子供たちのお弁当のために、久しぶりに「コーフー」を仕込んでいます。
「コーフー」とは、小麦タンパク、生麩みたいなものを煮込んだもの。
売ってもあるのですが、自分で作った方が安上がりだし色々調整もできます。
オーガニックベースではアドバンスクッキングコースでやります。
(が、前回は、人数が多すぎて焦った私のせいで
美味しくできなかった回もあったのでした、、、ごめんなさい涙)


*植物性たんぱくについて
このコーフー=植物性たんぱく、上級者向けですが
マクロビオティックを長く続けていくには結構大事です。

大豆たんぱくだけだと、どうしても「陰性」すぎて、特に男の子、男性は弱ります。
もちろん、女性でも、豆類の食べ過ぎは、負担に。
標準食の10%以下というサジェスチョンをお忘れなく。
納豆や味噌のように消化のよいものはわりと大丈夫。←食べ過ぎるには高いけど
また、乾燥大豆たんぱくは、乾燥の仕方が激しすぎて
あまり多くとっていると消化器に負担になります。
「一物全体」には反しますし。

豆のほかにタンパク質が多いのは、長ひじきもそうですが
穀物類。麦や蕎麦など。
ところが、麦からできた車麩など、乾物は、
生っぽいみずみずしいものが多く必要な成長期は嫌がることも多く
乾麺すら子どもによっては続くと合いません。
些細なことですが、現代は粉も麺にしてからもダブルで高温乾燥しているので
その急収縮や、成分が飛んでしまうのは意外と負担になります。
成長期は敏感なのでそれを本能的に嫌がったりします。
わがままとは、ちょっと違いますかね
それは、例えば戦後のような食料不足時は、それどころではありませんが。


それで、かといって、子供たちが大好きな質のいい生麩は高いし
生麩ばっかりも消化不良になることもあります。
市販の「セイタン」は、日本のは煮詰めすぎていて、成長期には不向きかな。
輸入してあるふっくらしている「セイタン」は良いです。


というわけで←強引につなぐ
コーフーは、良質のたんぱく質が大人より多く必要な子供さん
大人でも若い人、アスリートなどには、必要になってくるメニューです。
何より、バリエーションはやっぱりあったほうがいい。


*作り方あらすじ
まずグルテン粉や小麦粉を練ってタンパク質の塊をつくるんですが
それを1時間以上蒸します。
すると、わーっと膨らむ←この力が成長期は特に重要
のでそれをスライスして
だしと醤油やてんさい糖または米飴など陰陽を考慮して煮込む。
ちなみに、このだしが、屑野菜・・・ちょっと変色したねぎの端っことか
大根のひげとか、ひからびすぎた生姜など、”食べるのにはちょっと”
というものがあればあるほど美味しい。

それで、私はコーフーのつくり時=屑野菜がたまったとき、にしています。

これは、煮込み終わって保存するところ。
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1週間以内に使い切るなら冷蔵で
それ以上は冷凍で。カツにしてしまって冷凍しておいても便利。
ミンチにもできます。




これは、簡単な照り焼き。
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写真ではわかりにくいのですが、表面はカリッと焼いてあって
中はむにっとしていて、なかなかおいしい。
お弁当向けに冷めてもおいしいように、けっこうしっかり甘醤油味です。
主人にはしょうがのすりおろしやわさびなどを加えて大人味に。


一方、こちらは娘に向けて
なんていうんでしょう、ストロガノフでもなければハッシュドビーフでもハヤシライスでもなく
ご飯にかける中華風みたいなもの。
給食に合わせています。
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*子供の成長に思うこと

我が家のオニイチャンも中一になり、
小学生の頃までは大好きだった「いもくりかぼちゃ」系の味が
あまり好きではなくなり、すっかり男の味覚と申しますか
成長期の男の子の味覚になったなあという感じ。
ふっふ、早い話が一番マクロビオティックにとって手ごわい味覚(笑)


中高生のお子さんがいるご家庭がマクロビオティックを取り入れようとすると
一番一番難しいと思います。あとは、離乳期かなあ。
でも、ポイントを押さえれば、お互いストレスなく、できることもあるんです。
ただ、お付き合いもあるし、一番「膨れる力」や大人と違う味が好きなときなので
パーフェクトを目指さず、できるだけ良いことを取り入れよう、という感覚でよいと思います。
また、運動量が異なるので、大人の標準食とは必要も全然違い
子供に合わせた「法則」の適用が必要になります。
私もまだまだ研究途中ですが、いつか「成長期の子どものための」というショートコース、
やれたらいいな。


研究途中という意味は、うーん、なんというか、一応学んだんです。米国で。
ただ、それでもやっぱり、現実の自称「マクロビオティックで育てている」家庭を見て
ちょっと、これは、と思うことは正直あったんですよね。
私は「結論ありき」にはしたらいけないと思っています。プロとして。
「結論ありき」というのは既存のマクロビオティック理論を正しいはずと決めつけて
それに都合のいい言論を当てはめていくこと。
間違っているかもしれない、という前提で厳しく検証を重ねて
より多くの人に適用できるものにしないと、やはり仕事として、
大切なお金と時間をいただいて、伝えてはいけないと思う。
正直、マクロビオティック業界は、まだまだその辺無責任だと思うこともあります。
でも、そういう時代を経て、マイナーなジャンルというのは成熟していくんですが・・・
やっぱり、我が子の成長をある程度見てから発表したい、という思いはあります。

こんなこと書くと、時々「子どもを実験台にしている」とネタにされるんですが
・・・・あのねえ・・・
実験でない人生なんかあるかーーーーーー!
そういっているあなたも、あなたの考えを自分自身で試しているんですよ。
人生は常に実験なんです!!!
大多数の意見に従ってれば正しいはず、という実験を(無自覚に)していたり。
我が子がかわいくないわけないでしょう?
ベストを必死でやっているんですよ、ほとんどの親は。
その幸せのためなら、迷わず自分の命を差し出せるもの。
それが、我が子、なんではないでしょうか、たいていの人間にとって。

まあ、いいんですけれど・・・
人生は短い。
やっぱり、自分のやりたいことをやりたいものです。
他人や親戚には理解されないことがあっても、
どうせ、食事に限らず人生や子育てってそんなもの。
結果論で、結果が良ければ後になって急に肯定されたり。
だから、惑わされずに自分を貫くことはすごく大事だし、
そのための「協調」なんじゃないかな。
譲ることも大事だけど、それは自分をごまかすためじゃなくて
やり遂げるために、じゃないかな、と。


昨日、息子がしみじみ
「お母さん、ほんと、マクロビオティックで育ててくれてありがとうね
俺、最近しみじみ思うよ」
って言ってくれたんですが、子ども本人の言葉や本音の方がよほど大切だと思います。


ともあれ。
まず、離乳食コースを作ったばかりで来週始まるので
そちらを充実させていきます。クラス数もいずれ増やしたいし、DVDにもしたいし。
ただでさえがんばっている、
全国・世界のマクロビオティックお母さん&お父さんに少しでも役立てますように!