2023年2月18日(土)に西児童館と3月2日に芸術資源館で開催しました。
今回は、15件のおもちゃが診療に訪れました。また、毎月第1土曜日の午後開催している芸術資源館では、4件のおもちゃが診療に訪れました。
診療結果をお伝えします。
症状:ドアが開かない。
原因:診断の結果、ドアのスライドがうまく作動しないことを確認しました。
処置:分解してドアのスライド部分を調整して治療を終わりました。
2.デンパチランド
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、モーター部分のピニオン歯車が破損していることが原因と
分かりました。
処置:ピニオン歯車を交換して治療を終わりました。
3.プラレール プーさん
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、モーター制輪子部分の腐食のためモーターが回転しないことが
原因と分かりました。
処置:モーターを慣らし運転し、動作確認をして治療を終わりました。
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、モーター制輪子部分の腐食のためモーターが回転しないことが
原因と分かりました。更に車輪にゴムタイヤが欠落していることを確認しました。
処置:モーターを慣らし運転し、動作確認をして車輪にタイヤを取り付けて
治療を終わりました。
5.狐さん(入院治療)
症状:鳴かない。
原因:分解診断の結果、笛部分の空気溜めの膜の破れが原因と分かりました。
処置:空気溜めの膜を張り合わせ、笛の部分を接着固定して治療を終わりました。
6.ウルトラマン フィギア(入院治療)
症状:胴体が割れた。
原因:診断の結果、胴体部分の接合部分が破損して割れていることを確認しました。
処置:胴体内部に補強材を取り付けて胴体部分と下半身を接続して治療を終わりました。
7.ゴジラ(入院治療中)
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、
処置:
8.モルカー
症状:走らない。
原因:分解診断の結果、駆動用ギヤーボックス内腐食、埃等により歯車が回転しないことが
原因と分かりました。
処置:駆動用ギヤーボックスをオーバーホールして治療を終わりました。
9.クリスマスツリー
症状:点灯しない。
原因:診断の結果、本体はAC12Vで動作する構造になっているがDCアダプター電源を
使用しようとしていたため、電源アダプターの用途不一致が原因と分かりました。
処置:電源アダプターの不一致が原因のため治療をせず返却しました。
10.貨車(入院治療)
症状:連結部品部破損。
原因:診断の結果、連結部品の破損を確認しました。
処置:連結部品接合部分に部材を補強して接着剤で接合して治療を終わりました。
11.ペン(電子)
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、電源スイッチの接触不良が原因と分かりました。
処置:スイッチ部分を研磨、清掃して治療を終わりました。
症状:表紙が破れた。
原因:診断の結果、表紙の破れを確認しました。
13.ラジコンJEEP(入院治療)
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、本体に搭載している基板に実装しているIC不良のため操作信号を
送ってもモーター駆動しないことが原因と分かりました。
処置:残念ですがIC不良のため治療を断念しました。
14.ラジコンJEEP(入院治療)
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、電池ボックス内端子の腐食による通電不良が原因と分かりました。
処置:電池ボックス内端子の研磨清掃をして治療を終わりました。
15.山の手線電車
症状:マイクが使えない。
原因:分解診断の結果、ボタンスイッチの接触不良が原因と分かりました。
処置:3か所のボタンスイッチの接点を研磨、清掃して治療を終わりました。
1.プラレール アドバンス新幹線
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、IC不良が原因と分かりました。
処置:IC不良のため残念ですが治療を断念しました。
2.木製トーマス機関車
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、電源スイッチの動作不良が原因と分かりました。
処置:電源スイッチを新しいものに交換し、スイッチ動作が確実にできるように
本体の機関室屋根を改造して治療を終わりました。
【芸術資源館3月分】
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、電池ボックス内の端子の接触不良が原因と分かりました。
処置:電池ボックス内の端子を研磨、清掃して治療を終わりました。
2.プラレール 地下鉄銀座線
症状:動かない更に前照灯が点灯しない。
原因:分解診断の結果、モーター不良及び前照灯配線の断線が原因と分かりました。
処置:モーターを交換し、前照灯配線を交換接続して治療を終わりました。
3.プラスチック人形 イブ(入院治療)
症状:手足、胴体の結合が破損。
原因:診断の結果、胴体と頭部、左右の羽、台座を繋ぐ軸が5か所で折れている
ことを確認しました。
処置:各折損箇所を瞬間接着剤で仮止めし、エポキシ樹脂で盛り上げて補強して
治療を終わりました。
4.バス(入院治療中)
症状:動かない。
原因:分解診断の結果、
処置:
次回のおもちゃ病院は、3月18日(土)午後1時~3時に国立市の中央児童館で開催いたします。更に
4月1日(土)の午後1時~3時に国立市東の芸術資源館で開催いたします。
おもちゃの修理に関することでしたらどんなことでも伺います。動かなくなったおもちゃ、故障しておもちゃ箱で眠っているおもちゃをよみがえらせましょう。気軽にお尋ねください。その場合、破損した部品もあわせてお持ちください。
最近は、電池の容量不足による動作不良で来られる方が目立ちます。
診療に訪れる前にもう一度全ての電池を新しい電池に交換して動作を確認すると良いでしょう。
なお、電池を入れた状態で長期間置くと電池の液漏れによる腐食が原因で動かない場合があります。
おもちゃを長い期間使用しない場合は、電池を取出すように心掛けると良いですよ。