狭山養生鍼灸院

福西式お灸・指圧blog

 お灸は東洋医学の華であると一般に考えられています。そうすると『西洋の灸』という題には、ちょっと奇妙な感を持たれるかも知れません。

 

 そもそもお灸の本質は、一瞬の熱刺戟によって内科疾患や整形外科疾患の治療を行なうものです。西洋では、古代ギリシャの昔から『焼灼(しようしやく)という治療法があた。は、鉄((らく)(てつ)皮膚押し皮膚か、てい皮膚す。こう内科疾患整形外科疾患治療ってす。

 

 このように見てくるとき、一瞬の熱刺戟という根本において、わが国のお灸も焼灼も同じ分類に入る治療法といえるでしょう。

 

  熱した鉄で傷の治療

 

 今回は、熱した鉄による焼灼によって傷の治療をしている絵を紹介しましょう。

 
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 これは、有名な『創傷外科の野外における手引書』という本の木版画による挿絵です。1517年の作と言われていますが、ドイツ人であるという以外、版画家の名前はわかっていません。

 

 なお、わが国のお灸も、傷口の治療によく用いられてきました。次回にこの話を続けたいと思います。

 
狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]




 




   図のお灸器具(3000円)を用いて「熱くない、アトのつかない“八分灸”」のすえ方とツボの取り方をお教えします。肩や腰をはじめ全身に御自分で施灸できます。
 一度来院されるのが最善ですが、無理な方には電話またはLineの動画でお教えします。お気軽にご連絡ください。
      お灸器具jpg


                                     TEL  :   072-367-3792


血療法(しやけつりょうほう)――つまり人体から血を少し抜くことにより医学的な効果を得ようとする療法は、洋の東西を問わず、昔から行なわれていました。今回は、わが国の血療法のうち、代表的な『吸いだま療法』の話をしましょう。

 

                 ◇      ◇

 

 まず、三稜(さんりょう)(しん)というハリ身体一部す。尾根稜線といいが、三稜鍼ような稜線を3ったハリというす。ハリ断面三角っていら、想像さい

 

 さて、図のような『吸いだま』と呼ばれるガラスびんの中に、点火したマッチ棒をさしこみ、そのまま患者の皮膚(ひふ)ていマッチ棒びん引き抜同時に、皮膚押しす。き、びん円内 に、三稜鍼傷口ようす。と、圧力マッチって酸素った低圧っており、皮膚吸着す。傷口びん吸い療法す。

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                    肩こりや腰痛に効果

 

 この療法は、肩こりや腰痛に著効をあらわすものです。にもかかわらず、最近では一部の鍼灸院を除いてあまり行なわれなくなりました。それは、衛生上の問題があるからです。これを専門に行う鍼灸院では、消毒に大変な努力をされているようです。

 

 ところで、皮膚に傷をつけずに、単に吸いだまを皮膚につけるだけの療法もあり、これを、『空吸いだま』と言います。

 

 近年、低周波電気治療器の中には、電気療法と同時に空吸いだまを行うものがありますが、衛生上の心配もなくそれなりの効果があげられるので、これは面白い進化と言えましょう。

 
    
  
狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]




 




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 今回はお灸の本質について考えてみたいと思います。

 お灸の本質の一端を示すのは『医心方』に書かれている次の一節です。『医心方』は平安時代中期に丹波康頼によって著された我国最古の医学書です。

            △  △  △
            夫針術須師乃行。
            其灸則凡人便施。
            △  △  △

 右の文中、師とあるのは専門家すなわちプロのことです。凡人とあるのは、あらゆる人つまりプロもアマチュアも全部の人という意味です。解釈すると、ハリはプロがしなければならない、それに対しお灸の方は、プロも素人も誰でも実行することが出来る、ということです。このように素人が実行可能なすぐれた医療法であることがお灸の最大の特徴です。

            病気予防にも効果

 
次に注目すべきはお灸の歴史の長さです。このことはお灸のすぐれた効果と同時に副作用の無いことを示しています。副作用のある危険な療法であるならば、素人が実施し、長く続くはずがありません。

 歴史の長さを示す一例として、中国の春秋時代に書かれた『孟子』に次の節があります。尚、『孟子』の成立年代からして二千五百年前からお灸があったことを示すことになります。

            △  △  △
      ・・・・・・(前略)猶七年之病、求三年之艾也。(後略)
            △  △  △

 この「七年の病に三年のもぐさを求む」とは、七年ごしの持病には、原料であるよもぎを三年も晒して念入りに作った上等の艾(もぐさ)でお灸をすえる必要がある、という意味です。

 又、お灸は病気を治すだけでなく、病気にならないよう予防医学として大きな効果が認められてきました。江戸時代、三代将軍徳川家光によって公布された

慶安(けいあんの)触書(ふれがき)に「をいし、(わずらい)やう常々し・・・ていす。

 

 不況乗りきりには健康第一で、お灸をすえて下さい。

 
狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]




 




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