最近できた炭焼き窯

 先日、庄谷相で黒い山羊を見たことを書きましたが、その帰り、車道のすぐ側に炭焼き窯がありました。
 窯の周りには、木材が積み上げられていました。遠くの山から切り出した木をトラックでここまで運んできたのでしょう。
 子供のころは、近くの雑木林に入ると、炭焼き窯がありました。
 私の父も、家からそんなに遠くない山に、窯をつくっていました。自家用のほか、炭俵に詰めて出荷していたように思います。

昔の炭焼き窯跡

 炭は薪とともに、当時家庭になくてはならない燃料でした。七輪で魚を焼いたり、冬は火鉢に入れたり・・・。  それが、ガスや灯油などに熱源がとってかわられると、炭は余計なものになりました。
 炭の材料になるカシやナラなどのある里山は、ほとんど杉の植林に替わりました。
 杉林には、意外と珍しいラン科の植物が多いので、私は良くそこへ出かけます。そこで炭焼き窯の跡を見つけることがあります。
 昔は、材料になるカシ、ナラなどがある里山の中に窯を構えたものです。重い、生木の木材を人力で運ぶより、軽い炭に加工してから山から運び出す方法をとったわけです。

 いま、炭焼き窯がぼつぼつ復活しています。これは、炭がまた家庭で使われ始めたというのではないと思います。おそらく、一部の高級料理店が昔ながらの料理方法をするのに使っているのでしょう。