火(ホ)と「ニワ」と鍋釜

庭を造るという現場から体験したこと、そして「人はなぜ庭を造るのか?」考え続けてきたことなどを、ぼちぼち綴るブログ。 等ブログの履歴などの情報は、最下部にあります。

火はホと読む。「ニワ」は庭と漢字で書かずカタカナで書く。鍋釜は漢字。
火は唯一人だけが制御できるエネルギー。「ニワ」は人としての基盤。鍋釜は人の食の道具。
一見、脈絡のない言葉がつながる。

5月22日、彦根市の山中にある「大杉神社」へ向かう途中、目立ったのが「比婆神社」の案内標識。

「武奈山」の 「大杉神社」や磐座の探索後、やはり気になって、標識に案内されるように、「比婆神社」へと向かった。

全く予備知識は無いものの、「比婆山」と聞けば「伊邪那美」の陵墓と結びつく。

全国にかなりあるらしいが、僕の知っているのは、島根県安来市のそれと、広島県のそれ。
安来市の「比婆山」には去年登った。山頂には「伊邪那美の陵墓」とされている塚と、神社があった。

こちらの「比婆神社」は 、滋賀県彦根市男鬼町(オオリチョウ)に鎮座。

鬱蒼とした森林地帯で道も細いが、案内にしてがって進むと、立派な鳥居が見えてきた。

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扁額には「比婆大神」とある。

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由緒書きによれば、やはり「伊邪那美大神」を祀っている。

ここに車を置いて歩こうかと思ったが、車の踏み跡もあり、なんとなく距離を感じたので、車で進むことにした。

曲がりくねった道は、やはりずいぶん距離があった。

やがて駐車スペースらしき場所に出、小ぶりの鳥居も見えた。

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鳥居周辺には、「大杉神社」同様の、石灰岩の石群が見られる。

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これは、かなり期待が持てる。

ここからは歩くことにした。

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参道に一対の鳥居が現れる。

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次の一対の燈籠と入り口のようなものが現れるが、周辺には足場が組まれている。

足場を伝って行くと、巨大な岸壁が現れた。

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周囲の様子から、この石灰岩の岸壁が「神体」らしい。

塀のようなもので囲われているものの、本殿ないし拝殿が無い。
基礎だけが見えている。

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杉の切り株の上に仮の社があった。

足場があるという事は、今まさに遷宮の最中なのかもしれない。

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周辺は見事な石灰岩の巨石だらけ。

「大杉神社」の石灰岩とはずいぶん趣が違う。

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下部に向かっても、巨石が続いている。
この方向は、ほぼ北西方向。

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石が積み重なって、洞窟のような構造もある。

石灰岩だから、あるいは「鍾乳洞」があるかもしれない。

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大きくはないが、鋭いエッジを持った「スクレーパー」もあった。
僕はこのような構造を見ると嬉しくなってしまう。

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角度を測ってみると、ほぼ「東西」。
やはり「スクレーパー」だと、納得してしまう。

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周辺は苔生した石灰岩だらけ。

もしこの場所に日の光が入れば、どのような光景になるだろうか?

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神木としての「夫婦杉」も。

岸壁の前にはかつて三本の杉が生えていたようだ。
一本はすでに切り株で、先ほどの仮の社が鎮座していた。

杉の木が「鳥居」を表していたのかもしれない。

さらに上の山にも登ってみたかったが、時間が無いかもしれないので、次の機会に登ってみたい。

やはり「大杉神社」と「比婆神社」に出会ったからは、「多賀大社」にも寄らねばならない。

「多賀大社」に向かう途中、「河内の風穴」という標識があった。

帰って調べてみると、日本屈指の規模を誇る「鍾乳洞」だった。

調べねばならないことが、どんどん増えてくる。

「大杉神社」の「異形の大杉」の東側のピークが、標高624mの「武奈山」らしい。
地理院地図にはそのような表記は無いが。

前回書いた-彦根市武奈町の大杉神社の異形の大杉と石灰岩の磐座群-1・千ヶ峰の「千本杉」と武奈山の「神杉」-ところからピークに向かって緩やかな登って行くと、いったん石群は途切れる。

さらに登って行くと、左手に石群が見えだし、正面に素晴らしい石群-磐座群が現れる。

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中央の石には、注連縄が巻かれている。

かつては樹木に覆われていたのかもしれないが、周辺樹木は幾分か伐採され、石灰岩が白く眩い。

「磐座には光が当たっている」、これこそが磐座のあるべき姿だと、僕は常々思っている。

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おびただしい量の石群。

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中央部の注連縄を巻いた石の背後には、綺麗な株立ち樹形の落葉樹が生えている。
樹種については確認しなかった。

この樹木が中心をなしているように見えるが、そうでは無いように思える。

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注連縄を巻いた石は、この石群の中では最大の石で、その前は何故か、通路のように直線的な隙間がある。

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この石の面の方向性を、iPhone6のコンパス(真北設定)で測ってみると、ほぼ「南北」を示している。
という事はこの石は「西面」していることになる。

表面は凸凹もあるが、白い石灰岩であるから、あるいは「鏡石」かもしれない。

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北側からの撮影。
南北の通路状部分がよく分かる。「西面」している様もよく分かる。

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株立ちの落葉樹の後ろ側には、石は無く、山頂に至る通路のようになっている。

「Geographica」で「武奈山」山頂部の確認をしてみた。


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山頂部は比較的平らで、石群は無く、なぜかくの字に折れ曲がった細い檜が生えていた。

比較的平らなので、僕の探し求めている「原初のニワ」であり、「平らな祭祀空間」ではなかろうか。

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この檜もなかなかの生命力。
ほぼ直角に折れ曲がりながらも、弓なりに垂直方向に成長しようとしている。
この檜が100年生き永らえてなら、どのような樹形に成るのだろうか。

「武奈山」山頂の東側から東北側にも、沢山の石群が見られる。

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とくに「東北」側の石群が素晴らしい。
力強く、そして石灰岩ならではの造形美。

不思議なことに、山頂に立って周囲を見渡すと、西側と東側には沢山の石群が見られるのに、北側と南側になぜか見えない。

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この写真は、山頂部から北側を見たところ。檜の植林ばかり。

まず、南側を探ってみる。
すぐに、石群が見つかった。

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南側から見た石群。

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南側の石群のさらに南側は、植林されているものの、比較的平。
これもまた「平らな祭祀空間」、僕の探し求めている「原初のニワ」であろうか。

南側の石群の中心にある石を観察してみると、面白い亀裂が在ったので、撮影しておいた。

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自然の亀裂であろうが、何か記号のようにも見える。

北側も探ってみた。
比較的急斜面をしばらく降って行くと、石群が現れた。

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この石群は、「南北」を示している。
他にも北側に石群は認められたが、量的には少ない。

「武奈山」山頂部には、石群が無く、比較的平。

東側から北東にかけて、多くの石群が見られる。

特に多いのは、西側。

株立ちの落葉樹周辺に顕著な石群が有り、それが「異形の巨杉」周辺の石群まで繋がっている。

方向的には、西を強く意識しているように思える。

西側にあるのは「琵琶湖」。

そして琵琶湖西岸の「高島」周辺を指している。

高島には、「白髭神社」が有り、「岳山」が有る。

3月21日、この「岳山」に一人で登った。

まだ詳しくは書いていないが「高島の岳山は巨石・磐座だらけ-速報」に報告しておいた。

「白髭神社」の祭神は「猿田彦」。

「岳山の磐座」は、「ホツマツタエ」にもあるように、「猿田彦の磐座」。

「琵琶湖」の西側の山は「比良山系」。その最高峰は1214.2mの「武奈ヶ岳」。

さらに北方には865m「武奈ヶ嶽」。

地理院地図の表記では「ダケ」の漢字の使われ方が違う。

624mの「武奈山」は「鈴鹿山系」の北端部にある。

ここになぜか「武奈」という文字が重なる。

この意味やいかに!

つづく

5月21日、僕は一人で兵庫県神崎郡の「千ヶ峰(1005.2m)」に登った。
ルートは「七不思議 コース」。滝有り巨石有りの見どころの多いルートだけれど、「千ヶ峰」登山ルートの内最も厳しい。

沢山の巨石・磐座に出会ったし、素晴らしい滝も見た 。山頂からの360°の眺めも素晴らしかった。

その素晴らしさについては、後日の報告となる。
今回の報告は、「千ヶ峰」登山から繋がった、彦根市の「大杉神社」。

「千ヶ峰」からは岩座神(イサリガミ)コースを 「神光寺」に向かって降りた。
その登山口辺りに、「岩座神の 七不思議」の一つ「千本杉」が異様な姿で立っていた。

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幹の下半分には全く枝が無く、上半分に無数の枝が出ている。
巨木というほどではないものの、こんな異様な姿の杉を見たのは初めてだった。

また、七不思議の一つ「雨乞岩」の近くでも、不思議な樹形の檜を見た。

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この檜もさほど太いものではないが、周辺の檜と樹形が全く違う。

この様な「異形の樹木」を神社や磐座の近くでよく見かける。

僕には「気」を感じる力はないけれど、このような「異形の樹木」が生えている場所は「気の強い場所」ではないかと思っている。


「千ヶ峰」登山前、登山中に、」何度かフェイスブックに近況を流していた。

帰ってから、フェイスブックを開いてみると、メッセンジャーにコメントが届いていました。

上森三郎さんの会社T.T.Cのセミナールームで、今年の1月から毎月第二水曜日に開催されている「吉野信子」さんの「カタカムナ・セミナー」に参加されている、南木美穂子さんからだった。

・・・未解明の磐座いっぱい。琵琶湖、米原駅東の山の中です。」と。

写真も添付され、その場所のURLも示されていた。

南木さんは吉野さんのカタカムナ研究会で行ったらしい。

示されているURLから、「大杉神社」のホームページに繋ぐことが出来た。

異形の杉の巨樹と、石灰岩の磐座の写真が、たくさん掲載されていた。

見て来たばかりの、岩座神の「千本杉」とは趣が違うものの、異形の杉であることには変わりない。

このシンクロニシティーには、いささかびっくり。

心地よい疲労感と、ビールの酔いで、爆睡しそうになっていたが、一気に目が覚めた。

「大杉神社」のHPを詳しく読んだわけではないが、行かねばならないと、強く思った。

HPには道案内も掲載されていたが、いささか分かりづらい。
「大杉神社」について書かれてあるブログなどを探し、「滋賀県彦根市武奈町」という所在地を何とか突き止めた。


5月22日、家を出たのは10時頃だったろうか。

名神高速の多賀サービスエリアで、昼食。
この時、帰りに「多賀大社」にも行きたいと、なんとなく思った。

スマホ・アプリのカーナビに住所を入力する。

山中のポイントを指すので、何とかなるだろうと、彦根インターを降りて、カーナビの指示通りに進む。

やがて山中へ。進むにしたがって、どんどん雰囲気が変わって来る。

林道の傍らに、石灰岩の露岩が見えた。わが愛車フィアット・パンダ4WDを止めて、確認してみる。

ただならぬ石灰岩。杉・檜の植林帯も、鈍感な僕にも分かるぐらい、何故か神秘的。どんどん期待が膨らむ。

道は狭いが、すれ違う車も無い。

交差点ごとに、簡易な案内板もあり、それに従って進む。カーナビの指示も同じ。
カーナビが、「目的地に到着しました。案内を終了します。」と言った場所に、最後の案内板。

少し上ると、

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電波塔が建っていた。
やはりこの地は、昔も今も「通信基地」。

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真新しい掲示板があり、

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登旗が立てられた入り口。
鳥居は無いし、粗末なブロックの階段。

どうもここは古くからの神社ではないらしい。

階段を登り切ると、そこには石、石、石。
予想通り、グレーの石灰岩。
水の浸食を受けてか、異形の石ばかり。

さらに登ると、

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すさまじい形相の、異形の杉の巨木。
周辺には、意味ありげな石灰岩の石群が取り巻いている。
そして祠。

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これが杉かと思えるような樹形。
枯れ枝も多いが、枝の出方が異形。
語呂合わせで畏敬を感じる。

何となく、火炎をまとった「不動明王」と、僕は思った。

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周辺の石灰岩の造形も素晴らしい。

造形と書いた。自然の造形物というだけではなく、人為を通り越して、神意を感じる。

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石と組み合わさることによって、枯れ枝にさえ、すさまじいエネルギーを感じる。

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この下半分の赤っぽい枝は、今も生きている。周辺の枝はほとんど枯れ枝。
生きている枝からは、さらなる力強い生命感がみなぎっている。

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巨石というほどの大きさではないが、石灰岩の持つ独特の雰囲気が、石にさえ生命力を感じる。
そして何よりも、美しい。

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この対比を、なんととらえよう。

残念ながら、祠周辺の造形はいかにも今風で、軽い。

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「スクレーパー」も。

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枯れてしまっているが、まるで根っ子のような枝。
この杉の大木、いかほどの年月を過ごしてきたのだろう。
あるHPには樹齢2,000年と書いてあったが・・・?

「Geographica」で位置を確認。

東側に山頂がある。
「大杉神社」のHPによると、その山を「武奈山(624m)」というらしい。

「大杉」の東側にも、興味深い石群が続いている。

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これらの石群と踏み跡に誘われるように、緩やかの山道を進む。

つづく

昨日5月22日、フェイスブック友達の情報から、急遽、彦根市の「大杉神社」を目指し名神高速道路を、愛車フィアット・パンダで快適に走っていた。

昼前だったので、多賀サービスエリアに入る。
車を止めた途端に、友達から電話がかかってきた。

「今日も山ですか?」
「はい!」
「帰り寄ってもらえますか?」
「はい!」
何か素晴らしいプレゼントがあるらしい。

昼食後、彦根インターチェンジで降りて、山中へ。

「大杉神社」では、異形の大杉と、石灰岩の素晴らしい磐座に出会った。

続いて「比婆神社」へ。
巨大な石灰岩の岸壁が神体だった。素晴らしい聖地。

「大杉神社」でも「比婆神社」でも誰にも出会わなかった。

続いて「多賀大社」へ。
初めてだった。

この報告も早く書かねばならないが、いささか頭が混乱している。

帰り、友人宅へ。
プレゼントは、北海道から送られてきた「時鮭」。
「トキサケ」とか「トキシラズ」というらしい。

帰宅して早速頂いた。

僕の鍋コレクションの一つ「クリスタル鍋」を使って、季節の野菜と一緒に、蒸し焼きにすることにした。

「クリスタル鍋」は「水晶鍋」ともいう。
人造水晶で出来た、ガラスのように透明な鍋。
分厚い鍋だが、耐熱性は極めて高い。ガスの直火も平気。ジュンと言わせても、全く問題がない。

しかもこの鍋を使うと、なぜか美味い。

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「クリスタル鍋」の中に、二切れの「時鮭」と、夏キャベツ、玉ねぎ、トマト、アスパラガス、しし唐、マッシュルーム、シメジ等。
「時鮭」に少し塩をし、バターを乗せただけ。

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蓋をして、弱火。

蒸し焼きというより、蒸し煮。
水は全く加えていないが、野菜から水分が出て、蒸される。

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簡単調理。
味噌タレとポン酢を用意して、食す。
絶品。
野菜もトロトロ。

そして酒が進む。

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もう一切れも、残しておけない。
今度は、オリーブオイルを使ってみる。

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夏キャベツをたっぷり入れてみる。

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そして、弱火で待つことしばし。
蓋も「クリスタル」で透明なので、中の様子がよく分かる。

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正に「時鮭」は絶品。
季節の野菜も美味い。

そして「クリスタル鍋」がその味を、最高に引き出してくれる。

「鍋の素材によって、味が変わる」が、鍋釜コレクターの僕の持論。

酒も進み、食後この報告をブログにと思い、パソコンの前に座ったとたんに、爆睡してしまった。
目覚めた時には、日付が変わっていた。

風呂に入って、寝てしまった。

一日遅れの報告となりました。

磐座探索の報告は、後日。

5月14日7時、六甲道にある上森三郎さんの会社のT.T.Cの事務所で待ち合わせ。
すでにいつも同行する田中孝子さんも来ている。
上森さんは、予定を変更して、神河町の「869mの名も無い山」に行きたいと言い、僕の同意を求めて来た。

僕の一つの役割は、上森さんが地図上で導きだした山に一緒に登る事。僕の興味は「石・岩・磐座」が最優先だが、上森さんと一緒に行くと、今まで100%の確率で、それらに出会って来ている。
不思議だけれどこれは事実。あるいは、山に行けばどこにでも石や岩はあると言われてしまうかもしれないが、それらに接すると、なぜかそこに在るそれらが、特別な存在のように思える。そして次につながって行く。

上森さんの行きたいと言った「869mの名も無い山」は、「千ヶ峰」のほぼ北方にあり、市川の支流の一つ「越智川」の源流に当たる場所だった。

上森さんは「卑弥呼」との関連を話していたが、僕にはそれは、灘よく理解できない。とりあえず行けば、何らかの発見がありそうな予感がする。

「越智川」を登って行くと、周辺は明るく、なんとなく清々しい気持ちがする。

そして「越智川」周辺には「大歳神社」が多い。同じ社名で勿論「大歳神」を主祭神としている。

「越智川」最上流の集落「新田(シンデン)」を目指す。

地元の古代史研究家でピラミッド研究家でもある「市川慎」さんは、「新田=神殿」だと言っているらしい。
つまり、この辺りに何らかの神殿があったという。
地元には、上流から神官が持つ「笏」が流れてきたという伝承もあるらしい。

超古代、そこに神殿があったとするなら、当然「磐座」もあるはず。

目指す「869mの名も無い山」から 西に延びる尾根の末端部分にも「大歳神社」があるので、登山前にまず挨拶に行く。

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さほど古いものではないだろうが、立派な燈籠と鳥居が迎えてくれた。

ビニールシートで覆われていたが「土俵」らしきものも在った。
本殿の右手には定番の「稲荷社」。

「越智川」から右手に分岐した谷を進む。
真っ直ぐ行けば「千ヶ峰」方向。
さらに左に分岐した谷に入る。

いつもながら、スマホ・アプリの「Geographica」を頼りに進む。
入山する者は少ないのだろう。林道は荒れている。
すぐに走行不能。

車をデポし、地図上では水の流れの書かれていない左手の谷を、林道に沿って進む。

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地図の左下に1005.2mの「千ヶ峰」。
右上方に「869mの名も無い山」。

赤線が登山ルート。紫線が下山ルート。

地図の範囲を変えて見ると、周辺がもう少しよく分かる。

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「869mの名も無い山」から西に延びる稜線の末端の鳥居マークが、新田の「大歳神社」。

谷筋も植林はされているが、日差しもあり気持ちが良い。

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所々に小滝もあり、岩盤質であることが分かる。

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谷を分けるような露岩もあり、なんとなく龍の姿のようにも見えて、期待が膨らむ。

しばらく歩くと、谷がまた分岐する。その対岸に面白い石の重なりが見える。

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この様な石は、僕には「道標(ミチシルベ)」に思われる。

上森さんが周りの掃除をした。

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全容が見えると、それはただものではない、「重ね石」。

そしてこの石の側に行き、示す方向を見ると、かなりの巨石が見える。

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「山椒」のかなり大きな木が生えている。
神河町には「山椒」が多いようだが、「山椒」の生えている地域も、僕は聖地ではないかと思うようになってきている。

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先ほどの「重ね石」が示していた巨石。

僕には、「ここから登れ!」と言っているように思える。

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林道脇の、なんとなく龍の頭のように見える石から尾根に取り付く。

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石が上方へと繋がっている。

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この辺りから見た、先ほどの「重ね石」。
誘うような方向性がよく分かる。

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かなり面白い。

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この様に並んだ石もあり、これは「東西」を示していた。

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石の並びは、上へ上へと誘う。
ただ傾斜はかなりきつい。
植林がされていて、ジャングル化していないので、割合歩き易い。

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かなりの巨石も。

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岩盤も現れる。

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少し離れた場所に、洞窟のようなものが見えるので、行ってみた。

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明らかな洞窟。
背後には、白く輝く岸壁。

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奥行きは深くはないが、水が染み出している。
これは「聖なる石」。

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岸壁の光具合も面白い。

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植林が成されておらず、見通しがきけば、明らかに「鏡石」。
その光り輝くさまは、遠くからでも確認できるはず。

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洞窟部分の石の構成。

さらに上に進むと、またもや岸壁が見える。

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かなり大きいが、樹木に覆われている。
稜線直下なので、これも樹木で覆われていなければ、日の光が当たって輝く「鏡石」だったのではなかろうか。

稜線にたどり着く。

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写真では分かりづらいが、先ほどの岸壁は、主稜線から少し出っ張ったコブ上の部分にあるようだ。
植林が、その全てを隠してしまっている。

「869mの名も無い山」の山頂にたどり着く。


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山頂まで、びっしりと植林はされているものの、この山はやけに気持ちが良い。
爽やかな風が、吹き抜ける。
妙に不思議な感じがする。
上森さんが言うように、ここは特別の「聖なる場所」のように思える。

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木漏れ日も心地が良い。

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山頂に木漏れ日。

通常、びっしりと植林された場所は、どちらかというと気持ちが悪い。
それなのにここは気持ちが良い。

この不思議な心地よさは、写真でも言葉でも伝えようがない。
この時に、この場所にいてこそ味わえる。

ちょうど時刻は、12時30分。山頂で昼食。

つづく

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