福西式お灸・指圧blog

狭山養生鍼灸院

2016年09月

 糖尿病には八分灸が大変よく効きます。私の妻は両親から強い遺伝を受け、若くして発病、今ではインスリン注射をしていますが、八分灸のおかげで35年間元気にしております。ほとんど合併症はありません。また、特筆すべきは、食べたい物は食べたいだけ食べて、運動はきらいだからほとんどしません。それで元気なのです。

              小腸からホルモン

 
ところで、平成10年4月25日付の読売新聞に糖尿病の新薬について記事がありましたので、その部分を枠で囲って載せました。記事によると、小腸から分泌されるホルモン『インクレチン』が膵臓に到着し、膵臓から分泌され血糖値を下げる働きをするインスリンの分泌を促進するというのです。新薬はこの作用を強めるというのです。

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 また、同じく膵臓から分泌され血糖値を上げる働きをするグルカゴンの分泌を抑制する作用がこの新薬にあるというのです。どちらにしろ新薬は血糖値を下げる働きがあるというのです。

 ここで大切なことを述べましょう。従来の西洋医学においては、糖尿病といえば膵臓、それだけをみてきたのです。しかしここにおいて膵臓の働きが小腸の働きと密接な関連があることがわかってきました。

 一方東洋医学にあっては、各内臓は相互に関連しているものとして、たとえある特定の内臓の病気であっても全ての内臓の働きを活発にするべく身体全体の治療をすべし、と考えてきました。これを太極(たいきょく)療法と言います。西洋の分析的考え方と東洋の統合的考え方の両方が必要なのです。

狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]

  

 


   一度の来院で「熱くない、アトのつかない“八分灸”」のすえ方とツボの取り方をお教えします。図のお灸器具(3,000円)を用いますので、肩や腰をはじめ全身に御自分で施灸できます。予約の上お越し下さい。
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                                 TEL   072-367-7329
                    MAIL  okyumeijin1@gmail.com



江戸時代後期の戯作者、滝沢馬琴の随筆『玄同放言』に出てくる三河の百姓、満平の話をしましょう。

 

                         ◇      ◇

  • ・・・三河(        ノ)国、宝飯(ホヒノ)郡、水泉村ノ百姓満平、慶長七壬寅年()、右同国同村に(ウマ)レ、寛政八丙辰年()、百九十四歳ナリ、享保年間、云云(シカ乀)ノ慶賀ニヨリ、(メサ)レテ江府ニ参レリ、(中略)今玆(コトシ)辰年()(マタ)マヰレリ、享保ノ故事ノ如シ、前後イヅレノ日ニヤ、(ツカサ)(ヒト)満平ニ(トハ)ク、汝ガ家、何ノ術アリテ、長生如( ノ)ナルヤ、答テ(マウサク)、他ノ(ギ)ナシ、(ヤツコ)ガ家、先祖ヨリ相伝シテ、三里ニ灸ス、其灸方、毎月(ツイタナ)ヨリ八日ニ至テ()ム、年中月別(ツキゴト)ニ、間断(カンダン)アルコトナシ、其数同ジカラズ、如左、

                    

     右朔日八壮、ニ日九壮、三日十一壮、四日十一壮、五日九壮、六日九壮、七日八壮、八日八壮。

     

    左朔日九壮、二日十一壮、三日十一壮、四日十一壮、五日十壮、六日九壮、七日九壮、八日八壮。

     

     寛政八年、満平百九十四歳、妻百七十三歳、子百五十三歳、孫百五歳、曾孫(ヒコ)以下、尚百歳ニ(ミタ)ザルモノ多クアリト云フ・・・・(後略)

     

    元気で長生き“三里の灸”

     

     満平一家が江戸に呼び出され、役人から長寿の理由を訊ねられたのに対し、三里に灸をすえ続けていることを話しています(一壮・・・一点に一回点火すること)。

     

     この種の話に誇張はつきものです。三里にお灸をすえ続けると、元気で長生きするという話は古典の中にわんさと出てきます。以前『河内国と灸』においても同種の話をとりあげました。何しろ幕府の法律である『慶安触書』においても、年中お灸をすえよ、と言っているのです。この話も以前に記しました。

     

     なお、馬琴は70歳をこえて失明し、先に亡くなった息子の嫁に口述筆記させました。嫁がなかなか字をおぼえないので、よく癇癪を起したといわれています。


狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]

  

 


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 今回は当院の地元、河内国の話をします。
江戸時代の人、神沢杜口(かみさわとこう)の書、『翁草』(おきなぐさ)に出てくる話です。

             ◇    ◇

 三里灸治法有之、毎月左之通。
 朔日左九右八、二日左十一右九、三日十一宛・・・・・八日八迄

 右は河州石河郡古市村百姓仁右衛門、当時了清と申す、当末に百八歳に罷成り、老健耳目歯丈夫にて、大坂へ八里の処、今以日帰りに往来す。これが五代祖より此灸を据え来り、五代各百二十歳余迄致存命、唯今了清三男大坂堺筋に春米屋を致居候石河屋利右衛門と申者、当年七十九歳になれども、壮年の者の如く、下男同様に自ら米を春候。(中略)
寿数は兎も有れ、是を月毎に不怠せんは最も容易の事にて、而も其益は大ならん、凡薬治は事によりて害有り。灸治は益あるのみにて害なし、故に人の為に爰に記す。

           三里の灸で驚く長命

 簡単に説明します。
三里という足のツボに、毎月、一日、二日、・・・・八日まで決められた数のお灸をすえてゆきまさす。右足と左足のすえるべき数が示されています。

 河州とありますが、これは河内国のことです。石河郡も、今も石川が流れているのでよくわかります。古市村は今でもその通りの名前です。古市村の百姓了清は108歳になったが丈夫で、古市から大坂 までの八里の道を日帰りで往復する、とあります。それは五代前からの右に記した灸のおかげだと記されています。その息子は大坂堺筋で米屋をしているが、79歳になってもお灸のおかげで壮年のように米を運んでいる、と書かれています。

 後半では、毎日お灸をすえるのは簡単なことで利益も大きい、と述べられています。薬は場合によっては害になることもあるが、お灸は利益ばかりで害がない、と記されています。

 年齢については実年齢ではなく、こういう話には誇張はつきものです。三里に灸をすえると長生きする話は、古典にはわんさと出てきます。三里の灸がそれだけよいことだけは間違いありません。

狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]

  

 


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