4月8日
昨日から和歌山の「緑風舎」での作業再開。
昨日掘っておいた大きな「南京ハゼ」の移植を行う。


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既に、枝の剪定は済ませている。

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崩れないように、大きな緑化テープとJロープで根鉢を巻く。重量を減らすため根鉢は小さめにする。

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植え付け予定地に、少し大きめに植え穴を掘り、土壌改良のため真珠岩系パーライト(ネニサンソ)を混ぜ込んでおく。

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2トン近い重量なので、2.9トン吊のこのトラッククレーンでほぼギリギリ。

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場内移動なので、立てたまま慎重に。通常の道路運搬だと4トントラック以上でないと無理だろう。

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植穴に粉炭(みのり炭素)を入れ混ぜる。

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さらに、「ピートモス」も混ぜる。僕は植栽する時、必ず土壌改良をする。本来動かない植物を、無理やり移動させるのだから、植物に対する最低限のマナーだと思ってやっている。おかげで活着率は高い。その後の生育もよい。

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根巻は必ず外す。これも植える樹木に対するマナーだと思っている。さらにホークなどを使って根鉢を崩す。この方法は、盆栽の植え替えからヒントを得た。盆栽の手入れ方法は、植物を扱う上で最も高度な技術であると思っている。そして、根元を洗うように水を掛けながら、土壌改良した土を入れてゆく。このようにすると、根と土壌改良した土との接触面積が飛躍的に増大する。それが発根促進につながる。

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水道の蛇口にはピンクの「テラファイト」。テラファイトはゼロ磁場発生装置で、水のクラスターが小さくなり、水分子の振動周波数も高くなるらしい。植物に対しても、周囲の環境にもいい影響があるものと信じて使っている。比較実験などは行っていないが、結果は良いように思う。

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周囲に土手を作り、水を一杯入れて、スコップ等で捏ねて、根と土壌改良をした土とを馴染ませ、密着させる。このようにすると、多くの場合、支柱をしなくとも、木が倒れることは少ない。

ここまでの作業を済ませて、僕は現場を離れたので、後の写真はない。


4月1日に「花盛りの緑風舎」というタイトルでエントリーしたが、1週間でさらに緑風舎の庭は花盛り。

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外部の石組と花。この部分はウエルカムカラーの黄色い石「龍門山」の「蛇紋石」を使った。

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玄関前も花盛り。

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このような石組も、花に取り囲まれて何となく嬉しそう。僕の欲目だろうか。

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ベンチ周りも色鮮やかに。いずれテーブルも作ってみたい。

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目地にも一杯宿根系の草花を植え付けておいた。植物は意外とこのような隙間環境が好きなようだ。

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背後の平戸ツツジが茂ってくれば、より色合いが映えるだろう。

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大きな棗型手水鉢もベンチの支柱として、そしてプランターとして生まれ変わった。手水鉢のままだと、今は使い道がない。

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石組のクライマックス部分。花の色合いは抑え目にした。背後の常緑樹の茂るのが待ち遠しい。手水鉢から黄色い「蛇紋石」の方向が東西ライン。緑風舎の主庭の改造は、このラインを決めるだけでスタートした。図面は描いていない。石はほとんど全て、この庭で使われていたものを使った。どのような石があるかもわからない状態で、石組をスタートしている。必要なものは全て出てきた。ほとんど何も考えず、直感だけで石を組んでいった。実に充実した楽しい仕事であった。

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石の反り橋から奥の小振りの「蛇紋石」の石組へのラインが南北軸。橋の中央が東西南北の交点、クロス。天地をつなぐ。そこに人が立つ。
クロスポイント「テラファイト」のゼロ磁場と同じ。これが僕のコンセプト。

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立石と平天場の石。これもクロスの表現。「西芳寺」の影向石周辺の石組や、「酬恩庵」の「虎丘」の石組にも、同様の表現が見られる。いずれこの事についても書いてみよう。

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井筒周辺も花盛り。この井筒もこの庭から出てきた。これは飾りではなく、実際に井戸がある。しかも現役、庭の散水用に使われている。

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この石組が緑風舎庭園の原点。いつ誰が作ったものか分からないが、この石組の前にお社があったようだ。正しく磐座。
樹木で覆われ隠れていたのを、僕が日の光をあてた。どのようなシーンでも、磐座には太陽光があたるべきだと思う。


(掲載写真は全て、4月8日に武部正俊の撮影)