オーガニックベース 奥津典子blog

2016年11月

通信講座「はじめるコース」のQ&Aのサイトに
「異常気象の現代の食事」という記事をアップしました。

サイトはコチラ

この記事は重要だと思いましたので
一般の方も閲覧できるようにしました。

10年前と今とでは、「必要な食」「陰陽・中庸の基準」が大きく変わりましたよ!
必要が変わってますよ!!という私の見解です。(生徒さん用なので、一般の方は下記を)

マクロビオティックにはもともと「身土不二」という教えがあります。
環境が変わったら必要も変わる。
法則であって、規則ではありません。つきつめると「今を生きなさい」ってことなんです。歴史の普遍は汲み取っても、過去を生きちゃダメですって。普遍だからこそ変化する。

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陰陽の変化は、<08年から強まり、2013年には明らかになっていた>と考えています。ただ、私は気づくのが遅れました。引越や出産もあり、主観なのか客観なのかわかりませんでした。
気象変化や、社会の変化、暦、太陽活動、生徒さんの身体の変化、農作物の植生の変化などから判断しています。もう少し早く発表するべきでしたが、科学者タイプでない私でも、思い込みだけで講義しているわけではないので、検証や調査に時間がかかり、遅れました。すみません。
卒業生の方には、必ず読んでいただきたいです。

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暦の上では立冬をすぎました。
寒くなったり、拍子抜けするほど暖かかったり、そうやって、冬がやってきます。

今年はなんだか、柿のなり方も不思議だったり、日本の九州だけでも
福岡のシンクホール現象や阿蘇山の噴火、熊本大分地震、日照りと日照不足、鹿児島宮崎の台風被害、年始の九州豪雪など、これでもかというほど、異常気象が日常になった一年でした。
いったいどんな冬になるのでしょう。

マクロビオティックに出会って20年になりますが、今は、本当に「中庸」を創造するのが難しく、挑戦しがいがあります。
面白いと思うのは職業病ですかね。



◯冬に向けてオススメ

寒い季節に向けて、しっかり体をあたためましょう。
肺や腎臓を傷めると冷えます。
大量生産の加工食材はできるだけ避けましょう。
甘い物や水分、乳製品など不必要な動物性タンパク、精白炭水化物、生の果物や清涼飲料水、酒、タバコ、カフェインは控えめに、(時々の楽しみに)

しっかり良いミネラルと必要なタンパク質をとりましょう。
消化の良い玄米食は必須ですね。我が家は最近、炒り大豆ご飯が多いです。お醤油も入れます。
そして、一日いっぱい味噌スープはもう絶対。
(有名自然食品ブランドの味噌は質が劣化していますから気をつけて)

良い伝統製法のごま油って本当にありがたいです。炒めるだけでおかずがすごく美味しいしあたたまります。ごま塩や鉄火味噌、
しっかり「火」で煮込むこと、濃い炒め物や、炒め煮。
根菜料理、葛や車麩や乾物は大活躍。
ひじきもたまりません。ひじきはオリーブオイルと合わせるのが好きです。

それと必ず発酵食や、ちょっとした「陰」の料理、茹で青菜だとか非加熱のお漬物などもとりましょう。
干し椎茸、ごぼう、こんにゃくも、活躍します。

「陰」に分類される青菜は、実はミネラル(「陽」)がいっぱいでもあり、大根菜人参菜、おすすめです。種取り農法は間引き菜がいっぱい発生するから、本当はみな「かかりつけ農家」がある時代になるといいのに。
(青菜といっても西洋ほうれん草はあまりすすめません。シュウ酸が多いです。カカオやルバーブもですが。お腹をゆるめるじゃがいもやサツマイモもほどほどに)

必要なときは、消化よく調理したお魚や卵を少し。
ただしケージ飼いやめちゃくちゃな養殖ではなく命の尊厳を守られた彼らを。
伝統製法の鰹節を。

そんなことで、毎日は何倍も楽しくなります。
本当に農家や林業の皆さんに、動植物たちに感謝。

それと、乾布摩擦や足湯、生姜湿布も大助かりのシーズンですよ。
私は、着替えの時にこすること、お風呂でたわしでこするのを習慣にしています😊
電気器具は、冷やしやすいです。



◯マクロビオティック=玄米菜食ではない

マクロビオティック食は、その人に必要な食を取り込むことで、
その人本来「元気ー元の気ー」が開花する土台づくりです。

何度も言っていますが、マクロビオティック=玄米菜食ではありません。

では、その「必要」をどうやって見極めるのか。
マクロビオティックは、「従来の分析科学的視点では、<断片では正解。でも全体としては間違いになりやすい>」という反省に立つものです。特に経済利用されると、破壊力が大きい。

科学の断片的正確さを否定は全くしませんが、それだけに依拠しないで
東洋の包括的世界観(陰陽論)、伝統と歴史、生産の現場、自らの感覚なども盛り込んで判断しよう、というもの。

音なき音をきこう、
「大きく」(マクロ)に全身全方向にとらえてみよう。
そして小さなこと(台所と暮らし)を大事に実行しよう、という生活哲学です。


◯天地人

だから、(私は「天地人」と呼んでいるんですが)
3方向には最低でも学ばないといけません。

「天」は天候気象風土。

「地」は食という環境が生み出した命の特性、影響力。いいも悪いもないのですから。

「人」は食べる人の年齢や体質、性別、これまで食べてきたもの、ご両親の体質や食etc

今、「天」と「地」が大きく変化しています。
「人」はもちろん、変わり続けます。


いったい、今何が必要なのか。

「学ぶ」「考える」だけでは絶対わかりません。
<頭>も大事だけど、それに頼りすぎると怪我します。
食という<身体行為>を通じて、気づかせてもらえることが沢山あるのです。
美しく、美味しいですし、元気になる料理って。



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奥津典子のマクロビオティックレクチャー
オンデマンド配信の第10回、更新です。
よかったら、今からでも是非、聴き始められませんか。一年間見放題で、前の回も勿論遡ってみれます。スマホで通勤時で充分。

今回の主な内容は

*陰陽五行説の「金」を主に、寒くなってくる秋冬に備えて
*対応するからだや望診
*食べもの
*セオリー通りでは通用しない、この気象変化について

これらを、初心者の方もわかるように、くだいてくだいて、
身近なトピックをテーマに、手軽に、笑い話も盛り込みながらレクチャーしています。
”手軽に気楽に、本格的なマクロビオティックを”が合言葉。

365日理想通りでないのは我が家もです。する必要もないと思うし。
でも、できる小さな元気習慣、マシマシは大事だと思うんです。
一食でも大きいですし、
もし積み上げることができたら大きな差になります。



◯季節や人によって、必要は変わる。

オンデマンドのこのコースは、季節や状況の変化にあわせてどう対処したらいいかのヒントがいっぱいです。
はじめるコース」修了生の方も是非受講してください。
元は、修了生向けだったアドバンスレクチャーコースが、
今オンデマンドで配信している奥津典子のレクチャーコースの母体です。

「はじめるコース」も、四季や時間など環境、
男女や人によって必要が変わることを説明していますよね?

ところが、そもそも、あの頃と「四季」が違ってきてしまいました。
それに、2000年代は、いわば「飽食」の病気の時代でした。
でも今、食材も変化して、飽食のつもりでそうでなくなっているんです。
自然食品店も、一見同じ自然ブランド商品は、中身はどんどん変わっています。


マクロビオティックが変わったのではありません。
普遍の法則だからこそ、時代環境が変われば
必要や<中庸>のつくり方は変化するのです。


私も試行錯誤。20年やってきて、一番難しい。
でも、だから面白い。新しい感覚で、経験がそのままは使えないので、
フレッシュで謙虚になれてすごくいいです。

応用とは究極の基本です。



◯時代はほんとうに変わっている

自己流でマクロビオティックを学んできた方にも、
「はじめるコース」じゃなくて
オンデマンドレクチャー」から始められるの、おすすめします。
後でやっぱり基本を踏まえたくなるんじゃないかな。応用→基本というルートです。

なんだか、「オンデマンドきいてください!」の叫びになっていますが(苦笑)
いま、ほんとうに聴いていただきたくて。私にしては珍しく。

何だか最近もう、
修了テストの採点も、
雲仙での生のクラスや「お母さん塾」でも、
福島ヒトトのスタッフ研修でもなんでも・・・
結局私は
「時代はもう本当に変わっているのです」と
「いかに本人自身になってもらうか」
をわかちあうことを朝から晩までやっている気がします。

例えば海藻とかもう、全然無いんですよ。全然とはいわないけど。
本当に、大変(=大きな変化)なことが起きている。

技術者の高齢化、喪失。
世界で起きている異常気象や紛争
動植物に押し付けてきた人類のわがままももう重なりすぎて・・・

私たち、そのツケをどう払ったらいいのでしょうか。
今まで前提とされていたものが存在しない社会が始まっている。
なのに変わらず、社会は原発問題など憂慮すべきことがいっぱいで、変わらず「経済の量」が優先されていて。



◯「今」と向き合うこと

だけど、大きなことは、すぐにはどうすることもできません。
だからやっぱり、
台所や日々の暮らしでできることがあるって救いだなあって思うんです。

子供達を見ていても、ああ、食の力ってほんとにすごい
すると、人間って本当にすごい!面白い!って思えることがいっぱいで。
それは農家さん達のおかげなんですけど。

そんな感動や喜び、「元気」のためには
「今」と正面から向き合うことが大事ですね。
「今」と「今のご自身」にしっかりと目や耳をこらすのを手伝ってくれるのが、マクロビオティックなんだなあと思います。


(おまけ)
「はじめるコース」受講生・卒業生の方は、
Facebookのコミュニティも是非楽しまれてくださいね。(登録が必要です)
サポートサイト」も受講中・テスト申請中/合格者の方はぜひご参照ください。


どなたさまも、時節柄ご自愛ください。


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