昨年(2,013年)1月29日~30日、熊本県に行った。
目的の第一は「荻野寿也景観設計」の荻野さんの材料検品。ついでに、依然二度ばかり行った「黒川温泉」にも行こうということで、お誘いを受けた。
メンバーは前回と同じで、荻野さんと「古川庭樹園」の古川元一さん。「喜多庭園設計」の喜多さん、そして僕「OM環境設計」の武部正俊の4名。
29日は地元の業者の方と共にレンタカーで植木畑を巡り、夕刻、「黒川温泉」の「のし湯」に泊った。 
のし湯のロビーに入るとテーブルの上に「季刊誌黒川温泉 湯のはた新聞」が置かれていた。

押戸石-新聞00001

真ん中に立つ町長の両脇に巨石。注連縄まで巻かれている。「磐座」!!「ここに行きたい!」が僕の第一声。部屋に案内される前に、この石のある場所を教えてほしいと、マネージャーに尋ねる。「冬は雪が積もり、道路が閉鎖されます。」というつれない返事。

その晩から僕は急な体調不良。まともに寝れない状態になってしまった。
朝ごはんも食べることができない。しかし、新聞に出ていたあの石あるところへ行きたい。荻野さんに再度、石のある場所を尋ねに行ってもらった。ダメ元で出発する。薄らと雪が所々にあったが、スタッドレスタイヤのレンタカーを借りていたので全く問題はない。確かR212から少し入ったところだったと思うが、体調不良で頭がぼんやりしていてあまり覚えていない。確かにゲートもあって道路の封鎖もされている。ただ目的地に至る道路はゲートも開かれていて、問題なくすいすい行けた。

周辺は牧草地でススキなどのイネ科植物だけが生えている。樹林はまばら。冬枯れの風景で、目的の山は草刈りもされている。登るに従い、稜線に石がポツポツ見えてくる。登るにつれはっきり見えてくる石群に、僕は体調不良も吹っ飛んでしまった。
360°見渡せる景観の中、ここにだけ集中している石が意思を持ち、意志を発散しているようにも思えた。まさに宇宙と大地がつながっている。エネルギーが循環している。


P1070590
(2,013年1月30日 武部正俊撮影 以下同じ)

P1070592

P1070594

P1070596

P1070597

P1070599

P1070600

P1070602

P1070605

P1070609

P1070612

P1070613

P1070616

P1070617

P1070620

P1070621

P1070623

P1070624

P1070629

P1070631
 
P1070628

P1070638

この稜線上に展開されている石群に接すると、どんな解説も陳腐に思えてしまった。
 
P1070640

P1070644

遠く離れても太陽石と名付けられている石は、威容を見せつけている。

押戸石は現在、「NPO法人押戸の丘南小国町観光協会」によって管理されているようで、ジャングルに埋もれていない稀有な磐座と言える。 「ペトログラフ」が書かれているともいわれているが、僕にはよく分からない。
常にあることだが、押戸石は人工のものではなく、自然の産物という考えもある。その一つが、熊本大学 名誉教授の入口紀男さんが「押戸石の丘」というタイトルで書いている。
僕は磐座探索を始めてかなり多くの磐座に接してきたが、自然とも人工とも言い難いと思えるようになってきた。勿論、巨大な岸壁など自然の産物と明らかに思えるものから、これは完全に人口と思えるものまでいろいろある。その両方が混ざっていると思えるものもある。
最近思いを強めているのが、地球という存在が意思を持った生命体ではないかということ。その地球がその意思を示している のが「磐座」ではなかろうか。したがってそこがパワースポットでもあり、それらが地球上前面にネットワーク状に張り巡らされているのではなかろうか。
超古代人はそれらを敏感に察知して、その地を聖地として、祀ってきたのではなかろうか。

つづく