釈迦(ガウタマ・シッダルータ)が、自らお灸をすえている絵がある、というと「え、おしゃかさんが本当にお灸をすえていたのですか」とよく問い返されます。ちょっと考えてみましょう。その前に、その絵とは江戸後期の絵師、葛飾北斎(1760~1849)の描いたものです。

 釈迦の生存年については諸説ありますが、大体、紀元前400年くらいと思われます。およそ同じ年代に中国では孟子が活躍しており、その著『孟子』の中に次の語があります。「七年の病に三年のもぐさを求む」。七年ごしの慢性病には三年も晒したよいもぐさでお灸をすえなければならないという意味です。もちろん、それよりもずっと前から中国にはお灸があったのです。だから、中国からインドへお灸が伝わり、おしゃかさんがすえていても年代的にはおかしくありません。しかし、そんな記録もないので、おしゃかさんが本当にお灸をすえることはなかったのでしょう。


               北斎自身がお灸に感謝?

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 しかるに北斎はこんな絵を残しました。これからは私の推測です。

 北斎自信89歳まで長生きしました。当時としては驚異的な長命です。きっと北斎自身お灸をすえていたから長命だったと思われます。(正確な記録はありませんが)

 また、この絵のおしゃかさんは、何とも柔和な表情をしておられます。厳しい仏像から想像されるインド人の顔ではなく、まさに日本人の顔です。線香をもっている右手も優美です。足にお灸をすえています。これからいえることは、北斎自身、お灸に対し、感謝の気持をもっていたものと思われます。同時に庶民の気持の代弁です。

狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]

 




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