筋肉の疲労についてお話をしましょう。

 

 一般に、スポーツを始める場合、毎日少しずつ運動量を増やしてゆくのが良いと言われています。問題は、どのようにしても、筋肉に疲労が蓄積されてゆくという事実です。

 

 図のように、少しずつ運動を増やしていっても疲労が蓄積されてゆき、総蓄積量が限界を超えると各種の疾患を()き起こします。腰・膝・肩・肘などの痛みはその典型です。図で総蓄積量は、積分値として斜線で示されています。

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 では、筋肉の疲労度はどうすれば判るでしょうか。それは、鍼灸師のように、常に人の身体に触れている者にとっては簡単です。筋肉を指で押せば、その硬さで判ります。

 

疲れた筋肉は硬くなる

 

 本来、よい筋肉とは大変柔らかいもので、弾力性があります。反対に、悪い筋肉は硬く、弾力性がありません。力を抜いているときは柔らかく、ひとたび力を入れると金剛力士像のように隆々として、(はがね)のように硬くなるのがよいのです。疲労が蓄積されてゆくと変性をおこし、力を抜いていても硬いままになります。

 

 先日、テレビで相撲の小錦を訪ねる番組が放映されました。そのときアナウンサーが休息している関取の筋肉に触り、硬さに驚いて「立派な筋肉ですね」とほめていましたが、これは間違いです。一般にも、硬い筋肉が良いのだと誤って考えられています。

 

 では、疲労回復にはどうすればよいのでしょうか。それにはハリ・灸が最良であることは言うまでもありません。同時に中年以後の人の場合は、1か月運動すれば1か月ぐらい休息することが望まれます。『年寄 の冷水』だけでなく『中年の冷水』にならぬよう、余裕のある計画をたてるべきでしょう。

狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]



 




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