アンパンマンの町からジジ通信

 アンパンマン生みの親やなせたかしさんが生まれた町から、
ジジが発信する。

神様は下山していた

車道から鉄塔が見える。その右にある。車道から鉄塔が見える。その右にある。  国土地理院の地形図に載っている神社マークを目当てに、標高差200mぐらいの尾根を目指しました。地図に送電線が載っているし、車道からも鉄塔がみえるし、その脇にこんもりした、それらしい森があるし、間違いなし!と思って登りはじめました。
 最近、ここは木を伐採してたので見通しは良いのです。そのかわり、伐採あとに新しく植えた苗木を鹿の食害から守るために、ネットを張り巡らしてあります。登りはじめたとたんに、通行止め。いったん車道に下りて別の道を登りましたが、この道はネットを開け閉めできるようにしてありました。
 この開け閉めを3回繰り返して稜線に到着。鉄塔のすぐ側に、ありました。が、社殿らしい建物はまったくありません。酒瓶やビールの空き缶が転がっていましたが、最近はお祭りした様子はありません。おそらく、下の方の神社へ移したのではないかと想像しました。









平家の森から、神様は山を下りていた

頂上の神社跡と頂上から見下ろす集落  「平家」のつく地名はたくさんあります。平家平、平家岳、平家山、平家谷、平家岩、平家の滝などなど。「源氏」のつくのも全国的にはどっこいどっこいのようですが、ここ四国では敗者の「平家」が断然優勢です。
 高知県香美市香北町には西川の集落から標高差にして300mほど登ったところに「平家ノ森」」があります。標高436mで、そんなに高い山ではありませんが、国土地理院の地形図にも載っています。
 ここはずっと前に登ったことがありますが、そのときは小さいながらも社殿が建っていましたが、 今日、険しい山道を這うようにして頂上に立って見ると、廃墟になっていました。
 下山して地元の人に聞いてみると、神様も下ろして麓の神社に一緒にお祭りしているということでした。









生活の跡、置き去り(消滅した古井部落)

2009年12月2日撮影

洗濯機 農機具 アンテナ 役場からの封書

 
 2009年12月に、古井部落のあった場所を訪れた時、すべての家々は廃屋となっていました。
 そのうちの一軒に、電気洗濯機が置き去りにされていました。故障で使えなくなったから放置したのではないでしょう。
 町のほうに新しい住居を構え転居して、時々は、ここに帰って来ていたが、やがてその足も遠のき、年月が経つうちに、このやうな有様になったのではないか、と想像します。
 ここは古くは、古井村(こいむら)でした。
 1889年(明治22年)に、河野、西峰、有瀬、有川、五百蔵、白川、西又の各村と共に統合して、暁霞村(ぎょうかそん)となりました。
 さらにその後の合併で、「高知県香美市香北町古井」となったのです。
 多くの古い村の名前は、部落あるいは地区の名前として、合併後も残っています。
 しかし、住人がいなくなって、部落が消滅した「古井」は単なる地名にすぎません。

 暁霞村史を見ると、
1847年(弘化4年)戸数12、人口53(男30、女23)
1954年(昭和29年)戸数7、人口39(男22、女17) となっています。
 そして、2003年(平成15年)に役場がつくった地区名簿には、古井地区の名前はありません。
 また、1994年(平成6)に出された「香北町電話帳」が手元にあります。43の部落ごとに、また、世帯ごとにつくられていますが、これにも古井部落の名前は載っていません。
 20年前には古井の家々には、人が住んでいなかったのでしょう。









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