Ola♪
ポルトガルは南北に長い国。ですのでポルトガルの南部と北部では色々と文化が違ったりします。家で言うと、北部の山岳地帯では岩や石を積み上げた家、南部のアルガルヴェ地方にはアラブ風の煙突がある家が特徴的。一方、アレンテージョ地方は白壁にオレンジ屋根の小さな家が小高い丘に沿って建っているイメージでしょうか。その白壁には青色や黄色で塗られたラインが塗られているのですが、その色に意味があるのを知っていましたか?(ケは知らなかった)
<Arraiolos アライオロスの町並み>
ポルトガルは南北に長い国。ですのでポルトガルの南部と北部では色々と文化が違ったりします。家で言うと、北部の山岳地帯では岩や石を積み上げた家、南部のアルガルヴェ地方にはアラブ風の煙突がある家が特徴的。一方、アレンテージョ地方は白壁にオレンジ屋根の小さな家が小高い丘に沿って建っているイメージでしょうか。その白壁には青色や黄色で塗られたラインが塗られているのですが、その色に意味があるのを知っていましたか?(ケは知らなかった)
<Arraiolos アライオロスの町並み>
アライオロスの周囲には広大な牧羊地が広がっており、羊毛が豊富にとれた事から手織りの絨毯が伝統産業として有名な村です。ポルトガル各地の由緒あるポザーダにもアライオロス絨毯が置かれているのをよく見かけます。
そんなアライオロス村は、建物や窓枠の縁が青色のラインで統一されています。これが家によって、オイラは赤、ウチは黄色としだすと雰囲気が台無しですよね。昔の村長が、ウチの村は青色に統一しよう!と決めて、伝統的に青色を使っているんだろうなぁ、程度に思っていたのですが青色のラインには意味があり、青色は庶民を表す色なのだそうです。そうか、アレンテージョ地方の小さな寒村アライオロスはやっぱり昔からの庶民の村だったんですね。
庶民の村には、こんなお爺さんがぴったり。目じりが下がった笑顔が良いですよね。
<Evora エヴォラ>
アレンテージョ地方の首都、Evora エヴォラは黄色のラインで統一されています。
では黄色の意味はと言いますと、貴族の色なのだそうです。確かにアライオロスの小さな家と比べると4階建て、日本で言う一階部分にはアーチが連なる通路がある立派な建物ですよね。窓枠の装飾も凝っていて、貴族的な雰囲気が漂っています。
エヴォラの街の紋章が模られた街灯。エヴォラの町の中心部にある広場、ジラルド広場はレコンキスタ(国土回復運動。イスラム教徒から町を奪還)で功績をあげたジラルドの名前がついています。街の紋章も馬に跨った騎士が描かれていますが、手には血まみれの剣、足元にはイスラム教徒の男女の打ち取った生首が転がっていると言う、血なまぐさい、怖い物だったりします。この街灯もよく見ると、生首が転がっているでしょ。
<Estremoz エストレモス>
そして、アレンテージョ地方を彩るもう一つの色は灰色です。エストレモスの下の町からお城(ポザーダ)のある上の町へと続く町並みは灰色のライン。この灰色は宗教を表す色なのだそうです。エストレモスは聖イザベル王妃の「バラの奇跡」で有名な町です。ポルトガル人が敬愛するイザベル王妃を想い、灰色のラインを町のカラーとしたのでしょうか。
アレンテージョ地方を彩る3つの色、青・黄・灰にはこんな意味が有ったのだそうです。それを念頭に、他のアレンテージョ地方の町を眺めてみると、
<Vila Vicosa ヴィラ・ヴィソーザ>
ブラガンサ公爵の館があり、天正遣欧少年使節一行も立ち寄ったとされるヴィラ・ヴィソーザはやはり貴族の黄色。
<Elvas エルヴァス>
スペイン国境近く、この度ユネスコの世界遺産に登録された、星形城塞都市のエルヴァスも黄色ですね。
<Nisa ニザ>
少し意外なのは、ニーザが真っ黄色の町だと言う事!色だけだと、どの町よりも貴族的です。建物は庶民的なんですけどね。
<Redondo ルドンド>
ただ、どの町もイメージカラーが一色に統一されているかと言うと、そう言う事は無い様です。陶器の町として有名な(?)、ルドンドは庶民と貴族が入り乱れています。「ウチの祖先はオタクらと違って由緒ある家柄で・・・」とブツブツ言いながら没落した貴族が庶民と軒を並べているのでしょうか。嫌なジジイでしょうな(笑)
<Reguengos de Monsaraz レゲンゴス・デ・モンサラーシュ>
ポルトガルで最も美しい村の一つMonsaraz モンサラーシュへのバスの乗継地として寄られた方もいらっしゃるのでは?のレゲンゴス・デ・モンサラーシュ。おりょ? この町は淡い緑色のラインがありますよ。
こちらは茶色。この緑色や茶色にも同じ様な意味があるのでしょうか。
それともレゲンゴスの住人は、かぶき者だった?!
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そんなアライオロス村は、建物や窓枠の縁が青色のラインで統一されています。これが家によって、オイラは赤、ウチは黄色としだすと雰囲気が台無しですよね。昔の村長が、ウチの村は青色に統一しよう!と決めて、伝統的に青色を使っているんだろうなぁ、程度に思っていたのですが青色のラインには意味があり、青色は庶民を表す色なのだそうです。そうか、アレンテージョ地方の小さな寒村アライオロスはやっぱり昔からの庶民の村だったんですね。
庶民の村には、こんなお爺さんがぴったり。目じりが下がった笑顔が良いですよね。
<Evora エヴォラ>
アレンテージョ地方の首都、Evora エヴォラは黄色のラインで統一されています。
では黄色の意味はと言いますと、貴族の色なのだそうです。確かにアライオロスの小さな家と比べると4階建て、日本で言う一階部分にはアーチが連なる通路がある立派な建物ですよね。窓枠の装飾も凝っていて、貴族的な雰囲気が漂っています。
エヴォラの街の紋章が模られた街灯。エヴォラの町の中心部にある広場、ジラルド広場はレコンキスタ(国土回復運動。イスラム教徒から町を奪還)で功績をあげたジラルドの名前がついています。街の紋章も馬に跨った騎士が描かれていますが、手には血まみれの剣、足元にはイスラム教徒の男女の打ち取った生首が転がっていると言う、血なまぐさい、怖い物だったりします。この街灯もよく見ると、生首が転がっているでしょ。
<Estremoz エストレモス>
そして、アレンテージョ地方を彩るもう一つの色は灰色です。エストレモスの下の町からお城(ポザーダ)のある上の町へと続く町並みは灰色のライン。この灰色は宗教を表す色なのだそうです。エストレモスは聖イザベル王妃の「バラの奇跡」で有名な町です。ポルトガル人が敬愛するイザベル王妃を想い、灰色のラインを町のカラーとしたのでしょうか。
アレンテージョ地方を彩る3つの色、青・黄・灰にはこんな意味が有ったのだそうです。それを念頭に、他のアレンテージョ地方の町を眺めてみると、
<Vila Vicosa ヴィラ・ヴィソーザ>
ブラガンサ公爵の館があり、天正遣欧少年使節一行も立ち寄ったとされるヴィラ・ヴィソーザはやはり貴族の黄色。
<Elvas エルヴァス>
スペイン国境近く、この度ユネスコの世界遺産に登録された、星形城塞都市のエルヴァスも黄色ですね。
<Nisa ニザ>
少し意外なのは、ニーザが真っ黄色の町だと言う事!色だけだと、どの町よりも貴族的です。建物は庶民的なんですけどね。
<Redondo ルドンド>
ただ、どの町もイメージカラーが一色に統一されているかと言うと、そう言う事は無い様です。陶器の町として有名な(?)、ルドンドは庶民と貴族が入り乱れています。「ウチの祖先はオタクらと違って由緒ある家柄で・・・」とブツブツ言いながら没落した貴族が庶民と軒を並べているのでしょうか。嫌なジジイでしょうな(笑)
<Reguengos de Monsaraz レゲンゴス・デ・モンサラーシュ>
ポルトガルで最も美しい村の一つMonsaraz モンサラーシュへのバスの乗継地として寄られた方もいらっしゃるのでは?のレゲンゴス・デ・モンサラーシュ。おりょ? この町は淡い緑色のラインがありますよ。
こちらは茶色。この緑色や茶色にも同じ様な意味があるのでしょうか。
それともレゲンゴスの住人は、かぶき者だった?!
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めちゃ印象的ですよね~!!たしかLonely Planetの説明には
「ロケットに似た」と紹介されてた記憶があります(笑)。
実物をその目で見て・・・確かに!とうなずいてしまいましたよ。
やはり新しい町ともなると、ちょっと変なデザインの建築物を
目にすることが多いような気がするんですよね・・・
アレンテージョの新しいベッドタウンには
探せば他にも面白そうな建物があったりするかも???