オーガニックベース 奥津典子blog

カテゴリ:理論

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おかげさまで、ようやく
「台所料理を学ぶ基本コース」
台所料理を学ぶ応用コース」配信が始まりました。(視聴期間3年)


調理実習とレクチャーを交互に

 |健康と元気に自信
 |家族の食卓をもっと美味しく

の台所をお手伝いします。

理論もやっぱり元気のためには大事です。
家族の美味しいにも役立ちます。
しっかり今の気象に合わせて、
土台を組んでいただけるように。

食べる命も食べられる命も幸せな社会が夢です。



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「応用コース」は調理実習中心です。
もちろん、それに「なぜ」の解説・ショートレクチャーもいたします。

五行説の理論を台所に結びつけてしっかり学びたい方には、「マクロビオティックレクチャーコース」がおすすめです。



まとめます。
オーガニックベース・奥津典子の講座は

<基本編>
「台所料理を学ぶ基本のコース」

<上級編>
▽レクチャー
  「マクロビオティックレクチャーコース」

▽クッキング
  「台所料理を学ぶ応用コース」

となっています。

「基本編」でしっかりとした基礎を身につけ、
「上級編」で、季節ごとの取り入れ方を身につけます。
なお、動物性の取り入れ方、包丁の持ち方などは、基本編に入っています。


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<動物性をとりいれた台所料理>

「台所料理を学ぶ基本コース」「応用コース」ともに、通学クラスの生徒さんにもご好評をいただき、責任を果たせたかとほっとしています。

「体力・体調の回復を実感しています。マクロビオティックを始めて菜食をはじめたときみたいに、動物性を取り入れて元気になってきました。」

「動物性が必要になった、とは自分でわかったんですけど、自力ではうまくいかなくて、来て本当によかったです」

「料理がすごくたのしくなってきました」

「マクロビオティックて、もっと窮屈だと思ってて、すごくおおらかで面白いんですね」

「ずっと悩んでいたひじの痛みがなくなりました!」

「色が白くなったねって言われました」

等、生徒さんから様々なご感想を、いただけました。

全般に、半年や3ヶ月のコースが終わっただけで
体温が上がって、肌がもちっと、また目がきれいに、ご印象が可愛らしくなられました(年配の方も)。他にも腰の痛みがとれたり眉間のしわがとれたり、美味しく季節に合わせてつくれるようになってきた!など、
役立てていただけて嬉しい限りです。

クラスに通えない方に、また通った方も、オンデマンドでよかったら学んだり復習なさってください。



<過剰を排出する食事が必要だった2000年代、不足を補う食事が必要な今>

 |動物性が、なぜ、どういう風に必要か
 |玄米の炊き方の変化
 |必要な調味料の変化
 |お味噌汁にもいりこだしなど、
 |朝食の役割の変化

新しい講座では、上記の内容に加え、ここ数年の研究からの実践法をお伝えします。

もちろん、かつての私の理論が間違っていた可能性も否定はしません。そこは、もう少し時間がたったら、判明すると思います。


▽2000年代

2000年代は、「過剰」が理由で不調になるケースが多く、菜食に適していたと思います。

高ナトリウム血症、高カロリー、高コレステロール、高脂肪。ゆえに肝臓や膵臓の硬化現象を起こす方が多く、「引き算の料理」が健康食に特に重要でした。

すなわち、菜食や、薄味なスープ、余剰を洗い流すこと。
野菜達もとっても元気で、濃厚な味がしやすかった。様々なものの表皮も薄かったし、異常気象もまだ少なかった。加えて政治家の影響もあるのでしょうが、もっと安く色々なよい食材が手に入り、美味しかったです。例えば太陽光線も強くて、ビタミンD活性化も簡単だったと思われます。

日米政府が2005年に発表した食事指針も、相当にマクロビオティック標準食に近かったです。


▽2010年代

でも今の気象は、ちょっと特殊です。災害が多すぎるのはどなたも実感なさってると思います。地球規模の数百年に一度の変化が起きており、必要な栄養は「不足」になりやすい気象と時代だと思います。

低ナトリウム血症に陥りやすい、骨が弱りやすい、腎臓異常や貧血、むくみ、肺の問題、足腰、歯、高血糖、睡眠異常に陥りやすい。
はじめていらっしゃる方の体調や必要も、2000年代と全く違います。

さらに食材の変化も大きく、同じレシピでは、あのときと同じ味になりにくいです。

「不足」の時代は「適切な足し算の料理」が健康食に必要です。
例えば塩分もいいものをやや濃く・・・というか、ミネラル不足に陥りやすいから、上手に加えます。やみくもに増やすのではなく。動物性も少なすぎないように。

消化しにくい植物性は消化しやすく工夫して、穀物も2000年代よりはやや減らすetc

スープ一つとっても、2000年代と今では目的が異なります。


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具体的に、どう台所で体現して健康を創り維持するか
美味しい食卓を実現するか、

詳しくまとめるのが今回の「台所料理を学ぶコース」の二つです。

「基本はもうわかっている」という方も、動物性をどう組み合わせるか、などは「基本」にいれています。


これはもう、明らかに何かが変わってしまった、と決定的に確信したのはようやく2015年でした。
2017年からしっかりと「足し算へ」の情報提供がはじめられていたことは、ぎりぎり間に合ったのではと思っています。


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かつての私の理論をご信頼くださり、それで元気になられた方が、元気になられた経験ゆえに、どうしても菜食中心のそれを続けてしまい、うまくいかず、前のレシピで美味しくできなかったり、不調になられているかもしれないと思うといてもたってもいられません。本当に申し訳ないです。そんな思いをこめてカメラの前で、講義や調理しています。


「マクロビオティック」という言葉も、最近までやっぱり使おうと思っていたのですが、
世間では「マクロビオティック=完全菜食」とあまりにも浸透していて、今はあえて表には出さないことにしました。

自分の中では、今もマクロビオティックのつもりですが、私の力が足りず、誤解を招くだけだと思います。いつか、力をつけて、マクロビオティックとは、こういうものなのだという説得力を持てる程になれたら嬉しいですが。

そして、やはり動植物の生死の尊厳は、変わらず強く願います。オシャレな消費ライフに隠れた虐待のような扱い、モノとしての消費は、断固反対です。

もちろん、誰もがそんな消費生活に関係しています。矛盾することもありますが、一方で、命や自然の摂理を大切にしておられる生産者さん、漁師さん、猟師さんに改めて敬意を表したい。


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◯吉祥寺のアトリエを畳みます。

それと、最後にもう一つ大事なお知らせが。

改めてお伝えしないとなんですが、東京の<アトリエ間間(まんま)>は、今年いっぱいまでで、閉鎖予定です。

いろいろ思うことは勿論溢れていますが、でも決断が必要です。

来春から、雲仙での新しい、もっと農家さんと連携できるような教室や販売所を準備し、夏のオープンを目指します。福島ヒトトも続きますし、京都でのクラスも来春一つ残しています。

東京では、撮影が落ち着いたら、友人の場所を借りてクラスは開催させていただけたらと思っています。でも、<間間(まんま)>は終わりです。
間間では、11月頃に、15周年をかねて、自分の単発クラスもいろいろ開催予定です。ご多忙の折りとは存じますが、しばらくの最後に?お越しいただけたら、光栄です。

おしゃれでもない、でもあたたかいあの場所が、
生活の土台をそのまま体現したような、子ども達と必死で駆け抜けたあの場所が大好きでした。


そのようなわけで、
15年を迎えた「オーガニックベース」は、オンデマンドで、雲仙で、一新。
新しい一歩を踏み出します。これまで、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。


どうぞみなさまも、今日も今日だけ、佳いお日ですように。


只今京都におります。3日連続クラス。

このブログ記事は、7/25までの出張直後に下書きしましたが、調えようと思っているうちに、どんどん月日が経ちます。最後の方の、暑さへの情報は役立つ方もいらっしゃるかもで、乱暴ですが、下書き段階のアップです。
写真を入れる暇もなく、、、、読みにくいです。

・・・
|雑記
東京と福島で、合わせて5つのコースが終わりました。残りは、東京1コース、京都3コースだけです。ありがとうございました。

ヒトトのみんなや、間間(まんま)のゆかちゃん(元ヒトト店長)に会えたし
末娘と離れるのは、辛いですが、息子と数日暮らせ、お弁当をつくったり、一緒に夕食を囲む時間は、私には一番の楽しみです。

今回は、料理家・翻訳家etc多彩な江口研一さんに会えたり、
友人の日登美さんに数年ぶりにあえて、一緒に泊まれたり、ひときわ濃密な東京滞在でした。

さておき。

暑さがこんなにも危険になるなんて、子どもの頃には想像もつきませんでした。
台風のコースも変り(7月の時点で書いています)
ほんとうに、海流やその他の変化を実感します。それにはやっぱり、この数百年に一度の太陽活動の低下が影響していると私は思います。(専門家でないからただの推測です)

そして、食材という植物たちの変化、人体の変化をまざまざとみます。

・・・
暑い季節と立秋前の土用の食事のノウハウをいっぱいにお届けしようと思って上京しました。

しかし、行ってみなければ、わからぬもの。
東京の暑さはもはや熱さであり、熱さゆえの、水分の取り過ぎ対策が必要でした。

植物の活動が低下しているせいか、酸素が足りないような、呼吸が浅くて苦しくなるような大気。
埃っぽさも、PMが心配な雲仙の比でなく、喉が痛い。福島についたとき、「ああ、空気がなんて澄んでいるんだろう」と思いました。

というわけで、ついたその日に、お酒が大して好きでないのに、ビールをがぶのみしたくなりました。(もちろん、のみました。ちなみにエビス←きいてない)
アイスキャンデーや(大好きな久保田食品さん)、果物や炭酸やのまないとやってられないのです。
そして当然、胃が冷えたり水っぽくなるので、合わせた料理や食事が必要です。

しかし、それを助けてくれる大事な加工食材も作物も、つくりてがどんどんいなくなり・・・
本物の、寒天、本葛、大豆製品、小豆、ごま、緑豆春雨、かんぴょう・・・果たして10年後には何がどれだけ、本来のものが残っているのでしょう。梅干しすら、無添加のものがほとんど売られていません。手づくりしない方も多い都会では、これはどうやって夏を乗り切るのか。

・・・

クラスの内容は、膨大で濃密、ここで再現することは、無理ですが、要所だけでもご参考になったらと思います。

|特に立秋までは、炊いた梅干しが非常に躰にいいです。無添加のそれをいれて、ご飯をたきましょう。梅干しと煮物をつくりましょう。教室では、ゴーヤやピーマンと切り干し大根とごま油の組み合わせで煮ました。よいごま油は、油と相性が悪い梅干しでも大丈夫。
先月は、あらめと梅干しを炊きましたが、ごぼうと煮るのも美味。のぼせ防止作用や、美白効果もシミを消す効果もあります。
梅干しをそうやって取っていると、秋が深まってからの痰や咳や発熱の有無が変りますよ。

|特に立秋までの土用におすすめ
加熱した梅干し(無添加)、梅酢、本葛、生姜、野菜の甘みを皮ごと引き出したお料理
塩気のあるぬか床・ぬか漬けがよいのも、御味噌汁やよくよく噛んだ消化良く炊いた玄米が良いのももちろんです。

|のぼせ防止に
しつこいですがごぼうがとても役立ちます。反対に現代はのぼせるような食事が多すぎるのですが。
自然栽培のごぼうは、本当に美味しいんですが、慣行栽培のだと味も効能も低いことが多いですね。ごぼうの梅煮はスライスしてもできます。美白作用もあり、本当にありがたいメニュー。
栽培に手のかかるごぼう。自然農家さんに本当に感謝です。


|東京では特に濃い御味噌汁が要りますね。
普通暑い季節は、冷や汁にしたり、塩麹スープや梅干しとのお澄ましをすすめるのですが、今年は都市部は「ザ・お味噌汁」が特に重要。過剰に水分や糖分をとってしまうと思われるからです。
生姜をこれでもかっていうほど入れて、煮ます。一コースだけ、なぜか異常に辛くなってしまいごめんなさい。それ以外のコースは、辛いながらにもまろやかで喉越し良く、みんな本当に喜んでおられました。
ネバネバ野菜(おくらなど)が、夏につかれた肺を保護するので、たっぷりいれ、
あとは、一昔前と違って、鰹節を最後に振り入れます。鰹節でだしをとるのではなく、鰹節を煮て味噌と食べる。

10年前と違って、今は、過剰を排出するためのスープでなく、必要な栄養を適切に摂るスープが必要です。これを太陽活動などと絡めて私の仮説をクラスではご紹介しているのですが
植物性だけの御味噌汁ばかりでは、現代の気候では弱る人が多い。低ナトリウム血症のような。もちろん、ときには植物性オンリーも必要です。特に子どもは、大人より必要頻度が高いでしょう。
ただ、大人で特に水分のとりすぎで、胃が弱っているような人は、いりこや鰹節の出汁も用いた濃いめの御味噌汁をしっかり飲みましょう。味噌を溶き入れてからとろ火で必ず煮ます。(煮立てない)

|切り方
ますます大事になってきます。呼吸器その他、粘膜のあるところにはダイレクトに影響しますので。

|スポーツドリンク
手づくりできます。市販品はやっぱり心配です。ゴミも出てまた、海や空気の汚染に繫がります。プラごみは我が家もどうしても出ますが(ジップロック等)、それぞれのご家庭の事情に合わせて、去年よりは減ったぞ、を積み上げていけばよいのではと思います。

おすすめは手づくり梅シロップ(米飴を加えてつくること)+梅酢+(あればレモン汁など)を薄めることです。塩分を梅酢でとりいれるのがポイント。
糖分は、適切なパーセンテージだと、水分吸収力を高めてくれますが、やはり負担になりやすい単糖類。それが梅ととるとずいぶんいいです。
あかしそも同様の効果あり。
梅シロップがどうしてもなければ、できるだけナチュラルな糖分を煮溶かし、+梅酢(塩分を含むのです)、レモン汁などでつくれます。

なお、お茶はやっぱり熱いお茶の方がいいです。我が家は番茶か麦茶。(ときには珈琲も飲みます)特にクーラーの中にいて、発汗出来ていない人は、熱いお茶にしましょう。
水分全般、加熱したがいいか(酸素が飛ぶ)、生水がいいか(酸素はあるが、お腹が弱い人は注意)人によりけりですね。

|本葛
発汗解熱作用があり、かつ、冷える人は温める等調えてくれます。くれぐれも本葛を。

|適度に冷やすもの
寒天、きゅうり、パセリや大葉やピーマン、ゴーヤなど苦味、トマト、豆腐、干し椎茸の出汁、適量の豆乳、梅干し、他

|緑豆春雨
暑さで疲れた筋肉などによいのですが、なかなか本当の緑豆春雨がないですね。(馬鈴薯でんぷんが材料でないものを)


|体温を高く保ちましょう
体温が36度5分はないと、人は元気ではあれません。気持も落ち込みますし、疲れやすいし、肌も荒れますし。逆に、体温がそのくらいないということは、食生活が不適切ということ。自分を責めるのではなくて、これではきつくて当然なのです。もっともっとよくなる余地があるんだと喜んでくださいね!きついのに頑張っているとも言えるのですから。
体温が適切なら(できれば50代前は6分以上、男性は7分以上を目指したい)、食生活が適切ということです。

異常な熱さですが、生徒さんの中には、今までで一番ラクという方も多いです。
教室に通うようになって、体温が上がり、汗がかけるようになったから、ほてらないし、汗もさわやかでべとつかないし、喉もかわかないし、だるくないし、ラク!とのこと。よかったですね。
環境が全てではないのです。自分をどう創るか。
がんばられた台所に拍手を送ります。

|動物性
鰹他、適度に必要です。皮膚を傷めやすい気候なので。ありがたいですね。
だいたい、食事全体の1:5〜7で動物性:植物性を今はすすめています。(スープに用いるいりこなど含めて)ただ、やっぱり質というか、調理の仕方で、ピンからキリまでって、命に失礼ですが、美味しさも影響も異なります。

・・・

取り急ぎ、以上ですが
コースを終えて、平均するとみなさん、体温は2分ほど上がりました。
そのためお肌がつやっともちっと、きれいになられました。新陳代謝があがり、血液の状態がよくなった証拠です。色が白くなったり、目が大きくなったり、顔がしまったり・・・・健康とは本来の美をうむのです。
私は昔は5℃丁度しかありませんでしたが、食事改善でどんどんあがったんです。今は平熱は6度6分を目安にしており、4分まで下がっても、疲れやすく、動きづらく、家が散らかってきます。その差は大きい。油断すると、下がってしまうので、気をつけています。

・・・

|お知らせ:受講生専用サポートサイト
異常気象に伴い、通信講座のサポートサイトは、テスト不合格者や未受験の方もご覧いただけるようにしました。(「はじめるコース」テキストを読み込めば判断できるレベルを超えたと判断しました。)
そして、「はじめるコース」+サポートサイトでは、もはや、この気象変動への対応は難しいと判断しまして新しい通信講座の製作中です。よろしければご検討ください。
でも、生のクラスに比べると、カメラの前の授業はとても難しいですネ。疲れ果てます。がんばります!


|日々のこと
もう、どうにもならないほど、毎日忙しくて、ブログまでとてもまわりませんが、なんとか、インスタグラムやTwitter、時々書いています。念願の蒜山耕藝さん・くども、オカズデザインさんとのお料理やご案内くださった倉吉も、福井の平岡くん(made in earth)の田んぼも、素晴らしかったです。どう、書き残すか、格闘中。時々、健康に役立つ食事のことも書いていますからよかったらご覧ください。

今回の上京では、コース以外に、久しぶりに単発レクチャーを開催できました。お越しいただきありがとうございます。コースは楽しいし、一方で、単発クラス、増やせたらなあと思いました。が、これ以上長く娘と離れるのはきつく、、贅沢に悩みます!

さておき、

時々、情報過剰で、目が見えなくなっている方をお見かけします。比喩的な意味です。物理的な視覚障害ではありません。

情報は、あくまで補助で、きっかけです。

大事なのは、情報を捨て、頭のおしゃべりをやめ、考えず
台所でただただ素材を見つめること、感じること、向き合うことです。
その時間に耐えることです。
どこを切ったらよいか、すら、ほんとはそうして見えてくる線に沿うと、うまくいきます。


技術もそうで、
まず、包丁を、「持つ」ことができるようになるのに、だいたい半年かかります。
現代人は「にぎる」か「つかむ」しかできないことがほとんどです。
「持つ」「立つ」ほんとうに「見る」ができるようになれば、「切る」ができていきます。
きちんと切れていない料理は、どうしても、粘膜を傷めてしまいます。まず、胃腸、それによって、呼吸器、皮膚、目、生殖器その他へ、悪影響が広がっていきますし、逆にいいと、それら全てに良く働きます。味ももちろん、ぐんと美味しく。


お米の洗い方も同じで、本当に洗えている人は、
手をさっといれただけでも、指の腹で、何百というお米の粒を
適切なタッチで、たたたたた・・・と触ってあげられているのです。
ピアノも、楽譜通りに弾けることと、そして音色がすごく重要ですよね。
あの音色をだせるように、膨大な練習が必要でしょう。
お米洗いは、ピアニスト程極める必要はありませんし、もっと誰もができるようになることだけれど、でも、ただ、手をつっこめばいいってもんではないのです。

・・・
現代では、情報が沢山あります。
健康食を意識する人も、インターネットなどで、もうありとあらゆる知識を集めている人がいます。
それは適切であれば、役立つでしょう。

適切な理論や知識は、必要です。私のクラスも、理論が多いのが特徴かもしれません。
消化のよい玄米ごはんと消化しづらい玄米ごはんの違い
現在と10年以上前の炊き方の違い
今の気象には完全菜食でなく、動物性をどう取り入れるかが重要なこと。その私なりの論拠と具体例。
他にもいろいろと。やはり理論は本質的であるために、重要ですから。

けれど、
調査力や知識が、本来の力としてではなく、
恐怖心の裏返しだったり
単に頭の沈黙に耐えられないだけだったり
練習をつむ忍耐に耐えられないだけだったら
あまりよく働いてはくれないでしょう。

・・・

食も子育ても、多分人生も
要(かなめ)は
その沈黙に耐え、見つめ続けることかもしれません。

こちらが沈黙しないと、相手はしゃべりだしません。
ネオンが無いところに行くと、夜空に星がいっぱいなのにびっくりしますよね。似ている気がします。
頭の沈黙によって初めて、音が情報が目の前の野菜や水や話せない赤子から溢れて聴こえてくるでしょう。見えてくるでしょう。

透明な心になって初めて見えて来くるでしょう。
それはたくさんの感動をもたらすでしょう。
考えるのをやめると、感じられるようになる。感情とは違います。心です。
知性は、考える力でもありますが、考えないための力だと最近強く思います。

情報の雑音で、
大切なものを無視しないでほしいと、願っています。
そのための、理論と料理のクラスを、やっていきたいです。
なんだか、小林秀雄が似たようなことをおっしゃってたなーと思ってクスクス笑ってしまいます。あの世で会えるかなあ。

2月の2週間の東京出張がおかげさまで終わり、お弁当を続けて来た子ども達も、それぞれ区切りのときです。いろいろ、思うことのまとめ。ブログにあるまじき、写真のなさと文の長さです。が、見やすさを考えて模索すると、お蔵入り間違いなし、なので、読みにくさのまま、書き残します。


|マクロビオティックとは、何か
ずっと悩み続けていた、「マクロビオティック」という言葉を使うか否か。

マクロビオティックは、「身体によさそう」というイメージもありますが、知名度が上がるのと同時に、当たり前ですが、ネガティブイメージもかなりもたれていました。要約すると
・固定化された玄米菜食、絶対ベジタリアン
・食や人をこれはダメあれはいいと裁く・評価する人達
・制限食、強制食
・好き嫌いが激しいわがまま、めんどくさい人達
・病気や不幸を怖れて食に依存する人達
・全然美味しくない。調理がめちゃくちゃ
・承認欲求の強い女性の、お小遣い稼ぎ手段
・資格ビジネス
・不安をあおり、取り込む商売
・宗教、トンデモ理論、詐欺(不適切に高価な加工食や浄水器ビジネス)
・反体制運動
・やっている人はみんな不健康、不健全
・オーガニックセレブ 都会のえらそうな消費目線 など。

これだけ、羅列すると、なんだか最悪ですね(苦笑)でもま、そういう風に思っている人達も少なからずいるのがわかりました。
知らない人は、別にそこまで、思わないと思います。
出版社の方も、「「マクロビオティック」て言葉は、もうタイトルからとったほうが、書店に並べられやすいと思います」とアドバイスくださったり

しかし・・・
「ここまで嫌われているんだ!」と知ると。

判官贔屓?
なんだか、はらがたってきて(何に!?)
「マクロビオティック」て使いたくなってきました(大笑い)

そうして、自分は、マクロビオティックをどうとらえているか、改めて、言語化しよう!と思うきっかけになりました。逆に、私も「うまく説明できないなー」ともやもやしながら、やってきたのです。

それで、今の時点の、私の思う「マクロビオティック」とこれから、どういうクラスをやりたいか、まとめます。

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続きを読む

Facebookで見つけた記事です。私はこちらの団体の皆さんと面識はありませんが、記事の内容に共感したので、シェアします。(写真は胸が痛むものですが、私たちの社会がなしている行為として直視ししませんか。)

鶏の生と死


彼らはどうして、こんなにも惨めで苦しい生を強制されなければならなかったのでしょうか。
他にも、大規模畜産の様々な問題や、ペットショップ繁殖の裏、動物園の飼育の仕方など、様々な問題提起をしてくださっています。

***

私たちも時々卵はいただきます。特に旬の春。そして秋。
平飼いで、限られた数の産卵飼育をなさっておられる方達から購入しています。

卵に限らず生き物達の尊厳ある生と死とともに、私たちの暮らしを成り立たせられないでしょうか。こんなシステムの上に、子供達に「いのちを大切に」だとか「弱いものいじめをするな」「自分の都合で相手の苦しみを利用してはいけない」などと教育しても、何の説得力もないと思うのです。
めぐりめぐって、結局経済のために、私たちの人生を必要以上にすり減らしたり、「さらに弱いものをたたく」社会を、自らの不幸を招く社会を私たち大人は構築していないでしょうか。

卵に限らず動物性食品は、とても貴重で強いタンパク源、エネルギーです。大量の常食は、必ず肝臓腎臓心臓生殖器その他傷め、アレルギーや慢性疾患の原因にもなります。子供達の発育にも問題が生じます。

反対に、植物性素材にはない栄養素や力も持っています。
私たちは日本の気候ではまずは菜食をベースにし、体質などに応じて魚と卵をおすすめしています。国内でも特殊気候他、その限りではありませんし、また必ず良質の味噌や玄米など必要など、長くなるので略。

「悪い」たべものではなく、「とても大きな力を持っているすばらしいもの」だからこそ、たべ「もの」でなく彼らの「命」だからこそ、少しでいいのです。値段も養鶏家が、ちゃんと鶏達を暮らさせられる価格であるべきです。
そしたら、動物たちも人間も健康に環境汚染も少なく、暮らしていけます。お金もかえってかかりません。医療費や美容費や様々な問題への対症療法費用が不要になるからです。

加工食材の原材料にかかれている「卵」や「乳由来」といった様々な言葉の裏にある生と死にも、思いを馳せて、少しずつシフトさせていきませんか。

****

今買っている人や、誰かを弾劾したいわけではないのです。
だけど、マクロビオティックを知った時は嬉しかったなあ!直接加害者にならずにちゃんと栄養は足りるんだ、それどころかそのほうがいいなんて、人間は地球と共生できるのかもしれないと希望に胸を膨らませました。
いざ意識すると、自分の食生活を変えるのは簡単ではありませんでしたが、いつかできるようになると思うと、それだけで気は楽で、案外楽観的にやれたように思います。

そうしていつからか、我が家では、大規模畜産の肉や卵などや、それらをもとにした加工品などは勿論、一切食卓にのぼっていません。生活用品も同様です。

同時にだんだんと、心ある飼育家や農家、猟師、食材の生産、製造をなさっている方達に出会えるようになりました。「自然食品」業界は、プロダクツ化と値段の高騰が進み、内実は、結局大量生産と似たような問題が発生したりもしていますが、その外で、全国、沢山の方が小さくも確か、心強い試みをなさっています。とてもありがたいことで、励まされます。

・・・・

さて、今はもう、そんな苦しみから生まれた卵などを購入しない私は、加害者側(あえて強い表現をしてみます)でないかといえば、そんなことはありせん。やはり文明社会の上にしか、生きられないし、それは、いろんな人の力のおかげで暮らしているということです。そしてこれからも、文明社会で生きていきたいと思っています。

「まだまだ」の例として、例えば、猫のえさ。自分で狩りしてつくってはやれません。できるだけいいものを購入したり、魚で手作りしたりはしていますが、それでも一部には、こういう飼育方法の鶏たちや何かが混ざっている可能性があります。

材料への共感は半々でも、丁寧に料理しておられる方が好きでその方がつくったお菓子はいただきたいなと思ったり、場の空気を乱すのが嫌で、周りに合わせたり。合わせたりというより、そのときはもうそうしたいんです。好きなんですよね、今出会っている人達が。仕事でもプライベートでも。

みんな、それぞれ、自分の認識の範囲で、よしと思ったり妥協しながら、それぞれの事情の上にがんばって生きている。私だって、できることしかしていません。元々凄惨な動物実験を行なった商品や薬やその経済で守られてきた人生ですし、等等、きりがありません。

・・・

そんなわけで、私自身が今も、矛盾をはらんだ「加害者」であり、それこそ、生き物たちにしたら「害獣」そのものだよなっていつも思います。ゴミもまだまだ沢山でます。

でも、一人が完璧な暮らしを構築するより、みんなが少しずつ変わったほうが大きな力になると思うのです。そしてそれがめぐりめぐって、人間社会を幸福にしないでしょうか。

また、すごく自分勝手な発想ですが、丁寧にお料理することは、供養に近づくと思ってもいます。大事に同化して、彼らの生を取り込んで共に生きる。ビーガンにこだわりすぎて、加工食材ばかり輸入食材ばかりになるのもどうかと思う。

「自分が絶対正しい」とはけして思えない。でも、だからこそ、言いたい。つまりは自分の問題だからです。

このような飼育による利益システムはなくなるべきです。彼らの苦しみを、無駄にしないためにも。そもそも、こんな風に飼育されて心身ともに苦しんだであろう生命を食べても人は健康になれません。健康は健康な食べもの(命)から生まれます。

私たちは肉食はしないファミリーですが、しかし、きちんとした解体技術、肉の加工保存技術などは、伝承されるべきだと思っています。ライオンがシマウマを殺して食べるのを、非難する人はいないでしょう。同じように、人間も気候風土やあるいは特別なときに、肉食の必要があれば、それは、のびのびと生きた生を、きちんと殺め、神聖な食べものとしていただけるのなら、理想的だと思うんです。(2017年より、お肉も時々いただくようになりました)


できることから、少しずつ、シフトしていきましょう。
まずは、消費者が実態を知ることも大きな前進です。消費者が要求すれば、販売者も飼育者も加工業者も変わらざるを得ないでしょう。
こういった飼育を禁止する実効力がある条例や法律もどんどん整備されるといいなと思います。また、単に追いつめるだけでなく、改善意思をもった業者が、もっと健全な飼育に変えられるよう、資金、エネルギーを注げないでしょうか。メーカーは調査報告を。優れた養鶏家さんは、指導者としても力を発揮なされるように。正直に告白した業者には、転換への助成を、など。

尊厳ある生と死を。
幸福な命とお金の循環を、次世代に。

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