貯水池側から見る。

ダムから下流をみる。左側の地下に水車と発電機がある。ダム式発電所の仕組み

 
 杉田発電所は、1959年(昭和34年)から、稼働している。
 香美市土佐山田町に、ダム・発電所が一体として建設されたものである。
杉田は、土佐山田町であるが、香北町との境に近いので、貯水池の大部分は、上流の香北町にある。
 したがって、ダム建設時に水没したところも、ほとんど香北町であったはずだ。我が家も、2・3枚の小さな水田が買収された。しかし、集落は、もともと川面よりも相当高い場所にあったので、人家が水没することはなかったのではなかろうか。
 物部川には、上流から、永瀬ダム、吉野ダム、杉田ダム3つの大きなダムがある。
杉田ダムは、上流の2つのダムとも連動して、下流の平野部に洪水の被害がないように、また、安定した給水を行える役割を担っている。

 ダムができると、魚は遡上できなくなる。アユやウナギなどは、稚魚が海から上流へとのぼってくるのだが、ダムを乗り越えることはできない。だから、ダムから上流の物部川には、これらの魚はいない。アユはおるにはおるが、それは放流したもので、天然のものではない。

 水力発電には、3つの方式があり、杉田発電所はダム式である。
水路式 上流で取水して、水道管を通して、下流の発電所へ送る。物部川では、支流にあって、山の急斜面に水道管を設置する。
(五王堂発電所、川口発電所、仙頭発電所)
ダム水路式 ダムを造って、貯水池の水を取水して、水道管で下流の発電所へ送る。(永瀬発電所)
ダム式 ダムを造って、貯水池の底に近い所から取水し
て、ダムの側の発電所へ送る。
(吉野発電所、杉田発電所)