Ola♪
前回のリスボンの市電博物館(Museu da Carris)の第一展示場を一人でじっくり堪能していると、痺れを切らした?係員のおっちゃんが声を掛けて来ました。両手を広げるゼスチャーで、「観終わったか?」と。そして壁に貼られた案内を指さします。そこには、第二展示場への専用の路面電車の案内が。「シンシン」と伝えると、ドアを開け、ここで待ってろと言います。

<リスボン市電>
リスボン市電
スタスタと車庫に歩いていくおっちゃん。すると、レトロな路面電車がやって来ました。ポルトガルの路面電車:リスボン市電
この専用の路面電車に載って、構内の第二展示場まで乗せて行ってくれるのです。

リスボン市電博物館への行き方
1901年製造のクラシカルな車両です。布製のシート、天井には可愛らしいシャンデリアが載っています。当時は電車に乗れるのは上流階級の人だったのでしょうから、車内も優雅な雰囲気があります。第一展示場もケの独占でしたから、当然この特別列車もケ専用♪ 『贅沢ですじゃ』

Museu da Carris, Lisboa, Portugal
ケ、お抱えの運転手が第二展示場まで案内してくれます。「旦那様、出発致します。」、『ウム。安全運転でな。』

ポルトガルブログ:Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ
ガタゴトと音を響かせながら構内を走る事2~3分。第二展示場に到着。お抱え運転手の爺が「少々お待ち下さい」と言うと、車内がバールの様な物を持ち出して来ます。何をするかと思って見ていると、バールを線路に差し込んで、ポイントの切り替え。さらにケ専用カーの集電ポールを、ポールから垂れているロープを使って後ろから前に方向転換をしています。なぁ~る程ねぇ。

この後、「お待たせ致しました。こちらで御座います。」と、第二展示場の入口の鍵を開けて案内してくれました。第二展示場は歴代のリスボン市電の実車が展示されています。爺は、「じっくりと堪能下さいませ。私はここで失礼致します。何かありましたら、あちらに控えておりますので、お声をおかけ下さいませ」と裏へと消えて行きました。おぉ、ここでもケの貸切♪
2頭だての馬引き路面電車 The
こちらは、カリス社が創業した1873年当時の、Americano と呼ばれる馬車鉄道時代の車両。1901年に初めての電車が導入されるまで活躍したそうです。さすがに、これだけ大きいとケの好きなロバちゃんには荷が重すぎるんでしょうね。

1910-50年に活躍したオープンデッキの路面電車
電化された路面電車(NO.283号車)。オープンデッキですね。今もこの車両が走っていたら観光客に人気が出そうです。

昔のリスボン市電
ケが買って来た、CTT(Correio Telefone Telegram) ポルトガルの郵便局が発行している切手付きの「ポルトガルの公共交通」と言う本です。さっきのと同じ車両だ♪ ポのジェントルマン達が乗っていますね。

手前の車両は、土佐電鉄に嫁入りした910型にそっくり
こちらは歴代のリスボン市電。おっ!手前の車両はどこかで見た事がある!この904号車は、1990年に高知の土佐電気鉄道が外国電車導入の一環としてリスボンから購入した2台の内の1台、白色のPINGO DOCEカラーの910号車と同形車ですね。ポルトガルでは1948年から1991年まで活躍したそうです。この博物館の説明板にも、「910号車が1991年に日本の高知に売却された」とあります。土佐電に嫁入りした910形電車は、2009年に定期運転を終了したとの事。一緒にリスボンから嫁入りした533形電車は一足早く引退して、今では愛媛県の西条市の四国コカコーラの敷地内で隠居生活を送っています。その子に会いに行った時の記事に「リスボンでもあまり見かけない型だなぁ」と書きましたが、兄弟がココに居たんですね。ただ土佐電に嫁入りした子は、土佐電鉄で窓を3枚窓から1枚窓に変更したり、前面窓下にはボンネット状の出っ張りを設けたりと大幅に改造されたそうです。ウィキペディアの「土佐電気鉄道910形電車」の頁に、改造前と改造後の写真が載っています。

Carris 社の印刷所
隣接する建屋にはカリス社の印刷所があり、此処で切符等を印刷していたそうです。

カリス社の切符印刷所
当時の原版。欲しいなぁ~。

リスボンのダブルデッカー(1952-82)
市電の他にもカリス社が運行している路線バスの実車も展示されています。こちらは緑色が渋い、リスボンのダブルデッカー。これも人気が出そうですけどね~。

リスボンの路線バス
この博物館では、このバスを含め、一部の路面電車とバスには実際に乗る事が出来ます。では遠慮なく2階に登ってみましょう。

ダスティン・ホフマン:卒業 ラストシーンのバス
良いですねぇ、この雰囲気。ダスティン・ホフマン出演の映画「卒業」のラストシーンのバスみたい(うる覚えですし、あのバスは2階建てでは無かったと思いますが、あくまでも雰囲気が)

「旦那様、そろそろよろしいでしょうか?」 あまりにケが堪能しすぎて長居が過ぎたのか、次のちびっこ達のお迎えの時間が迫って来たのか、痺れを切らした爺がやって来ました。『ウム。満足じゃ』 こうして再び専用列車に乗って第一展示場へ。あぁ~楽しかった!!っと。満足度は高く、しかもこれで2.5ユーロですのでコストパフォーマンスもかなり高いです。ケはこの後、路面電車に乗ってベレンに向かい、パステル・デ・ナタを食して大満足の一時を過ごしましたとさ。また行くかなぁ。
 Ola! Portugal 与茂駄とれしゅ: エッグタルトの元祖、パステル・デ・ナタ ←の名店に行って来た

HPのOla! Portugal では、近いうちにパワーアップ版(更に多くの歴代車両を紹介)を公開予定。お楽しみに~♪

    
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