今回はお灸の本質について考えてみたいと思います。

 お灸の本質の一端を示すのは『医心方』に書かれている次の一節です。『医心方』は平安時代中期に丹波康頼によって著された我国最古の医学書です。

            △  △  △
            夫針術須師乃行。
            其灸則凡人便施。
            △  △  △

 右の文中、師とあるのは専門家すなわちプロのことです。凡人とあるのは、あらゆる人つまりプロもアマチュアも全部の人という意味です。解釈すると、ハリはプロがしなければならない、それに対しお灸の方は、プロも素人も誰でも実行することが出来る、ということです。このように素人が実行可能なすぐれた医療法であることがお灸の最大の特徴です。

            病気予防にも効果

 
次に注目すべきはお灸の歴史の長さです。このことはお灸のすぐれた効果と同時に副作用の無いことを示しています。副作用のある危険な療法であるならば、素人が実施し、長く続くはずがありません。

 歴史の長さを示す一例として、中国の春秋時代に書かれた『孟子』に次の節があります。尚、『孟子』の成立年代からして二千五百年前からお灸があったことを示すことになります。

            △  △  △
      ・・・・・・(前略)猶七年之病、求三年之艾也。(後略)
            △  △  △

 この「七年の病に三年のもぐさを求む」とは、七年ごしの持病には、原料であるよもぎを三年も晒して念入りに作った上等の艾(もぐさ)でお灸をすえる必要がある、という意味です。

 又、お灸は病気を治すだけでなく、病気にならないよう予防医学として大きな効果が認められてきました。江戸時代、三代将軍徳川家光によって公布された

慶安(けいあんの)触書(ふれがき)に「をいし、(わずらい)やう常々し・・・ていす。

 

 不況乗りきりには健康第一で、お灸をすえて下さい。

 
狭山養生鍼灸院 福西佐元
      [上記は地方紙に掲載されたものです]




 




   図のお灸器具(3000円)を用いて「熱くない、アトのつかない“八分灸”」のすえ方とツボの取り方をお教えします。肩や腰をはじめ全身に御自分で施灸できます。
 一度来院されるのが最善ですが、無理な方には電話またはLineの動画でお教えします。お気軽にご連絡ください。
      お灸器具jpg


                                     TEL  :   072-367-3792