2018年02月20日

ハナサキガエルの産卵 その4

*各写真はクリックで拡大表示されます。
少しブログの更新が滞っていました。ふ化が始まっていたハナサキガエルの幼生を2週にわたって確認しに行きました。2週分まとめてご報告。
1802CハナサキガエルA
水面上から確認するとほとんどの卵がふ化していました。
1802CハナサキガエルJ
ふ化した幼生は、まだ卵のゼリーに吸い付くようにして付いていました。
1802CハナサキガエルB
まだ眼も未発達なようで、遊泳できるような状態ではないようです。
1802CハナサキガエルC
拡大すると外鰓が確認できますね。この外鰓はやがて消失します。
1802CハナサキガエルD
それからさらに一週間後、再び訪れてみました。
受精した卵は全てふ化していました。そこの方には発生が進まなかった卵も見えていますね。
1802CハナサキガエルE
ふ化したばかりのオタマジャクシは透明感のある白っぽい色です。
1802CハナサキガエルF
前の週の様子と比べると発生が進んで、黒い眼も確認できますね。
1802CハナサキガエルG
まだ少しだけ外鰓が残っていました。
1802CハナサキガエルH
この後は徐々に褐色になっていき、渓流の流れに分散していくのです。
おきなわカエル商会


* INSTAGRAMはじめました。 管理人のインスタはこちらです。 
1枚目 Sony Handycam FDR-AX100
2枚目 iPhone 7
3枚目から9枚目 Nikon COOLPIX W300

First and second photographs are breeding site of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
Third to 9th photographs are tadpoles of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina). 


okinawakaeru at 00:57|PermalinkComments(0)カエル | ヤンバル

2018年02月08日

ハナサキガエルの産卵 その3

*各写真はクリックで拡大表示されます。
先日の夜、ハナサキガエルの抱接しているペアなどを撮影した沢に卵の様子を確認に行って来ました。
ハナサキガエル生息地は、やんばるの森の中を流れる渓流です。その源流域が主な生息地です。
1802BハナサキガエルA
渓流の源流域にある小さな滝の滝壺や、流れの緩やかな淵などに卵を産みます。数日間だけ一斉に集まり、集団で産卵を行います。
1802BハナサキガエルB
今年産卵を確認した産卵地は、渓流の3箇所に産卵していました。その3箇所のうち、一番産卵が遅かった淵が最大の産卵場所で、多くの卵塊が産み付けてありました。
1802BハナサキガエルC
まずは4kビデオで水面上から撮影です。
1802BハナサキガエルD
卵のゼリーにゴミが付着し、産卵直後より目立たなくなっていました。密集して産み付けてあり、どこからどこが一個体の雌が産んだ卵塊なのか見わけが付かない状態でした。
1802BハナサキガエルE
防水のコンデジでも撮影してみました。昔は水中撮影と言えば機材も高く大変でしたが、最近はカメラをそのまま水に中に入れて撮影でき、しかも4kの動画も撮れるのです。
1802BハナサキガエルF
安いとは言いがたいのですが、3万程度で入手できるのですから便利な時代になったものです。
1802BハナサキガエルG
水中カメラで撮った卵塊です。
1802BハナサキガエルH
白い卵の径が3mm程度、ゼリー層の径が7mm程度でした。
1802BハナサキガエルI
次いで沢を下り、1週間ほど産卵が早かった2箇所の産卵場所の様子を見てみました。
1802BハナサキガエルJ
こちらは発生が進んでおり、一部ですがふ化も始まっていました。
1802BハナサキガエルK
ふ化したばかりの幼生が、ゼリーに吸い付くようにしていました。
1802BハナサキガエルL
上の写真は水面上からの写真ですが、これを防水コンデジで撮ってみました。眼も未発達で、この写真では分かりづらいのですが、まだ外鰓がありました。
1802BハナサキガエルM

沖縄とは言えども冷たい渓流の水の中。その流れの中で、こんな神秘的な命の営みが行われているのです。
最後にiPhone7で撮影した動画をどうぞ。ちなみ動画ではiPhone7で水中撮影していますが、iPhoneの水濡れによる損傷は保障対象外なのでご注意下さい。

おきなわカエル商会


* INSTAGRAMはじめました。 管理人のインスタはこちらです。 
1枚目から3枚目、5枚目、7枚目、10枚目から12枚目 Sony Handycam FDR-AX100
4枚目、6枚目、動画 iPhone 7
8枚目、9枚目、13枚目 Nikon COOLPIX W300

First and second photographs are breeding site of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
Third to 9th photographs are  Egg mass of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
10th photograph is breeding site of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
11th photograph is Egg mass of Ryukyu tip-nosed frog ().Odorrana narina
12th and 13th photographs are tadpoles of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina). 
 

okinawakaeru at 00:52|PermalinkComments(0)カエル | ヤンバル

2018年02月05日

オキナワイシカワガエル、アマノヤマタカマイマイの画像を追加

ブログ告知amanoyamatakamaimai-6今週のおきなわカエル商会の更新で、カエル達の写真・鳴き声にオキナワイシカワガエルの写真1枚を追加しました。また沖縄の動物・植物達の陸貝にアマノヤマタカマイマイの写真2枚を追加しました。沖縄島の南部にだけ生息するカタツムリです。
Web site 「おきなわカエル商会」は下記のリンクよりジャンプできます。ぜひご覧下さい。
沖縄のカエルなら おきなわカエル商会 
トップページのWhat's New ! で、追加ページを確認できます。
*またインスタグラムもご覧下さい。管理人のインスタはこちら  
One photograph of Ishikawa's frog ( Odorrana ishikawae ) was added.
Two photographs of Satsuma amanoi were added. 


okinawakaeru at 06:00|PermalinkComments(0)サイトの新着情報・更新履歴 | カエル

2018年02月01日

ハナサキガエルの産卵 その2

*各写真はクリックで拡大表示されます。

先日の昼間に下見だけしていたハナサキガエルの産卵地。産卵の兆候がないか平日の夜に覗いてみました。斜面にハナサキガエルが数個体いましたが、淵周辺はヒメハブが2個体集まっているだけ。産卵はもう少し先かな?という感じ。
車に戻り、このまま引き上げるか、もう一箇所入るか悩みます。先日鳴き声を聞いた場所も気になるけど、平日の夜に帰りが遅くなるしなぁ、となかなか悩ましいところ。 
1801FヒメハブA
1801FヒメハブB
結局気になるので2本目の沢へ。ハナサキガエルが鳴いていたけど、まだ卵を産んでなかった淵へ急ぎます。
1801FハナサキガエルG
到着して淵の中を覗くと、すでに大量の卵塊が産み付けてありました。周辺でハナサキガエルの雄が盛んに鳴いており、どうやら前夜に産んだ様子。ピークは過ぎていますが、集団での一斉産卵のピークを過ぎたぐらいが、撮影による影響を少しでも緩和できるので良いぐらいです。
1801FハナサキガエルH
雄たちが淵周辺の斜面でピョッ!ピョッ!と盛んに鳴いていました。
1801FハナサキガエルA
鳴き声は先日アップした記事の動画でぜひ聴いてみて下さい。
1801FハナサキガエルB
夜が更けるに連れ、カエル達が卵を産む淵周辺へ近づいてきます。
1801FハナサキガエルC
そして雄と雌が抱接したペアもちらほらと出現。
1801FハナサキガエルL
1801FハナサキガエルD
そして抱接ペアは卵を産み付ける淵へと入ります。
1801FハナサキガエルE
淵にはあわよくば割り込もうと、水中で待ち受けている雄もいます。写真左下が水中で待ち受ける雄です。右下には前夜に産み付けられた卵も写っています。
1801FハナサキガエルM
そしてペアは水中へと潜っていきます。下の大きい個体が雌、上に抱きついている小さな方が雄です。
1801FハナサキガエルJ
淵の岩の下などに潜り込み、卵塊を産み付けるのです。防水のニコンW300を岩の下に突っ込んで撮った動画に、産卵するペアが10秒ほど写っていました。スマホと連携して撮影画像を確認しながら撮る事もできるのですが、こんな肝心の時に接続ができず。適当に勘で撮った映像を後で確かめると写っていました。
*追記:Snap BridgeでW300とスマホを接続しても、写真撮影しかできないですね。そもそも動画はリモートでは撮影できないのでした。
1801FハナサキガエルK

結局帰りは丑三つ時。ヘロヘロでしたが、良いものを観ることができました。
実はハナサキガエルの集団産卵を学生の時に見たのが、カエルに惹かれた大きなきっかけになったのです。ハナサキガエルの産卵を見なければ、おそらく「おきなわカエル商会」なんてサイトもやっていないし、そもそも沖縄で暮らしていないかもしれません。自分にとっては原点とも言えるカエルなのです。

おきなわカエル商会


* INSTAGRAMはじめました。 管理人のインスタはこちらです。 
1枚目、3枚目、10枚目、11枚目 Sony Handycam FDR-AX100
2枚目、4枚目から9枚目 Nikon D750 + TAMRON SP 90mm F/2.8 Di (Model F017) ストロボ使用
12枚目、13枚目 Nikon COOLPIX W300

First and Second photographs are Okinawa pitviper ( Ovophis okinavensis ). It's a poisonous snake and predator of the frogs.
Third photograph is mountain stream which is a breeding site of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
4th photograph is Egg mass of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
5th to 13th photographs are Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina). It's a endemic species in Yanbaru, and endangered frog. 
 Ministry of the Environment RED LIST;Vulnerable (VU)
 Okinawa Red Data Book;Endangered (EN)
8th to 13th photographs are Ryukyu tip-nosed frog laying egg mass.


okinawakaeru at 18:00|PermalinkComments(0)カエル | ヤンバル