福西式お灸・指圧blog

狭山養生鍼灸院

2018年08月

 スポーツ・ブームが子供にまで及び、子供向けの各種スポーツクラブが盛況です。少年野球・少年サッカー・水泳教室・・・。これは結構なことですが、問題も少なくありません。それについて考えてみましょう。

             ◇     ◇

 子供のスポーツは、本来次のような目的をもっています。
 ① 体位の向上
 ② 精神力の養成
 ③ 社会性の養成
 まず、①の『体位の向上』について考えてみましょう。

 先日、少年野球のピッチャーが、肘が痛いといって訪ねてきました。診ると、肘の関節を、正常な子供の半分しか曲げることができません。一見して、関節に異常が認められました。また、別の少年は肩の骨に変形をきたし、ちょうど五十肩のような状態になっていました。このような子供たちが、完全に治ることはありません。変形したまま一生を過ごすことになり、言わば障害者となったのです。このような例は実に多いのです。

           変形しやすい子供の身体

 レントゲン写真で見ると一目瞭然ですが、本来、子供の関節は大人とはずいぶん違っています。未発達な関節に強い力を連続して加えると、変形しやすいのです。体位の向上を目指して障害者になるとは、矛盾もよいところです。

 この原因は、大人の介入による管理のしすぎにあると思われます。

 元来、子供たちを自由にしておけば、疲れたならば、その時点でスポーツをやめてしまいます。ところが、大人が介入して“精神力でやり抜け”などと強制するとこういうことになるのです。精神力を強調することは、短期的には有効でも、長期的には有害無益であると思われます。

 ③の『社会性の養成』とは(a)ルールを守ること、(b)礼儀作法を身につけること、(c)団体競技にみられるように、個人の働きを全体との調和の中に見出すこと――以上を会得することだと思われます。
 
 スポーツの長所と短所を、今一度考え直すべきでしょう。

狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]



 




   図のお灸器具(3000円)を用いて「熱くない、アトのつかない“八分灸”」のすえ方とツボの取り方をお教えします。肩や腰をはじめ全身に御自分で施灸できます。
 一度来院されるのが最善ですが、無理な方には電話またはLineの動画でお教えします。お気軽にご連絡ください。
      お灸器具jpg


                                     TEL  :   072-367-3792

 筋肉の疲労についてお話をしましょう。

 

 一般に、スポーツを始める場合、毎日少しずつ運動量を増やしてゆくのが良いと言われています。問題は、どのようにしても、筋肉に疲労が蓄積されてゆくという事実です。

 

 図のように、少しずつ運動を増やしていっても疲労が蓄積されてゆき、総蓄積量が限界を超えると各種の疾患を()き起こします。腰・膝・肩・肘などの痛みはその典型です。図で総蓄積量は、積分値として斜線で示されています。

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 では、筋肉の疲労度はどうすれば判るでしょうか。それは、鍼灸師のように、常に人の身体に触れている者にとっては簡単です。筋肉を指で押せば、その硬さで判ります。

 

疲れた筋肉は硬くなる

 

 本来、よい筋肉とは大変柔らかいもので、弾力性があります。反対に、悪い筋肉は硬く、弾力性がありません。力を抜いているときは柔らかく、ひとたび力を入れると金剛力士像のように隆々として、(はがね)のように硬くなるのがよいのです。疲労が蓄積されてゆくと変性をおこし、力を抜いていても硬いままになります。

 

 先日、テレビで相撲の小錦を訪ねる番組が放映されました。そのときアナウンサーが休息している関取の筋肉に触り、硬さに驚いて「立派な筋肉ですね」とほめていましたが、これは間違いです。一般にも、硬い筋肉が良いのだと誤って考えられています。

 

 では、疲労回復にはどうすればよいのでしょうか。それにはハリ・灸が最良であることは言うまでもありません。同時に中年以後の人の場合は、1か月運動すれば1か月ぐらい休息することが望まれます。『年寄 の冷水』だけでなく『中年の冷水』にならぬよう、余裕のある計画をたてるべきでしょう。

狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]



 




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 一度来院されるのが最善ですが、無理な方には電話またはLineの動画でお教えします。お気軽にご連絡ください。
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