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というのも『就職活動に「個性」は必要か?』と問うような人は、個性がナニであるかを理解していないからだ。
個性というのは、あなた個人が持っている感性を言う。と言うことは、何から何までも他人と異なっている必要性など無い。あることについては A さんと同じ意見、別のことについては B さんと同じ意見、とかでも構わない。さらに言えば、それらの間に矛盾があっても構わない。
問題は「感性をどう発露するか」にある。
日本の葬式に、日本人が出席する場合、ラメギラの服を着てくる奴は「個性」ではなく「馬鹿」に過ぎないように、TPOというものがこの世には存在して、それに合わせることができるものを個性という。
さて、就職活動とは何であるか?
企業にあなた自身を「売り込む」セールスである。
つまり、あなたは企業において「セールスマン」であると同時に「商品」でもなくてはいけない。
そして、商品としてのあなたは「会社にとって買うと得な人材」でなくてはいけない。
セールスマンとしてのあなたはその事を強調しなくてはいけない。
そして、大抵の就活において、新人には「若い」以外の売り込みポイントは存在しない。企業にすでにいる先輩は、就活をしている人よりも仕事の仕方を理解している。会社の新人研修で「その会社が求めている人材の方向性」というものも教わっている。あなたはまだ大学を卒業しておらず…というよりも卒論を書くという「大学4年間最大の難関」をまだ受けておらず、それ故に海のものとも山のものともつかない。
そんな人達が、就職活動をする上でもっとも 無難な 格好がスーツである。特徴なく、強い忌避感を覚えさせず、就職した後も最初のスーツとして使える、それがリクルートスーツというものだ。
もし、あなた自身に「こいつを採用しなくては絶対損だ」と思わせるような何かがあるなら、ナニを着ているのかなど関係無いだろう。スーツがTシャツGパンでも無問題。あなたの採用はすでに決まっているのだから。
でも、そうじゃないなら?
少なくともいつまでも残るような形での「個性」の発露は止めとけ。
ちなみに。
私は工学部の出身なので。後輩にはこういうのを勧めている。
必ず、スケルトンな筆記具を持っていけ
できれば万年筆がよい。が、ボールペンとかでも可
できれば万年筆がよい。が、ボールペンとかでも可
で、自己アピールの時に、こういうのだ:
「私は、ものを見ると、内部構造を知りたくてたまらなくなります。
工学部に入ったのもそうです。
で、そのたびにモノを壊していられないので、このように(と筆記具を出す)
スケルトンの筆記具も使うようにしています。これなら壊さずに中が見れますから。
これを見ると、万年筆がいかに面白い筆記具か判ります。
表面張力と空気流入のバランスが、インクを吹き出させも、詰まらせもせず、
筆記具としての特徴に必要なぶんだけ送り出す様子は非常に感心させられます。
私の強みがあるとすれば、この好奇心の強さです。
猫を殺すとも言いますので、弱点かもしれませんが。
もし、御社に好奇心の強いものが必要ならば、きっと私はお役に立つと思います。
いつか、この万年筆のような、非常にプリミティブでよく考えられたものを作れればいいな、と思っています
」