2007年11月

2007年11月03日

オーベルジュ土佐山 - 食事編

オーベルジュというのはフランス語で「宿泊施設付きのレストラン」を意味するそうです.宿泊に料理がついてくるのではなくて,料理を食べたついでに泊まっていくということですね.今回はオーベルジュ土佐山のディナーと朝ご飯を紹介したいと思います.

こちらは10月サービスの里芋の炭火焼です.蒸した里芋を1時間炭火で焼いています.ほくほくしていて美味しいです.
里芋

こちらは土日宿泊者限定で提供される田舎寿司です.
野菜寿司

次はコースメニューの前菜です.左から時計回りに二十日大根,チャンバラ貝旨煮,むかごの塩蒸し,沢蟹姿揚げ,いたどり土佐煮です.
前菜

造りは間八のへぎ造り,烏賊焼霜です.
刺身

料理の前半戦はシャブリを頂きました.
シャブリ

煮物は白身魚おろし煮です.地の筍が添えられています.
白身魚

焼物は雨子(あめご)雲丹,磯辺焼です.
あめご

ここで替鉢の茶碗蒸しが登場しますが,写真は取り忘れたので割愛します.地の椎茸がたくさん入って美味しかったです.

後半戦に入る前に,追加メニューの「土佐ジロー」の炭火焼(一人前2,625円)を注文しました.
土佐ジロー

コリコリしていて非常に歯応えのある味わいです.
土佐ジロー2

後半戦からはハウスワインの赤ワインを頂きました.
赤ワイン

油物は穴子二身揚げです.
穴子

酢物は鰹の藁焼たたきです.本場だからという訳ではないでしょうが,スーパーで買う鰹とは風味がだいぶ異なります.
鰹

白御飯,鱧清まし汁,香物の三種盛,料理長特製のからし味噌です.
ご飯

最後にデザートは,和風プリン黒蜜かけと梨です.
デザート

番外編はオーベルジュ土佐山のワインリストの紹介です.
シャンパーニュと白ワイン
白ワイン

赤ワイン
赤ワイン

ハーフワインの選択肢も結構あるので,少人数でもいろいろなワインを試すことができます.値付けもなかなか良心的といえるのではないかと思いました.残念な点としては,泡系がモエとヴーヴクリコしかなく,お値段が高めになってしまうので,リーズナブルなスパークリングワインの品揃えもあってもいいかなと思いました.

以上でディナーはすべて終了です.私はオーベルジュと冠された施設に行くのは今回が初めてでした.事前に調べていたブログ等では,オーベルジュという名に比べて料理が負けているという人もいて心配していたのですが,実際に行ってみて感じた印象は,失礼な言い方かもしれませんが,想像していたよりずっと美味しかったです.豪華な食材というわけではないですが,地のものを美味しく食べるというコンセプトからすると充分に満足できる内容でした.残念だったのはお造り系が冷えて出てきたので,予め用意した上で冷蔵庫に入れてあるのだと思いますが,味は美味しかったので良しとします.ダイニングの従業員もきびきびしていて好感が持てました.

続いては翌朝の朝食です.
朝食

朝食は他のブログにもあるとおり,温泉宿で出る和定食といった感じでしたが,味は普通に美味しかったです.

最後に気になる宿泊料金ですが,税込みで1人16,950円(追加料理,お酒を除く)です.おしゃれな施設に宿泊して,温泉に入って,美味しい食事が2食ついてこの値段は個人的にはかなりお値打ちだと思うのですが,いかがでしょうか.休前日も宿泊料金を変えていないのも良心的だと思います.おかげで週末の予約はだいぶ先まで埋まっているようですが・・・以上でオーベルジュ土佐山1泊2日の旅のレポートを終わります.


one_last_farewell at 10:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 国内旅行