鰓(がいさい)という器官が特徴的で目をひきます。

移動中、木の幹の低い位置に着生しているカシノキランがありました。大小合わせると、3株が付いています。

蕾が出ていました。7月の下旬ぐらいに花が咲きそうで楽しみです。

いったん森から出て休憩しながら日が暮れるのを待ちました。

夜は意外とぱっとしなかったのですが、ナミエガエルの成体を数個体見かけました。ナミエガエルは、体長10〜13cm程度です。頭部が大きく、手足が太いずんぐりとした体型のカエルです。沖縄島の北部地域にのみ分布する固有種です。

1枚目〜8枚目、13枚目〜15枚目 NIkon Z8+NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
9枚目〜12枚目 Nikon CoolPix W300
16枚目 NikoZ6+NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
16枚目 NikoZ6+NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S