アンパンマンの町からジジ通信

 アンパンマン生みの親やなせたかしさんが生まれた町から、
ジジが発信する。

炭焼き 復活か

最近できた炭焼き窯

 先日、庄谷相で黒い山羊を見たことを書きましたが、その帰り、車道のすぐ側に炭焼き窯がありました。
 窯の周りには、木材が積み上げられていました。遠くの山から切り出した木をトラックでここまで運んできたのでしょう。
 子供のころは、近くの雑木林に入ると、炭焼き窯がありました。
 私の父も、家からそんなに遠くない山に、窯をつくっていました。自家用のほか、炭俵に詰めて出荷していたように思います。

昔の炭焼き窯跡

 炭は薪とともに、当時家庭になくてはならない燃料でした。七輪で魚を焼いたり、冬は火鉢に入れたり・・・。  それが、ガスや灯油などに熱源がとってかわられると、炭は余計なものになりました。
 炭の材料になるカシやナラなどのある里山は、ほとんど杉の植林に替わりました。
 杉林には、意外と珍しいラン科の植物が多いので、私は良くそこへ出かけます。そこで炭焼き窯の跡を見つけることがあります。
 昔は、材料になるカシ、ナラなどがある里山の中に窯を構えたものです。重い、生木の木材を人力で運ぶより、軽い炭に加工してから山から運び出す方法をとったわけです。

 いま、炭焼き窯がぼつぼつ復活しています。これは、炭がまた家庭で使われ始めたというのではないと思います。おそらく、一部の高級料理店が昔ながらの料理方法をするのに使っているのでしょう。








 

竹に攻められる氏神様 (消滅した古井部落)

 
 いわゆる限界集落を超えて、部落がなくなると、そこにあった氏神様を祭る人がいなくなる。
 お祭りが行われないだけでなく、荒れ放題になり、周囲の竹の包囲網が狭まり、今では、竹の根が床下まで入り込み、竹の子が神社の屋根を貫いて伸びている。

 昔は竹は、生活になくてはならない大切なものだった。籠など日用品の材料に使われていたが、今は、プラスチックに変わった。
 春の竹の子は、食料としても大切にされていたが、今はほとんど食材にも使われず、猪が掘り返して喰うのみ。

 竹林というのは畑みたいなもので、他人の竹林へは勝手に入ってはいけない、と教えられたものでしたが・・・



屋根瓦が地面に並ぶ (消滅した古井部落)

 ここは山間の小さな部落だったのです。
 古井といって、小学校の同級生も二人いました。しかし、それは70年ほど昔のことです。

 今、きつい斜面を登って行くと、5軒ぐらいの屋敷跡が確認できるのですが、すべて廃屋。10年ほど前には最後の1軒に時折家人が帰ってきているようでしたが・・・

 周囲はすべて杉の植林で、小鳥の声も聞こえません。動物の気配もありません。
 崩れ落ちた屋根の上には落ち葉が降り積もって、すべては自然に還ろうとしています。









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