スポーツ・ブームが子供にまで及び、子供向けの各種スポーツクラブが盛況です。少年野球・少年サッカー・水泳教室・・・。これは結構なことですが、問題も少なくありません。それについて考えてみましょう。

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 子供のスポーツは、本来次のような目的をもっています。
 ① 体位の向上
 ② 精神力の養成
 ③ 社会性の養成
 まず、①の『体位の向上』について考えてみましょう。

 先日、少年野球のピッチャーが、肘が痛いといって訪ねてきました。診ると、肘の関節を、正常な子供の半分しか曲げることができません。一見して、関節に異常が認められました。また、別の少年は肩の骨に変形をきたし、ちょうど五十肩のような状態になっていました。このような子供たちが、完全に治ることはありません。変形したまま一生を過ごすことになり、言わば障害者となったのです。このような例は実に多いのです。

           変形しやすい子供の身体

 レントゲン写真で見ると一目瞭然ですが、本来、子供の関節は大人とはずいぶん違っています。未発達な関節に強い力を連続して加えると、変形しやすいのです。体位の向上を目指して障害者になるとは、矛盾もよいところです。

 この原因は、大人の介入による管理のしすぎにあると思われます。

 元来、子供たちを自由にしておけば、疲れたならば、その時点でスポーツをやめてしまいます。ところが、大人が介入して“精神力でやり抜け”などと強制するとこういうことになるのです。精神力を強調することは、短期的には有効でも、長期的には有害無益であると思われます。

 ③の『社会性の養成』とは(a)ルールを守ること、(b)礼儀作法を身につけること、(c)団体競技にみられるように、個人の働きを全体との調和の中に見出すこと――以上を会得することだと思われます。
 
 スポーツの長所と短所を、今一度考え直すべきでしょう。

狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]



 




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