カツウダケエビネの画像を追加ハナサキガエルの産卵 その2

2018年01月30日

ハナサキガエルの産卵

*各写真はクリックで拡大表示されます。
そろそろハナサキガエルの時期だなぁと思いつつ、オオシロショウジョウバカマを撮影していたら、すでに卵を産んであったわけです。焦りました。この沢では2箇所に卵が産んであり、すでに産卵のピークを過ぎていました。
ハナサキガエルは沖縄本島の北部地域にだけ分布する、やんばるの固有種です。山地の渓流沿いに生息しています。冬季に多くのカエルが一斉に集まり、水の綺麗な渓流に集団で産卵します。
1801DハナサキガエルA
産卵の様子を少しでも動画に収めたいなと、日が暮れてから沢へ戻ります。
1801DハナサキガエルH
産卵場所の周囲で、名残惜しそうにまだ鳴いている雄が複数いました。
1801DハナサキガエルC
包接しているペアも数ペアだけいました。下の大きな個体が雌、上にしがみついている個体が雄です。このまま水中に移動し、卵を産み付けるのです。
1801DハナサキガエルD
水中カメラを淵の中に入れると、岩陰に沢山の卵が産み付けてありました。
1801DハナサキガエルF
こういった水中の様子も、今ではコンデジを水中に突っ込んで簡単に撮れるようになって便利なもんです。
1801DハナサキガエルE
渓流の水の中でゆらゆら揺れる白い卵は幻想的な雰囲気もあります。
1801DハナサキガエルG
水上に出ている卵もあったので、どうも雨の日に産んだようです。この前日に北部では17mmほどの雨が降っていた記録があるので、前日に産み付けられたのかもしれません。
1801DハナサキガエルB
ヒメハブも1個体だけ産卵地の脇で鎮座していました。
1801Dヒメハブ
卵があった2箇所の他に、まだ卵が無い淵の周囲で鳴いている場所もありました。これから産卵するようです。鳴いている声をビデオで撮ったので、鳴き声を動画で聞いてみて下さい。ピョッ! ピョッ! と雄達が鳴いている様子がわかります。


おきなわカエル商会


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全て Sony Handycam FDR-AX100 で撮影

First photograph is Egg mass of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
Second photograph is mountain stream which is a breeding site of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
Third photograph is Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina). It's a endemic species in Yanbaru, and endangered frog. 
 Ministry of the Environment RED LIST;Vulnerable (VU)
 Okinawa Red Data Book;Endangered (EN)
4th photograph is amplexus of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina). 
5th to 8th photographs are egg mass of Ryukyu tip-nosed frog (Odorrana narina).
9th photograph is Okinawa pitviper ( Ovophis okinavensis ). It's a poisonous snake and predator of the frogs.


okinawakaeru at 23:36│Comments(0) カエル | ヤンバル

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