プルシェンコが王者であることは誰もが認めること。
そのプルシェンコがトリノでは金メダルを取ったのですが、その前のソルトレイクでは銀メダル。
男子フィギュアの”死闘”にふさわしい戦いを繰り広げたのがソルトレイクオリンピックで、相手はロシアで№1を競い合っていたヤグディンなのです。
結果はヤグディンが金メダル、プルシェンコが銀メダル。


okiraku ミニミニ講座
2000年 世界選手権 金メダル ヤグディン(この年で3連覇達成)
2001年 世界選手権 金メダル プルシェンコ
2002年 ソルトレイクオリンピック 金メダル ヤグディン
2002年 世界選手権 金メダル ヤグディン
 (2003年にヤグディンはプロ転向)
2003年 世界選手権 金メダル プルシェンコ
2004年 世界選手権 金メダル プルシェンコ
2005年 世界選手権 金メダル ランビエール
2006年 トリノオリンピック 金メダル プルシェンコ
 (プルシェンコ、アマチュア引退→2009年復帰)


ヤグディンとプルシェンコ。
切っても切れない2人のライバル関係。
後輩のプルシェンコの才能に惹かれたコーチの元を去り、アメリカへ渡ってタラソワコーチの指導を受けてから、ヤグディンはどんどん成長し、その集大成がソルトレイクオリンピックだったのです。
プルシェンコという強力なライバルがいたからヤグディンは金メダルを取れたと思います。
また、ロシアチャンピオンであり続けたプルシェンコは、ヤグディンに負けたことによって、トリノオリンピックで金メダルを取れたんだとも思います。
今は色んな人がメダリストになる可能性を秘めてるけど、2002年に今の選手達がいたら…
ライサチェックもランビエールもジュベールも高橋大輔も…どうなんだろう???って思ってしまうのは、ヤグディン&プルシェンコ黄金時代を贔屓目するokirakuの偏見かもしれませんね。


この2人は当時ロシアでエースを争っていた間柄だったから、ソルトレイクオリンピックでの決勝はすっごい争いでしたよね。
ヤグディンのSP「winter」↓↓↓(日本語実況)
これはヤグディン自身が好きなプログラムなのです。

2:30辺りのステップは”世界一のステップ”と言われていました。
このステップはタラソワコーチとモロゾフコーチが手がけたもの。
タラソワコーチは浅田真央ちゃんも指導を受けてましたよね。
モロゾフコーチは現在、織田信成くんや安藤美姫ちゃんのコーチです。
(美姫ちゃんメダル取ったらモロゾフコーチと結婚?ってどうかな?)


FSは6.0を連発した「仮面の男」↓↓↓
これは必見です。
衣装も鉄火面をつけられた仮面の男をイメージさせてくれます。

ヤグディンの演技を見届けるライバルのプルシェンコとゲーブル(アメリカ)が映っています。

こちらにはライバルの様子は映ってないけど、ひたすらヤグディンのすばらしい演技をリピートしている映像です。
アナウンサー、めちゃめちゃ興奮してます。

3:05頃からのステップと、ラスト4:30頃からのステップ。
特にラストのステップは超~見せ場。
リンクの端から端まで、剣を持って戦ってる姿がよく表現されてますよね。
ここで思わずディカプリオの顔が思い浮かんでくるくらい、映画の世界を表現しきったヤグディンだったのです。
その結果が6.0をたたき出したんですね。


当時の採点方法は6点満点方式。
技術点はジャッジ全員が5.9、芸術点は6.0満点が4人も出た、パーフェクトな演技だったのです。
キスクラ(キス&クライ)でのヤグディンの涙を流しながら喜んでいる姿を見れば、この点数がこのメダルがもたらす大きさが一目瞭然ですよね。
(まさにキス&クライのヤグディンでした)
男子シングルでオリンピックで6.0満点を出したのはヤグディンが初めて。
その後、採点方式が変わり、6.0満点方式はこのソルトレイクオリンピックが最後となったのです。
なので、ヤグディンは最初で最後の6.0満点演技者ということになります。


*キス&クライ…演技終了後に採点を確認するために座っているエリア


こちらは残念ながら銀メダル(ソルトレイクオリンピック)に終わったプルシェンコ。
ここからトリノオリンピックへの金メダルへの道が始ったんですね。


ちなみに、この時4位と惜しくもメダルを逃したのが、バンクーバーオリンピックの解説をしている本田武史選手でした。


いよいよ明日は男子シングル・フリー。
希望は
金メダル 高橋大輔、銀メダル プルシェンコ、銅メダル 織田信成
(本当は日本人3選手の表彰台独占ですが、それはムリだろうな…)
金・銀を日本人が取ってくれたらこの上ない喜びです。
とにかく、日本人が表彰台の一番高い所に立ってて欲しい。