25年熟成 「美酒・旨酒」

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ボクがガキの頃、カープは強かった。
中学生の時の日本シリーズ対西武戦は
自習の時間になって
先生も一緒になって見た。

優勝したあとの街の様子は鮮明に覚えている。
店の軒先に振る舞い酒が出され
大人たちは何よりも「楽しそう」だった。

ボクもいつかその喜びに浸りたいと思った。


だがしかし…。


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旧市民球場は閑古鳥。
それでもボクらは通った。
高校生の頃
6番ゲートはボクらの待ち合わせ場所だった。

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大学で広島を離れても
帰省のタイミングは
カープのスケジュールに合わせていた。


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ボクと同じ35〜40歳くらいのくらいの世代は
ガキの頃の強いイメージのまま
みんな大人になっていたと思う。
この球場には本当にたくさんの思い出が詰まっている。

ブラウン監督くらいから
少しずつチームが変わっていった実感はあった。
それでもBクラスが続いた。


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旧市民球場に別れを告げて
マツダスタジアムへ。
そしてBクラスへも別れを告げて
クライマックスシリーズへ。
カープが強くなってきた実感があったけど
正直「Aクラス」が悲願だった。

FAで次々と選手が流出。

貧乏を恨んだり
FAで潤う球団を恨んだり…。
挙句
それまでカープの為に尽くしたFA選手に憎しみをぶつけたり…。

ボクだけじゃないと思う。
多くのカープファンがやさぐれていたと思う。

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ボクの高校時代
一つ上の先輩に
二岡さんと福原さんがいた。
夏の広島県大会。
県工に負けた。
そこに新井さんがいた。

その後大学を経て
カープに入った新井さん。
どれだけミスしても食らいつき
やがて本塁打王に輝いた。

そして黒田さん。
讀賣キラーとして
強きチームに立ち向かう姿を見てきた。
FA権を行使せずカープに残ると会見をしたとき
心の底から感動した。

でもカープは弱かった。
新井さんは阪神へ。
黒田さんはメジャーへ。



当時のボクの記憶。
新井さんに対しては
正直「そりゃねえよ…」と失望した。
黒田さんには
「(カープが弱くて)申し訳ない」と思う気持ちが強かった。
自分の夢を封印して
何よりカープの為に残ってくれたのに
ガラガラのスタンドは…。
当時のエントリー

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正に暗黒時代。
チームは迷走を続け
ボクたちは「優勝」って言葉を
口にしちゃいけないんだって・・・。

そう思った。

ボクは広島を離れた。
それでもカープは忘れられない。
カープが好き。
ガキの頃から日常に「カープ」があって
家族や友達と市民球場に通ったのは
良い思い出。
ゲートをくぐって視界に入ってくる
緑の芝に
いつもワクワクした。
球団創設からの初優勝の頃は知らない。
だけど親戚たちからよく聞いていた。
広島の夜空に初めて
ナイター照明が灯った日の事も。

だから広島を離れても
カープは誇りだった。


カープの球団歌「それ行けカープ」の4番の歌詞に
『晴れの暁 旨酒を酌みかわそう』
と言う一節がある。

ガキの頃見た
優勝に湧く広島の街の姿。
酒が飲める歳になったらボクも!
と夢見るも
『鯉のぼりの季節まで』。

本当にずっとそんな感じだった。
とにかく長かった。

先述の球団歌の4番はこう続く。

『栄冠手にする その日は近いぞ
優勝かけて 優勝かけて
逞しく強く踊れ』

今年のカープはこの歌詞の通り
逞しく強く踊った。

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「現実は小説より奇なり」
「野球は筋書きのないドラマ」

黒田さんと新井さんのカープに戻る経緯は
今やそこら中にあふれているので割愛するが
こんな結末が待っているとは
思いもしなかった。
黒田さんと新井さんが戻ってきてくれた事ですら
物凄いドラマなのに
それが黒田さんの登板日に
最後のボールを新井さんが捕って優勝。

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この試合を東京ドームで見られたことは
ボクの一生の思い出。

25年間はあまりにも長かった。
初優勝を知る親戚のおじさんたちの多くが亡くなった。
歓喜に沸く広島の街を見せてあげたかった。

 
優勝の瞬間の東京ドーム。
喜びと奇声と涙。
色んな感情が爆発していた。

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おじさんが
おばさんが
兄ちゃんが
ネエちゃんが
こぶしを突き上げ
笑いながら目を腫らす。


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その夜は
東京ドーム
飯田橋
三軒茶屋
と飲み歩いた。

酒が飲める歳になってすでに19年が過ぎた。

25年熟成の「美酒・旨酒」

カープファンで良かった!
 

記憶

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あの日から71年。
あの年に生まれていても、71歳。
いったいどれだけの人が
あの日の事を「記憶」として覚えているのだろうか。

ご挨拶

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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

足元にあふれる「夢」

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分からないものが分かり始めることに
「コーフン」を覚える。
「探究心」が人間の本能なら
釣りは至高の遊びとなる。
身近に久々にドキドキできる遊びを見つけた。

24H三陸弾丸釣行

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移動8時間、釣り8時間、移動8時間。
三陸への釣行は一日で可能。

あの震災以来、初めて三陸に「遊び」に行く。
それだけでワクワクしていた。

不束者

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すべての魚に感謝しないといけないのは分かってる。
だけど、こっちにだって事情がある。

2015桂大戦第2弾

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前回は、突貫釣行の感が拭えなかった。
「解禁して間もないから、ありものフライでなんとかなるでしょ」なんて気持ちがあったのも事実。
やはり桂川の魚には、きちんと向かい合わなければならない。
弾をこめ始めた。

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