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浜辺に黒い大きなものが落ちていた。それは山でも丘でもなく、とてつもなく大きい人間だった。―島の少年キッチと妹のランと、流れついた巨人のふれあいがはじまる。島にやってきた巨人が教えてくれた大切なこと。第3回福永令三児童文学賞金賞受賞。


 「大人の童話」と銘打ったシリーズです。と言っても、難解な内容ではなく子供でも充分読める、少し考えさせられる内容です。童話と言うことで短編並みの長さでさらっと読めますが、子供と一緒に色々と考えながら読むのが一番でしょうね。
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浜に人間が流れてきた。それも山みたいに大きな人間だよ
 童話の始まりは、「ガリバー旅行記」のようです。

ランは半分に割ったスイカの中に飛びこんで、泳ぐようにして食べた。
 目の前に情景が浮かびますよね。誰もが子供の頃に、自分より大きな食べ物があって、よじ登るようにとか泳ぐようにして食べることを想像したことがありますよね。…あっ!大人でもビールのプールで泳ぎたいという人や、お菓子の家で過ごしたいという人がいますね……。

光があって、森が溶けて、海が乾いた。生き残った神様も、溶けるようにいなくなった。そのうえ、住んでいる人間も、動物も小さい。
 現在版大人の童話の切り口としては、きっとこうなるだろうなという展開ですね。ゴジラが大きくなったのとは逆のパターンですね。

 惜しむらくは、大人の童話とするのですから、あの「ガリバー旅行記」に出てくる馬人の国「フウイヌム」での「ヤフー」のエピソードのように、人間の負の部分の認識と、それに対する正の芽吹きを描いて欲しかったですね。因みにインターネットの検索サイトの「ヤフー(Yahoo)」は、このエピソードの中の「ヤフー」から命名されたと言われています。

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