火(ホ)と「ニワ」と鍋釜

庭を造るという現場から体験したこと、そして「人はなぜ庭を造るのか?」考え続けてきたことなどを、ぼちぼち綴るブログ。 等ブログの履歴などの情報は、最下部にあります。

火はホと読む。「ニワ」は庭と漢字で書かずカタカナで書く。鍋釜は漢字。
火は唯一人だけが制御できるエネルギー。「ニワ」は人としての基盤。鍋釜は人の食の道具。
一見、脈絡のない言葉がつながる。

昨日3月20日、京丹後町の「和知(ワチ)」から、「上森三郎」さん達と帰る途中、R173を走っていた。

間もなく38万キロ走行となる愛車、フィアット・パンダ4WDはいたって快調。

スマホのカーナビに誘導されるまま。
どこを走っているのかも、まるで意識していない。

大関酒造の看板が見えた後すぐ、「櫛岩窓神社」の標識が目に飛び込んだ。

一瞬、「磐座が在る!」という思いがよぎった。

といっても、磐座が見えた分けでもなく、勿論幻視したわけでもない。

2016年10月6日のブログ「武庫之荘の磐長姫神社からの繋がり-2 丹後半島の岳山」に、この「櫛岩窓神社」について書いている。

武庫之荘の「磐長姫神社」と丹後半島の「岳山」(自衛隊のレーダー基地がある山)を結んだライン上に、ピッタリと「櫛岩窓神社」の背後の小山が在る。

そこには巨大な磐座が在るらしい。

その記憶がよみがえったのだ。

上森さんに「この神社に寄ってみたい!」と言って、Uターンした。

まず、拝殿の前に立って挨拶。

この神社の配置は、他の神社とはかなり違ったものに思えた。

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拝殿から本殿までの間がかなり離れていて、平らな広場となっている。

これは正しく僕が探し求めている「原初のニワ」。

「櫛岩窓神社」のこの空間は「モーセの幕屋」を思わせる。

(僕が2014年1月1日から当ブログ-火(ホ)と「ニワ」と鍋釜-を書き始めた二日目つまり2014年1月2日に「モーセの幕屋と庭」を書いている。)

内部空間は覗き見れるものの、ブロック塀に囲まれ中には入れない。

神聖なる空間に、いかにも無粋なブロック塀と、何だか悲しくなってしまう。

本殿は北面している。

そして背後に山。

山はほぼ全面杉の植林で覆われ、何も見えない。

山はさほど高低差の無い小山だが、かなりの急斜面。

山裾に近づいて、上を垣間見る。

時間は午後5時。
薄暗くなり始めている。

しかしその山頂部分に、何やら黒い影が見える。

瞬間に、僕はその急斜面を登り始めた。

上森さん達には声もかけていない。

僕は、何だか引っ張られる思いで登った。

目の前に巨石が現れた。

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僕のテンションはハイ・マックス。

感激しながら、まず挨拶。

そして山頂部分へ。

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山頂部の配石。

小ぶりだが見事な三角の石が中心に在る。

この後、南面する巨大な磐座にも出会う。

石は皆白っぽいが、植林されているために、落ち葉などでかなり汚れている。

本来なら、日の光に当たって輝いていたはず。

何故にこんなところにまで植林しているのか?

僕には、磐座を隠しているとしか思えない。

上森さん達も登ってきた。

そして上森さんが僕に言った「神さまのご褒美だ!」と。

田中さんは「導かれたのよ!」と言った。

今回の聖地探索は、上森さんが突然言い出したことだった。

元は別の場所に行く予定だった。

上森さんは、目的が果たされて上機嫌だったが、僕はいささか物足りなかった。

それは、巨石・磐座に出会えなかったからだ。

ところが帰る途中、予期せぬ何とも素晴らしい磐座に出会うことが出来た。

上森さんが言うように「神さまのご褒美!」であり、田中さんが言うように「お導き!」であったのかもしれない。

これは、偶然という言葉では語ることが出来ない。

山から下りてくると、

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これが目に入った。

「一 神山に立ち入ること」、つまり禁足地。

しかし、この禁止事項にもかかわらず、僕はこの磐座に接しなければならないと、改めて強く感じた。

人は僕に「武部さんは磐座に呼ばれているのよ!」とよく言う。

今まで僕にはそんな感覚がまるでなかったが、この時「呼ばれているのかもしれない?」と思えた。

今日3月21日、始まったばかりの雨の降る現場で、今までに出会った磐座が頭をよぎる。

思い起こしてみると、何故僕はこれほど磐座に惹かれるのであろうか?

単なる興味の域をはるかに超えてしまっている。

今まで「呼ばれている!」あるいは「導かれている!」という思いに、僕は否定的だった。

「石の声が聞こえるのでしょ!」と言われても「そんなものは全然聞こえない!」と笑って答えていた。

確かに聞こえないのだが、呼ばれているのかもしれない。

磐座に接し始めてまだ十年に満たない。

知られた磐座ばかりでなく、長年隠され忘れ去られてきた磐座を見つけ出してきたのも事実だ。

僕はずっと、僕自身に潜在する能力を否定してきたようだ。

上森さんが僕によく言う「早く気付いてくださいよ!」、意味は少し違うかもしれないが、僕自身の潜在能力に気付くべき時が来たのかもしれない。

明日から新規に始まった現場で「石を組む」。

これも僕に課せられた能力のようだ。

もうすぐ74歳という年齢に成って、やっと気づいた。

まだまだ遅くはない。

そして、我が頭を少し整理してみよう。
 
つづく 

GARDENING研究会2017年3月定例会ご案内
                      2017年03月13日
                        武部正俊
日時 2017年3月19日 11時より17時
会場 河南町やまなみホール(大阪府南河内郡河南町大字白木1387番地    TEL0721-93-6222)
昼食費 1,100円
随時参加者会費 2,000円
申し込みは03月17日までにお願いします。
TEL 090-2599-7367 
FAX 072-290-2813
E-mail  omtakebe@sakai.zaq.ne.jp

定例会の案内の送付が遅くなってしまって申し訳ありません。

三寒四温と言われる季節になってきましたが、今年は温度変化が激しいようです。桜の開花はどうなるでしょうか?

3月はGardening研究会の更新月でもあります。更新手続きをお願いします。

またいつでも、新規入会も歓迎します。毎月第3日曜日に開催しています。庭を考えるというだけではなく、視野を広くすることを目的としています。毎月、新作発表や様々の情報で、熱く盛り上がっています。


テーマ1・・「素材シリーズ」桜について・・・武部正俊
しばらく「素材シリーズ」が途絶えましたが、再開します。
間もなく桜のシーズン到来ですので、桜について考えてみます。
桜は日本を代表する花木の一つですし、桜の時期は日本国中花見で賑わいます。桜前線という開花の動きを伝える言葉もあります。桜前線は、桜の代表品種である「ソメイヨシノ」の開花の動きでが、桜には沢山の種類があり、開花時期も微妙に違います。
桜は敗戦後、軍国主義の象徴のように思われ避けられる傾向がありました。さらにソメイヨシノに付くアメリカシロヒトリの大発生により、毛虫がよくつくと嫌われたりしましたが、それらの呪縛も緩みだし、再度見直されるように成って来ました。武部が桜を大量に植えだしてすでに20数年に成ろうとしています。桜の魅力と、個人の庭に使う場合の留意点などについて話してみます。


テーマ2・・高田宏臣さんの植樹環境の改善法・・・武部正俊
雑木の庭で有名な高田宏臣さんと先日吉野で会いました。
初対面でしたが、旧知の友のように感じました。高田さんは、桜の名所である吉野山で近年取り組まれている桜植樹の方法のまずさ故、山が荒れて桜もうまく育たない状況を、何とか改善しようと、ボランティアでその改善策を探ると共に、独自の環境改善法を指導されています。昨年から取り組んでいるようで、改善が見られるようです。
その時の模様を、垣間見てきましたのと、その時に使っていたレジュメをもらいましたので、紹介したいと思います。
殆どが手作業で出来、材料の多くは現地調達も可能ですので、誰でもその要点を知れば応用可能だと思われます。

テーマ3・・新作発表・・・発表者未定
沢山の新作発表を期待しています。現在計画中のものでも構いません。人前で話し発表することに慣れることは極めて大事です。どんな事例でも構いませんので、こぞって発表してください。別にプレゼンテーションとしてまとまっていなくても構いません。まず人前で話し発表することから始めましょう。

テーマ4・・あれこれいろんな出来事について・・・討論
Gardening研究会のメンバーの活躍が目立ち、嬉しく思っています。活躍の場が増えるとともに、いろんな問題も起きてきます。それらを話し合うことによって、問題解決にも繋がりますし、いろんなヒントを他者に与えることもできます。時間がある限り、討論してみたいものです。

年会費について(3月から翌年2月まで)

個人会員 10,000円
法人会員 18,000円 (3名まで参加できます)
学生会員 6,000円
随時会員 3,000円 (定例会の案内をE-Mailでお知らせします)

案内は武部正俊のブログやフェイスブックでも公開しています。随時参加も可能です。
随時参加費は2,000円とします。 

3月7日、三重県志摩市大王町の顧客宅に手入れ作業に出かけた。

こちらに行く時は、内宮や伊雑宮に寄ることが多い。

今回は、行に内宮と「内宮の磐座」に行き、帰りに磯部町恵利原の「鸚鵡岩の尾根上の磐座」に寄りたいと決めていた。

ある程度現場作業のめどがついた段階で、後はスタッフに任せ僕は先に現場を離れた。

賢島方面から伊勢に向かうバイパスのR167から、「鸚鵡岩の尾根上の磐座」が真正面に見える場所がある。

かつて、日が落ちる頃ここを通っていた時に、「鸚鵡岩の尾根上の磐座」が黄金色に輝いているのを見て、この磐座の重要性を感じると共に、「磐座」が朝日や夕日の斜めの光に当たって、黄金色や茜色に輝くことを知った。

昨年9月24日に「イワクラ学会」の行事「イワクラサミット」が鳥羽で開催され、そのあくる日の25日の「イワクラツアー」で、「鸚鵡岩の尾根上の磐座」にも行った。

その時はまだ、周辺はウマベガシ等が鬱蒼と茂るジャングル状態だった。

過去記録は、以下のリンク参照。

磯部の鸚鵡岩の今と昔

浮世絵に描かれた鸚鵡岩

イワクラツアーin伊勢・志摩の下見-4鸚鵡岩の尾根上の磐座

今回、バイパスから尾根を見てびっくりしてしまった。
岩が大きいのだ!

はやる気持ちを抑えつつ、「鸚鵡岩」に向かった。

 展望台周辺が明るい。

あの鬱蒼と茂っていたウマベガシが、バッサリ根元から切られている。

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逆光でいささか分かりづらいが、展望台から見た「尾根上の磐座」。

樹木が茂っていたころはほとんど何も見えなかったが、その全容が見える。

僕はもう、嬉しくなってしまった。

藪漕ぎしなければ近づけなかったが、易々と進める。
 
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東向きのこの「鏡岩」を思わす岩もその全容を表している。
この状態なら、朝日で輝くはず。

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バイパスからも見える岩は「人面岩」のようでもある。

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手前の斜めの岩も、何と無く「人面岩」。

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なかなかの迫力。

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日が傾くにしたがって、磐座は黄金色に輝き始めた。

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磐座は、日の光を受けてパワフルになると、僕は考えている。

今は樹を切ったばかりなので、いささか荒涼とした感じを受けるが、日の光が入ることによって草も生えだすし、元々は得ている樹がウマベガシなどの常緑樹が主体なので、やがて切り株から新芽が出て緑になる。

それをうまく管理して行けば、石庭を思わせる絶景になるはず。

岩の表面には、「赤い変色」も見られる。

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この様な岩の「赤変」は、「火を焚いた証拠」だと、僕は考えている。

つまりこの場所で遠い過去、何らかの祭事が行われていたのではないかと推測できる。

祭事には火は付き物。

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日の落ちる方向に、薄っすら見える「八禰宜山」。
三相に見える中間の三角形の山がそれ。

この山の発見によって、「内宮の東西南北軸」を確認することが出来た。

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尾根上に在る磐座なので、迫力がある。

 ほぼ東西関係にある「八禰宜山」との位置関係も興味深い。

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「伊勢参宮図絵」第五巻(寛政9年(1797年)に出版)にも「鸚鵡岩」は紹介されている。

今も残っている石碑も描かれているので、かなり忠実な描写ではないかと推定できる。
当時は、完全な岩山。
これが本来の姿。


それに何と言っても「伊雑宮」のすぐ近く。

「ホツマツタエ」によれば、「伊雑宮」は「アマテルカミ」の都。

とすれば、「伊雑宮」から朝日に輝く「鸚鵡岩の尾根上の磐座」を「マテルカミ」も「セオリツヒメ」も見ていたかもしれない。

この山の名前は「和合山」というらしい。
「アマテルカミ」と「セオリツヒメ」の関係おも思わせる。

もしかすれば、この場所まで足を運んでいたかもしれない。

それにしても何故に伐採されたのであろうか。

今まで近づくことも出来なかった「伊雑宮の磐座」も見ることが出来るようになった。

「磯部の石神」も整備され見ることが出来る。

もし「伊雑宮」から、「磐座の開放」が始まっているとするならば嬉しい事だ。

この速報は、3月7日現地からFacebookで流した。

すると、イワクラ学会会員の「岡本静雄」さんからコメントが入った。

今日、知り合いになった地元の人に話を聞くと発掘調査をするということでした、ぜひ行ってみたいと思います。

発掘調査をするとの事。

何らかの遺物が見つかれば、保存整備もされるはず。

「磐座再評価!」に繋がれば嬉しいのだが・・・・

もし行かれる方に対する若干の注意。

周辺は断崖絶壁です。
樹木が切られた分、危険度は増していますので、安易な気持ちでは近づかないでください。
大変危険です。
あくまでも自己責任で! 

2月12日、山口県周南市にある616mの山「望海山(ノゾミヤマ)」に、「上森三郎」さん達と登った。

すでに、

山口県周南市の聖地・望海山-1 城山山腹の巨石群

山口県周南市の聖地・望海山-2 林道周辺と尾根上の巨石群
 
山口県周南市の聖地・望海山-3 望海山山頂の不思議」 

に報告を書いてきた。

まだ、登山ルートや石・岩の位置を示す地図を掲載していなかった。

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赤いラインが登山ルート。

右端の位置、林道の最奥に車を停め、「城山」山腹のかすかな踏み跡と赤いテープによる印、それとスマホの地図アプリ「Geographyca」を頼りに登る。

途中、沢山の巨石に出会う。

(「山口県周南市の聖地・望海山-1 城山山腹の巨石群」参照)


登って行くと「地理院地図」には示されていない林道に出た。

林道沿いにも、あちこち巨石が認められた。

林道を進むと「望海山」から遠ざかることが、「Geographyca」で確認できた。

それで、上森さんが気にしていた綺麗な三角の山「苔谷山」に先に行くことにした。

先に「周南山」に登る結果となった。

「周南山」からは瀬戸内海や東側の山々がよく見えた。

「周南山」山頂付近には石・岩が在り、磐座を思わせた。

山容が綺麗な三角形でピラミッドを思わせる「苔谷山」にも行ってみたが、石・岩は全くなかった。

(「「山口県周南市の聖地・望海山-2 林道周辺と尾根上の巨石群」」参照)

606.7mの三角店のある「太鼓ヶ岳」を通って「望海山」に向かう登山ルートは比較的なだらかだった。

「望海山」に近づくにつれて、僕が「道標(ミチシルベ)」と名付けた石が次々に現れた。

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コンターラインが魚の形の「望海山」の詳細。

上森さんはこの形や、「弘法大師・空海」の幼名「真魚」から、この山を「真魚の山」と呼んでいる。

魚型のコンターラインのほぼ中央に、平たい石を見つけ、周辺の掃除をした。

すると、その石のすぐ西側に十字架の形をした常緑樹が生えているのを、僕が発見した。

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その奇怪な樹形は、人気アニメ「ウルトラマン」に登場する「バルタン星人」のようでもあった。

仕事がら沢山の樹木を見てきたが、このような樹形は初めてだった。

何よりも「十字」を思わす樹形が、暗示的で面白い。

下山ルートは、「城山」への縦走路を辿った。

登る途中の林道から外れるとまずいので、「Geographyca」の記録を頼りに、道のない山腹を強引に降ったが、それは正解だった。


後は元来た道を辿るだけ。

(「山口県周南市の聖地・望海山-3 望海山山頂の不思議」 参照)


地図上の数字は、位置情報のポイントを示す。

つづく

「周南山」から、なだらかな尾根伝いに、606.7mの三角点のある山に向かう。
この山は「地理院地図」には山名は記されていないが、登山記録によると「太鼓ヶ岳」というらしい。

「太鼓ヶ岳」の手前で林道に合流する。

すぐに、「望海山(ノゾミヤマ)」の案内板が見つかり、林道から登山道に入る。

「太鼓ヶ岳」の三角点の側を通り、 なだらかな尾根道を進む。

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登山道脇に、大きくはないが特徴のある石組が現れる。
位置情報-⑫
N34°5’33.06”  E131°38’32.84”  高度551.9m

僕はこのような石を「道標(ミチシルベ)」と呼んでいる。

この様な石が点々と現れると、必ずその先に目指す「石・岩・磐座」が在る。

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次々と「道標」が現れる。

「Geographyca」目的地に入ったことを知らせてくれる。

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矢印の現在地が、「魚のコンターラインの尻尾の部分を示している。

はやる気持ちを抑えながら進むと、登山道の左手の茂みの中、雪によってコントラストが付けられた石らしきものが目に付く。

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僕は「これだ!」と思ったが、眺望の効く山頂部分は少し先なので、まずそこまで行ってみる。

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「望海山」山頂。

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眺望が効き、特徴のある三角形の山「四熊ヶ岳」がはっきり分かる。
ターゲットはこの部分ではなく、先ほどの石と直感して、戻って掃除を始める。

石の上は何故か枯れ木が多い。

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「上森三郎」さんが切っている木は、完全に枯れていて、菌糸が付いてかなり白くなっている。

掃除をしながら、後ろを振り返って、ビックリした。

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「わー十字架やー!」と僕は叫んでしまった。

皆もビックリ。

幹から同じ太さの枝が左右に伸びている。

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ほぼ水平に左右に伸びた枝は、当然ながら上に向けて成長する。

まるで腕のようであり、「メノラー」のようにも見える。

上森さんは、この場所を「弘法大師・空海」の遺体を埋めた場所としている。

その場所の雰囲気を確認するために、僕たちはこの場所にやってきた。

上森さんは嬉しさのあまり、いささか狂い始める。

大きな声を上げて笑い出し、満面の笑み。

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「十字架の樹」と石の掃除をする面々。

上森さんは「コンパスグラス」で角度を測っている。

石の上には落ち葉が積もり、腐葉土化していた。
そこに植物の根がはびこっている。

腐葉土化した部分は凍っていたが、それを丁寧にはがして行く。

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石には削りだしたかのような平らな部分も。


「祭壇石」か?

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平べったく一続きになっていて、全体幅は5~6m位あっただろうか?

位置情報-⑬
N34°5’40.97”  E131°38’37.29”  高度616.3m

IMG_1730
石と樹のコントラストが面白い。

これ故に、上森さんは確信を持ったようだ。

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背後から。

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何とも不思議な樹形。

僕は仕事柄、そして磐座探索をして沢山の異形の樹木も見てきたが、このような樹形に会ったのは初めて。

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見上げてみると、すさまじい生命力を感じる。

葉っぱの詳細が見づらくて、樹種を特定できなかったが、この樹がこの場所に生えてどれぐらい経つのであろうか?


IMG_1739
十字の交点。

IMG_1726
全体像はまるで「バルタン星人」。

「バルタン星人」の画像検索結果
「バルタン星人」。人気キャラクターとか。
(https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E6%98%9F%E4%BA%BA&rlz=1C1GKLA_enJP664JP664&biw=1229&bih=607&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&sqi=2&ved=0ahUKEwiTneC-wbzSAhXLoJQKHVmkCg0QiR4IfA#imgrc=T5l1sJs6w_xj7M:よりコピー)

この樹、周辺に生えているどの樹よりも存在感がある。
まるで、別世界から来たかのよう。

上森さんは、「僕たちを喜ばすために、神さまが妖精に命じて一晩のうちに作ったのだ!」と真顔で言う。
僕は、????

それにしても、石とこのような異形の樹木は何らかのメッセージだと僕も感じる。

山頂部分に戻ると、ススキの中に一つの石が。

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まるで方位を示すかのような割れ目も。

上森さんは、コンパスグラスでしっかりと方位を測ったようだ。

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三角の頂点を持つ石で、大きくはないが、意図を持って据え付けられているようにも思う。
位置情報-⑭
N34°5’41.13”  E131°38’38.99”  高度615.4m

「上森三郎」さんが言うように、「弘法大師・空海」の遺体は、高野山から運び出され、ここに埋められているのかもしれないと、僕も何ととなく思い始めている。

下山ルートは、「城山」への縦走コースに従う。

目印のテープも沢山あるし、踏み跡もしっかりしている。
ただ、見通しは全く効かない。

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「城山」への縦走路にも点々と「道標石」が現れる。

これも「参道」の証か?
登ってきた時に通った林道がなかなか出てこない。

それで「Geographyca」で位置を確認し、登山道から外れて山の斜面を降ると、すぐに林道に出た。

(位置情報は、iPhone6で撮影した位置情報記録による。緯度経度は精度が高いが、高度については誤差がある。また僕の撮影位置のため、1.5mは高めに表示される。)

つづく

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