ジジ(80歳)の住んでいる香北町を、まず紹介しよう。
 今は、合併して高知県香美市の一部になっているが、前は、一つの自治体であった。
 一級河川である物部川の激しい流れに削られて、その両側にできた僅かな平野に田畑と人々が集中しているが、いくつもある支流の、山深い里に集落が点在している。
 過疎化現象で、全体として人口は減っているが、中心部は、山間部から人口が流入するので、それなりに賑わっていて、スーパー、コンビニ、量販店などがそれぞれ一つづつある。

  やなせたかし記念館 もここにあり、アンパンマンミュージアム詩とメルヘン絵本館で構成されている。アンパンマンミュージアムは、この他に、5か所できたらしいが、ここは第一号館である。
詩とメルヘン絵本館には、やなせたかしの作品が展示されている。
 記念館の前には、広い芝生の公園が広がっていて、滑り台やブランコなどの遊具もあって、子供たち元気に遊んでいる。ジジも、6歳と3歳の孫娘に急かされて、ときどき訪れている。

やなせたかし(本名 柳瀬 嵩)は、1919年(大正8年)に、香北町の朴ノ木で生まれた。その縁で、記念館が建てられた。
 先生は、2013年(平成25年)に亡くなられたが、生前からの希望で、墓地も朴ノ木に作られた。墓地と言っても、墓碑に向かって左側にアンパンマン、右にバイキンマンの像が立っている。ほかにも、沢山の像や歌碑があって、田園地帯の一角をしめる公園となっている。