レトロな街 青梅にある        青柳自転車店のブログ

青梅・奥多摩エリアを中心にした出張修理が好評です

ARAYA ランドナーのレストア (8)


ARAYAランドナーのレストア
今回はリアホイールの整備のご紹介です。

IMG_6325

今回整備している「ランドナー」
長期放置のため、あまり状態が”良い”とは言えません。


一度パーツをすべて外し、
状態の確認、洗浄、グリスアップと作業を進めたいと
思います。


まずはカセットスプロケットを外していきましょう

IMG_6326

使うのは以下の道具
左側、チェーンが付いているおもしろい形の工具は
「スプロケットリムーバー」

真ん中、小さい工具はシマノ純正工具「ロックリング外し」です

IMG_6329


各工具を写真のように使いスプロケットを外していきます


IMG_6327

外すのには、かなり強い力が必要になります。

工具が外れないよう、
ロックリング外しをクイックリリースで
しっかりと固定しておくのが”キモ”です

そうする事で工具が外れて怪我をするのを防ぐと同時に
パーツへのダメージも防げます。

テコの力が掛かるよう
長めの柄のメガネレンチで外していきます
ロックリングは正ネジですので外すには時計と反対方向です。

IMG_6330


問題なく外れました。
ハブ本体とフリーボディーです

IMG_6331


こちらは外したスプロケット
左端が固定していたロックリングです

IMG_6332


次はハブを分解していきましょう
シャフトのロックナットを外していきます。
薄刃の専用工具「ハブコンレンチ」が便利です

IMG_6333


「ロックナット」、「玉押し」と順番に外しました
ハブ内部にはベアリングが見えます

IMG_6334


こちらはフリー側
チェーンやスプロケットが付いていた側ですので
油汚れもひどいです

IMG_6335


フリーボディーを外していきます
使うのは10mmのアーレンキー
自転車整備ではここでしか登場する出番がない工具です。
ここも”正ネジ”ですので時計と反対方向で外れます。

IMG_6336


フリーボディーが外れました
やはり汚れがひどいですね

IMG_6339


分解したパーツはすべてきれいに洗浄します。

と同時にまだ使えるか、状態の確認です。

IMG_6340


パーツの傷みもなく
まだ使えそうです。

新しいグリスを使用、今度は組み立てていきます

IMG_6341



金ノコでサンディング

最近ハマっている公園でのトライアル練習

それなりの事ができるようになってきて
自転車の消耗具合も早くなってきました

今日はブレーキの効きが悪くなってきたので
サンディング(リムを削る作業)をやっておきます。

image



前回、電動工具「サンダー」を使って
サンディングを行いました。

image

サンダーを使ったサンディングは簡単、楽なので
良いのですが、ブレーキの効きがあまり長持ちしません。

そこで今回は金ノコを使って
縦に深く、ミゾを切ってみる事にします。

image

これを5mm間隔でリムの両側にキズを付けていきます。

超大変です。
両側で3時間ぐらい掛かりました。汗。

image

肝心のブレーキの効き具合は・・・

最高!!

です。
着地で滑る事がなくなりました。
手間を掛けた甲斐がありました。


但し、作業に3時間・・・
時間掛かり過ぎです。

次回サンディングまでに
専用の電動工具(レシプロソー)を仕入れようと思ったのは
言うまでもありません。

ARAYA ランドナーのレストア (7) 

ARAYAランドナーのレストア

今回はBB、ボトムブラケットを取り付けていきます。

ヘッドのベアリング同様、
こちらも外したBBの状態に少し”ガタ”が出ていたため
新品を使用します。

IMG_6308


組み付けの前に固着防止専用のグリスをしっかり塗っておきます。

万が一、固着して外れなくなったら一大事!
最悪、フレーム交換なんて事も・・・

IMG_6309

BBはフレームの中心部
各パイプから浸入した水が溜まる場所でもあります。

しかも鉄のフレームです。
錆に浸食されないよう、たっぷりと塗っておきましょう。


BB側にも塗付
IMG_6312



カートリッジBB専用の工具で締めつけていきます
IMG_6314


左側も同時に進めていきます
IMG_6315



最後はトルクレンチを使って本締め
ゆるすぎてもダメ。締めすぎてもフレーム、パーツを傷めます。
IMG_6316

体重、足の力が掛かる自転車の心臓部
強いトルクでの締めつけが必要です
適正のトルクで締めつけましょう。

BBの交換が完了です!

IMG_6322


こちらは外しておいた
チェーンリングとギアクランク

IMG_6317


クランクはバフ掛け
チェーンリングは油汚れを落として磨いておきました

IMG_6318

これらをBBに組み付けて
BB周りのオーバーホールが完了です!


次回はリアホイールのオーバーホールを紹介予定です
よろしくお願いします。

IMG_6339


ARAYA  ランドナーのレストア (6)

ARAYA ランドナーのレストア

フレームのクリーニングが終わったら
次はヘッドパーツを組んでいきます。


磨いたヘッドパーツの”わん”
IMG_6288


こちらは外した時の写真
IMG_6142



”わん”の圧入の前に防水・防錆効果と、圧入しやすくするため
グリスを塗っておきます。

IMG_6289



下側のパーツにも同じようにグリスを塗付し
上下均等にゆっくり圧入していきます。

IMG_6291


ハミ出したグリスは汚れの原因になるので
綺麗に拭き取っておきましょう
IMG_6293


わんの圧入が終わったら次はベアリング

外したベアリングは錆が中に入り、状態が良くなかったため
今回は新品を使用します。
IMG_6295
これも防水・防錆・円滑のため しっかりとグリスを塗付


ここまで準備ができたら
次はフロントフォーク
IMG_6296
これも組む前に全体にグリスを塗っておきます


下の写真は外した時のもの
グリスが塗られた形跡がなく サビサビの状態ですね
IMG_6139
ひと手間掛けるか、掛けないかで
自転車の寿命が全然変わってしまいます

IMG_6298


全体にまんべんなく塗れたらフレームに組み付けます

IMG_6300



外したヘッドパーツを
順番どおりに組んでいきます
IMG_6301


IMG_6305

この段階では仮組みでOK
フレームに前輪・後輪を組み付けてから本組みします。


これで一旦ヘッド、フロンフォーク関係は終了

次回はBBを組んでいきます。
よろしくお願いします。

IMG_6308

ARAYA ランドアーのレストア (5)

今年の青梅大祭、1日準備から
片づけの4日まで天気もよく大成功で無事終了致しました。

関係者の皆様、大変お疲れ様でした。


当店も大祭片づけ後、1日体を休める休養をもらい
本日より通常営業に戻りました。
よろしくお願いします。



さて
ARAYA  ランドナー レストア作業の続きです。

前回、ヘッドパーツの分解
フロントフォークの取り外しまで終わりました。


IMG_6145


これでフレームからすべてのパーツが取り外されました。
一旦、各部の状態を確認しておきましょう



リア ブレーキ台座
IMG_6146



リアエンド ハンガー部
IMG_6148


BB
IMG_6149


BB下側
IMG_6157


ダウンチューブ
IMG_6155



ヘッドバッチ
IMG_6153


さて、それではWAXを使ってフレームを磨いていきます!


フロントフォークの錆がひどっかたので
ヘッドチューブ内側もよく拭いておきましょう

IMG_6158



錆が取れたら
フレーム内部に錆止め剤を注油しておきます。
IMG_6159



フレームのブレーキワイヤー内蔵用の穴からも注油
IMG_6160


シートチューブ側からも注油
IMG_6161


BBからチェーンステーへ向けて注油
IMG_6162


エンド側からも注油
IMG_6163


IMG_6164



オイルをまんべんなく馴染ませるために
フレームを上下回転させてながら このまま一晩放置・・・
IMG_6165


IMG_6167

手抜きはしません
焦らず じっくり組んでいきます


次回は新品のヘッドパーツを組んでいきます
よろしくお願いします。
IMG_6288


アクセスカウンター

    プロフィール

    青柳自転車店

    ↓↓ クリックでブログの
    応援おねがいします!!
    にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 青梅情報へ
    にほんブログ村



    奥多摩・青梅レンタサイクル
    「TREKKLING」
    記事検索
    • ライブドアブログ