不眠症に悩む方が沢山私の所へ来られます。

 不眠症には図の簡単な器具を用いた指圧が大変よく効きます。自分で実行できます。

また、睡眠薬を多くの人が長期間服用しておられるのにも驚きます。

 

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指圧に副作用なし

 

 最近、佐藤健太郎さんの『医薬品クライシス』(新潮社)という本を読みました。佐藤さんは大手医薬品メーカーで薬の開発の最前線に立っておられた若手の研究者です。少し佐藤さんの見解を述べましょう。

 

 我々の一つの細胞の中に、数万種類、数にして数億個のタンパク質がある。病気はタンパク質の異常といえる。そこで、「医薬とは、病気に関わっているタンパク質に結合し、その働きを調節することで症状を和らげる物質なのだ。」ところがタンパク質は数万種もあるのだから、似たようなものは沢山ある。だから、薬は目的以外の余計なタンパク質に作用することは普通に起りうる。これが副作用の根源である。結論として「副作用のない医薬が出来ればベストだが、残念ながらそれは実現し得ない」ということです。

 

 ならば、副作用が全く無く、よく効く方法があればそれにこしたことはありません。それが指圧なのです。Tさん(53歳、女性)の体験を自筆で書いてもらいました。こういう例は沢山あります。

 

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 図の指圧器具をおゆずりし、ご自分で出来るよう指導しています。

 次回は、どこにどのように指圧するのかについて述べましょう。


狭山養生鍼灸院 福西佐元
 【上記は地方紙に掲載されたものです】