前回の『ポルトのロープウェイに乗ってみた』に続いての、乗ってみたシリーズは、ポルトのFunicular dos Guindais フニクラール(ケーブルカー)です。
<Funicular dos Guindais (Porto) の乗り場>
フニクラールと呼ばれるケーブルカーは、サン・ベント駅の東、バターリャ広場からドウロ川方面に行った高台から、ドン・ルイス1世橋のたもとへと下り、高度差61mを結んでいます。上側の駅は、先の写真の様にポルトの路面電車22番線の停留所があり(ここで折り返します)、その脇にケーブルカーの上駅のプラットホームへと下る階段(写真)とエレベータ(路面電車の後ろに隠れています)があります。
階段を下ると自動改札があり、『andante アンダンテ』をかざします。ケーブルカーは『andante tour アンダンテ・ツアー(一日乗り放題パス)』も使えるので、このパスを購入された方は是非乗ってみる事をお奨め!です。なぜなら・・・(下へと続く)。
ポルトのケーブルカーはリスボンのそれとは違って、質実剛健と言うか、そっけないと言うか、シンプルな外観。写真のガラス張りの台車の様なヤツがそれです。大きさも、ややこじんまりとしたサイズ。今回の乗客はケ組と合わせて7人位でしょうか。
ガラス張りのキャビンは見晴らしが良いです。ケ組は先頭部に陣取りました(ポルトのケーブルカーは無人運転です)。ほどなくして出発!始めはこの様にトンネル内を進みます。
しばらく進みトンネルを抜けると、ドン・ルイス1世橋の上段が目の前に!
登りのケーブルカーとすれ違いました。ケーブルカーは、こんな感じの車体です。シンプルだ・・・。ですが、さすが新型。急な坂になってもキャビン内を自動で水平に保つ機構がついており、床下部分がアコーディオンの様にミヨ~ンとなります。「リスボンとは違うのだよ!リスボンとは!!」
さらに進むと、せ、線路が!!この急激な下りよう!!最大勾配は45°を超えているそうで、ほとんどジェットコースターの様な感覚です。「ひょ~~」先頭に乗っていたケ、乗りあわせた子供以上に歓声?!を思わず上げてしまいました。
このケーブルカーは2004年に開業した、わりと新しい乗り物。しかし元々は1891年に同じ場所にポートワインの運搬用として開設されたものの、わずか2年後に事故で閉鎖されたそうです。事故・・・、この急坂や100年以上前だと言う事を考えると、な~んとなく分かる様な・・・。
見て下さい!この景色!!このケーブルカー、高台と低地を結ぶ交通手段ではありますが、観光のビュースポットとしても抜群でしょ!
乗っている時間は約3分と、あっと言う間に下駅に到着。見上げると、Muralha Fernandina フェルナンド王の市壁と呼ばれる城壁が旧市街を守っています。
下駅のすぐ目の前は、ドン・ルイス1世橋。
夜に乗ると、ライトアップされたドン・ルイス1世橋が、これまた綺麗でした。
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とっても励みになるそうぞなロシ
それまでカイス・ダ・リベイラからバターリャ広場あたりまで帰ってくるのは
ちょっとした登山でしたが、(でも1日歩き回るとそれも慣れてくるんですけど)
このケーブルカーができてからはついつい楽するようになってしまいました
特にカイス・ダ・リベイラのレストランでワインを飲んだときは
ケーブルカーは救世主のような存在になります
そうそう!下りはまるでジェットコースターか
フリーフォールのような感覚になりますね
実際は下りよりも上りの方が利用価値は高いと思うんですけど、
あの絶景を観たいがためについ下りも利用してしまいます(笑)。